日本国際見本市記念切手とは?
日本国際見本市記念切手は1954年に発行された切手です。
額面は10円。図案には「輸出品の象徴」が採用され、赤一色の単色刷りで発行されました。
この切手は当時のコレクターからも「デザインがわかりにくい」と不評だったというエピソードを持つ切手です。
そのため、現在も特段高い価値が付く切手と分類されるものではありませんが、シート状の切手など「美品」であれば高価買取の可能性もあります。
日本国際見本市記念切手の歴史
戦後、「切手展」、「機械展」などさまざまな展示会が各地で開催されていました。
この国際見本市は、そうしたジャンル分けをしない「全業種型展示会」であり、当時の日本が戦後復興を進めている姿、またまもなくやってくる「高度経済成長」を諸外国にアピールする展示会であったといえます。
1954年の国際見本市は大阪で開催。アジア初のとなった見本市は海外の出展も多く、一般の入場者は「海外の雰囲気を味わえる」と大盛り上がりだったといいます。
日本国際見本市記念切手の種類
日本国際見本市記念切手の図案は「輸出品の象徴」です。
漠然としたテーマで注文を受けた図案作成者は何度も修正をせまられ、非常に苦労したというエピソードが残っています。
ちなみに、図案に描かれているのは「世界」を意味する地球と歯車、真珠と真珠貝、貝製のボタンです。貝製ボタンは日本が世界に誇る輸出商品のひとつであったといいます。
ある種特殊なエピソードを持つ「日本国際見本市記念切手」ですが、希少価値という点でみるとそう高くはありません。しかし、シート状切手などの「美品」であれば高価買取も期待できます。
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