国際文通週間切手とは?
ここでご紹介するのは、2022年10月7日に発行された特殊切手「国際文通週間」(正式名称は「国際文通週間にちなむ郵便切手」)です。
図案は全部で5種類。10枚ずつまとめたシートが各額面で200万枚(各20万シート)ずつ数量限定で販売されました。
国際文通週間切手とはどんな切手?
2022年に発行された国際文通週間切手は、1枚あたりの価格は7円切手が70円、70円切手が700円、90円切手が900円、110円切手が1,100円、130円切手が1,300円となっています。
なお、こちらは同一の図案が10枚並べられている構成となりますが、シート単位での販売であるためバラで購入することはできません。
国際文通週間切手は1958年(昭和33年)から毎年発行されている切手です。
1957年、第14回万国郵便大会議で掲げられた「世界の人々が文通で文化の交流を図り、世界平和に貢献しよう」という内容のキャンペーンに参加するべく、日本は「国際文通週間にちなむ郵便切手」を発行しています。
国際文通週間切手の特徴
2022年、「国際文通週間」の図案に採用されたのは葛飾北斎の日本画です。
7円と70円には「黄鳥 長春」が異なる画角で切り抜かれており、90円切手に「冨嶽三十六景・礫川雪ノ旦」、110円切手に「冨嶽三十六景・東海道品川御殿山ノ不二」、そして130円切手に「冨嶽三十六景・甲州犬目峠」が採用されています。
現代人にも親しまれている葛飾北斎の絵は大胆な構図、「北斎ブルー」と呼ばれる青色の使い方が特徴です。
北斎の絵はさまざまな場面で商品化されていますが、この国際文通週間切手は「封筒に貼るとお洒落」「北斎の絵がミニチュアサイズになったようで可愛らしい」と評判が高く、コレクター以外の層にも人気があるといいます。
ちなみに、過去に発行された国際文通週間切手には「プレミア切手」とされるものがいくつか存在します。
プレミア切手になる切手の共通点として「発行枚数が少ない」というものがありますが、2022年の「国際文通切手」は各20万シートと比較的少ない発行数であることもあり、今後プレミア化する可能性も考えられます。
この切手の図案を担当したのは切手デザイナーの玉木明氏です。これまで担当した切手は800種類で、「これぞ日本」と感じられる切手のデザインを得意としています。
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