皇太子帰朝記念切手とは?
皇太子帰朝記念切手は1953年に発行された切手です。
額面は5円と10円。5円切手には鳳凰が赤色単色刷りで、そして10円切手にはタンチョウが青色単色刷りで描かれています。
皇太子帰朝記念切手は現在も人気が高く、バラ切手であっても美品であれば高価買取が期待できます。
皇太子帰朝記念切手の歴史
皇太子帰朝記念切手は、皇太子(現在の上皇昭仁さま)がヨーロッパから無事にお戻りになることを記念して発行されました。ヨーロッパご訪問の主な目的はエリザベス2世の戴冠式の出席です。
当時は飛行機ではなく船での移動であったこと、また昭和天皇(裕仁さま)ではなく、成人前であった皇太子がご訪問されたという点にも注目が集まりました。
なお、皇太子帰朝記念切手には1921年に発行されたものも存在します。こちらは裕仁皇太子がヨーロッパからお戻りになった際に発行されました。
皇太子帰朝記念切手の種類
皇太子帰朝記念切手は5円切手「鳳凰」、10円切手「タンチョウ」の2種類です。図案は公募により決定されました。
実はこの公募の際、皇太子の肖像が描かれたものが上位として選出されていました。
しかし、お顔の上に消印が押されることを懸念し、この案は不採用に。こうした経緯から鳳凰とタンチョウのデザインが採用されたというエピソードが残っています。
発行枚数はそれぞれ300万枚です。決して少ないとはいえない数字ですが、天皇陛下シリーズは当時から多くの人が記念に購入されたこともあり、現在も未使用品、初日カバー(発行当日の消印がついたもの)には高い価値が付きます。
皇太子帰朝記念切手の買取なら
福ちゃんにお任せください!
切手は長期保存の難しいアイテムですが、美品であれば買取値段が上がる切手も存在しますので、切手に詳しい査定員の在籍する福ちゃんにお任せください。
お客様に満足していただける買取になるよう従業員一同、力を入れて査定させていただきます。