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第1回社会事業共同募金切手とは?

第1回社会事業共同募金切手は、1947年に発行された記念切手です。

この切手は寄付金付きの切手で、額面は「120+80(1円20銭+80銭)」となっています。

また、「community chest(共同募金)」と書かれた球体のマークが中央に描かれており、その上に「社会事業共同募金」と明記されています。

目次

第1回社会事業共同募金切手の歴史

第1回社会事業共同募金切手

社会事業共同募金は、現在では「赤い羽根募金」として知られる社会福祉事業です

この事業を後押しするために、第1回社会事業共同募金切手が発行されました。寄付金付きの切手であり、寄付金が事業にあてられる予定になっていました。

ただし、発行された1947年は国民の生活を苦しめた長い戦争が終わってようやく2年が経過した頃で、当時は切手を買って社会事業に貢献するよりもまず今日の食事を心配しなければならないような人も少なくありませんでした。

そのような事情もあり、第1回社会事業共同募金切手は1000万枚が発行されたものの、相当数が売れ残ったといいます。

ちなみに「第1回」としていますが、翌年には名称を変更した「共同募金・赤十字募金運動切手」が発行されており、第2回、第3回……と続くことはありませんでした。

第1回社会事業共同募金切手の種類

第1回社会事業共同募金切手

第1回社会事業共同募金切手は「1円20銭+80銭」の1種類のみです。

大きく描かれた球体は募金のシンボルマークで、上から「社会事業 共同募金」「community chest」という文字が記されている他、額面を示す「壱円弐拾銭」の文字があります。

また、寄付金を示す「120(20に下線)+80」という記載もあります。

ちなみに、前述のように1000万枚ほど発行されたもののかなり売れ残ったということもあり、残存数が多く希少価値はそれほど高くありません。
とはいえ、歴史的な価値がある切手であることに違いはありません

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