世界遺産シリーズ 第15集 84円切手とは?
ここで紹介するのは2022年8月17日に発売された特殊切手「世界遺産シリーズ〈第15集〉」です。
切手の種類は10種類。発行数は500万枚(50万シート)となっており、1シート840円で発売されました。
なお、この切手はシート単位での発売であるためバラ売りはされていません。
世界遺産シリーズ 第15集 84円切手とはどんな切手?
世界遺産シリーズ〈第15集〉切手は2004年以降に登録された日本の世界遺産を題材としている「世界遺産シリーズ」の一つで、シリーズ第15作目となる記念切手です。シリーズ初版は2006年で、これまで「富士山」「百舌鳥・古市古墳群」といった遺産が題材として選ばれてきました。
なお、日本郵便では「海外の世界遺産シリーズ」というシリーズ切手も発行していますが、本シリーズは日本の世界遺産のみを厳選しているという点がポイントとなります。
建築物、景観だけでなく、生物や自然、文化といったあらゆる分野が図案となっているのも特徴のひとつで、第15集は「北海道・北東北の縄文遺跡群」が取り上げられています。
世界遺産シリーズ 第15集 84円切手の特徴
2004年以降に認定された国内の世界遺産をテーマにしている「世界遺産シリーズ」。第15集は北海道・北東北の縄文遺跡群が題材となっています。
図案に採用されたのは「遮光器土偶」や「漆塗り注口土器」、「大木式土器」、「ヒスイ製大珠」など10種の遺跡です。とくに目を引くのはシート左側(余白部)に大きく描かれた「遮光器土偶」で、こちらは同様のデザインが切手本体にも採用されています。
遮光器土偶は東北地方の特徴的な土偶で、紀元前1000年~紀元前400年頃に制作されたものです。
名前の由来はイヌイットが着用している遮光器に似ていることからとされており、この土偶は東京国立博物館で展示が行われています。
この時期に作られたた土器は女性の胸、臀部をダイナミックにデフォルメしたものが多いといわれていますが、この第15集では「女性のようにも見えるし、男性のようにも見える」また、「大人にも子どもにも見える」という不思議な土偶も図案に採用されています。
切手のデザインは切手デザイナー星山理佳氏。まるで写真を見ているかのようなリアルな表現が特徴となっています。
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