「東京五輪記念硬貨」はどんな硬貨?
1964年(昭和39年)に東京で開催された第18回夏季オリンピックを記念として発行された記念硬貨になります。
額面は100円と1000円の2種類があります。東京五輪記念硬貨のデザインは前島昌子さん作品で、100円の東京五輪記念硬貨の裏面には太陽に重なるように算用数字の100がデザインが採用され、表面には聖火台に重なるように五輪のマークが描かれています。
1000円の東京五輪記念硬貨の裏面には円を作るように桜の模様が配置され、五輪マークの上に算用数字の1000がデザインされ、表面には日本の象徴ともなっている富士山と国花でもある桜が富士山を囲うようにしたデザインが施されています。
また、両方とも銀貨となっており、素材は銀合金。約1500万枚発行された1000円記念硬貨には銀が92.5%、銅が7.5%含まれてるのに対し、約8000万枚発行された100円硬貨は銀60%、銅30%に亜鉛が10%プラスされています。
品位と発行枚数を比較しても、1000円の東京五輪記念硬貨の方が100円の東京五輪記念硬貨に比べて希少性があるため、価値が高めとなっています。