税関発足150周年 84円切手とは?
今回ご紹介するのは2022年11月28日に発行された記念切手「税関発足150周年84円」です。
図案は2種で、それぞれがペアになるよう配置されています。発行枚数は500万枚(50万シート)。シート単位での販売となっているため、バラ売りなどは行われていません。
税関発足150周年 84円切手とは
どんな切手?
1853年、ペリーが来航したことにより鎖国状態だった日本は貿易を開始。そして19年後の1872年11月28日、これまで「運上所」としていた機関を「税関」と改めました。
日本ではこの日を「税関記念日」としており、今回の「税関発足150周年」もこの日に合わせて発行されました。
日本における「税関」での主な業務は税金の徴収、通関の手続きとなりますが、この中には「国の産業を守る」、「密輸の取り締まり」なども含まれます。
「税関発足150年」の余白部分には税関の仕事、業務内容がイラストで描かれており、子どもでも理解しやすく、手に取りやすいようなデザインとなっています。
税関発足150周年 84円切手の特徴
税関発足150周年84円切手の図案は2種、「航空機とコンテナ船」「麻薬探知犬とハンドラー」です。
「航空機とコンテナ船」には青い空、青い海に浮かぶカラフルなコンテナ船が目を引くデザインとなっており、「麻薬探知犬とハンドラー」には白い大型犬(ラブラドール・ レトリバー)を引く男性ハンドラーと茶色い大型犬(ジャーマン・シェパード)を引く女性の姿が描かれています。
実は現在、日本で麻薬探知犬として活躍している犬種はこのラブラドール・ レトリバーとジャーマン・シェパードの2種類となっています。「税関発足150周年」はこうしたポイントも細かく、そして忠実に描写されている点が見どころになっています。
この図案を担当したのは切手デザイナーの貝淵純子氏です。貝淵氏は現在普通切手として販売されている63円切手「ソメイヨシノ」、84円切手「ウメ」を担当したことで知られています。
ちなみに50年前(1972年)の「税関発足100周年」は3代目歌川広重の「横浜波止場と異人館」が採用されましたが、今回の「税関発足150周年 84円」は前回のものとはデザインや雰囲気を大きく変更しており、子どもから大人まで親しみやすい可愛いらしい切手になっています。
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