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熊本逓信展記念切手とは?

熊本逓信展記念切手は、1948年に発行された切手です。
3円80銭が2枚、1円50銭が2枚、合計10円60銭の小型シートとなっています。

この切手には風景などのイラストが使用されておらず、旧字体の「日本郵便」と額面、そして額面の周囲に模様が付くというシンプルなデザインとなっています。

新昭和切手」を流用したもので、目打ちと呼ばれる点線状の穴、また裏糊加工が行われていません。

目次

熊本逓信展記念切手の歴史

熊本逓信展記念切手

1947年、東京で開催された「郵便切手を知る展覧会」は、1週間という開催期間で来場者数26万人を記録した大人気イベントで、京都、福岡、札幌でも大成功をおさめました。

これを受け、逓信省は「逓信事業の啓発」を目的とした切手展を全国各地で開催。熊本では1948年9月に「明るい逓信展覧会」が開催されました。

この切手はその開催を記念して発行されたものですが、過去に発行された逓信展記念切手に比べ、絵柄が少なく、1枚あたりの額面が安いという特徴を持ちます。

熊本逓信展記念切手の種類

熊本逓信展記念切手

熊本逓信展記念切手は3円80銭が2枚、1円50銭が2枚で構成された小型シートです。種類はこの1種類のみとなっています。

なお、青森や福島で開かれた同名の展覧会では「瀬戸内海舞子の浜」が描かれた小型シートが販売されましたが、熊本展ではこれと異なる図案を採用しています。

切手展は全体的に図案の流用が多く見られましたが、熊本展では新昭和切手のデザインを流用しています。

ちなみに熊本逓信展記念切手には「みほん切手」が出回っており、こうしたものは非常に高価な額で取引されているといいます。

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