日本貿易博覧会切手とは?
日本貿易博覧会切手は1949年に発行された切手です。
横浜市で開かれた大規模な貿易博覧会を記念し作られた記念切手で、図案には博覧会のシンボルである記念塔が大きく描かれています。
この切手自体は1種類のみの発行となっていますが、「目打ち」と呼ばれる点線状の穴があるものとないものの2種類が存在しています。
日本貿易博覧会切手の歴史
1947年、三重県で戦後復興を祈り開催された小さな博覧会がきっかけとなり、全国各地で同様の博覧会が開かれるようになりました。
翌年3月、神奈川県と横浜市が主催となり「日本貿易博覧会」を開催。
この開催記念として発行されたのがこの「日本貿易博覧会切手」で、当時はこの切手以外に絵葉書やマッチなどの記念品も販売されました。
なお、この博覧会はGHQの許可を得て開催されており、第二会場となる神奈川会場ではアメリカの生活用品や科学製品、衣類や映画なども展示されていたという記録も残っています。
また、当時の入場者数は300万人を超え大盛況を呼びましたが、その背景には9000万円以上の赤字があったといいます。
日本貿易博覧会切手の種類
日本貿易博覧会の切手は1種類で、額面は5円のみ。図案には「日本貿易博覧会記念」の文字と記念塔が描かれたものが用いられ、赤色単色刷りととなっています。
なお、この切手は20面シートと50面シートが発行されており、目打ちありのものが300万枚、「無目打ち」と呼ばれるものが200枚発行されました。
現在では「目打ちがあるもののほうが価値が高い」とされているようですが、無目打ちでもシート状で保管されているものなど「美品」と呼ばれる状態であれば高価買取が期待できるでしょう。
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