長野逓信展記念切手とは?
長野逓信展記念切手は、1948年に発行された記念切手です。
台紙に切手1枚を刷り込んだ小型シートとして発行されており、額面は15円です。
また、デザインは普通切手として使用されていた産業図案切手から流用したものとなっています。
長野逓信展記念切手の歴史
終戦後すぐ、当時の逓信省は東京を皮切りに全国各地で逓信(郵便・通信)に関する展覧会を開催し、好評を博しました。そして1948年10月、長野県でも「われらの逓信文化展覧会」が開催されます。
その開催を記念して発行された切手が、長野逓信展記念切手です。逓信展の記念切手の多くがそうであるように、デザインはオリジナルではありません。
長野逓信展記念切手の場合、先述のように、当時発行されていた産業図案切手のひとつをもとにして記念切手が作られました。
長野逓信展記念切手の種類
長野逓信展記念切手は、額面15円の1種類のみです。
切手1枚が台紙に刷り込まれた小型シートとして発行されており、台紙には長野の名所の風景を描いた絵とともに「われらの逓信文化展覧会記念 昭和23年10月 長野」と記載されています。
切手のデザインは、すでに紹介したように普通切手として使用されていた産業図案切手から流用されたものとなっています。
各地の展覧会で発行された逓信展記念切手は、終戦後すぐで国力が十分に回復しておらずオリジナルの切手を製造する余力がなかったこともあって、当時の普通切手を流用するのが一般的でした。
長野逓信展記念切手で選ばれたのは、さまざまな産業に従事する人々の姿を描いた産業図案切手のひとつで、「紡績女工」と呼ばれるものです。
文字通り、紡績工場で働く女性をテーマにしたもの。顎がややがっしりとした美しい容貌の女性が、微笑みながら仕事に励んでいる姿が描かれています。
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