沖縄復帰50周年84円切手（5種）とは？
2022年5月13日、特殊切手「沖縄復帰50周年84円5種」の切手シートが発行されました。
全5種のデザインをほどこした切手が各2枚、計10枚が1シートにおさめられています。発行数は70万シートで、価格は1シートあたり840円となっています。
沖縄復帰50周年84円切手（5種）とは
どんな切手？
沖縄復帰50周年84円切手は名称を見ても分かるように、この切手は沖縄が日本に復帰した1972年から50年が経過したことを記念して発行されたものです。
沖縄という土地が育んできた文化や伝統、そして多くの人に愛される沖縄ならではの特産品、そして現在と未来の沖縄をイメージしたデザインが採用され、明るい雰囲気の特殊切手に仕上がっています。
ちなみに、ここで紹介する「沖縄復帰50周年」以外にも、20周年、25周年、30周年、40周年……など、沖縄復帰の節目になる年には、それぞれ記念切手や沖縄特殊切手が発行されています。
沖縄復帰50周年84円切手（5種）の特徴
1945年、太平洋戦争が終結して以来、激しい地上戦の末にアメリカ軍に占領された沖縄は、長らく日本から切り離されてアメリカの統治下にありました（一応は「琉球政府」という自治政府が設けられたものの実権を握っていたのはアメリカで、ドルが流通し街には英語の看板があふれました）。
そんな沖縄が日本に復帰を果たしたのは、終戦から20年以上も経過した1972年のことです。
2022年は、そんな沖縄返還から50年が経過したという記念すべき年であり、さまざまな記念事業が行われていますが、特殊切手の発行もそのひとつです。
この記念切手は、「特産品」「文化・芸能」「歴史」「自然」「沖縄復興」と名づけられた5種からなり、カラフルなイラストがデザインされています。
デザインのベースになっているのは沖縄に古くから伝わる染色「紅型」で、色彩豊かでオリエンタルな雰囲気が感じられる仕上がりになっています。
たとえば「文化・芸能」と題された切手では沖縄に伝わる「エイサー」が図案化されており、賑やかな音が聞こえてきそうなパワフルな仕上がりになっています。
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