司法保護記念日記念切手とは?
司法保護記念日記念切手は、1947年に発行された記念切手です。
スズランを持つ手が印象的なデザインの切手で、色は深藍色の単色刷りとなっています。額面は2円の1種類です。
司法保護記念日記念切手の歴史
司法保護記念日は、現在でいう「更生保護記念日(更生保護の日)」です。日本では1925年に「司法保護デー」を規定し、のちに「記念日」と変更しました。
司法保護とは、刑期を終えて出所した人たちの社会復帰を支援することを指します。
1952年に旧少年保護記念日と統合され、現在は11月27日が更生保護記念日と設定されています(国民の祝日として定められているものではありません)。
現在でも毎年11月27日には各地で催しが行われており、かつて服役者だった人たちの社会支援が行われています。
司法保護記念切手は1947年9月13日に発行されました。当時は戦後すぐということもあって極度のインフレで政府にお金がなく、予算を確保するために切手収集家向けの記念切手を発行したという経緯があるようです。
司法保護記念日記念切手の種類
司法保護記念日の種類は1種類です。額面は2円で、スズランの枝を持つ女性の手がデザインされています。
スズランは「幸福の再来」という花言葉を持ちますが、過ちを犯した人であっても、幸福は再び訪れるというメッセージ性を込めたデザインであると考えられます。
ちなみに、スズランを持つ女性の手を見ると小指がやや長いことが見て取れます。
デザインの原画のモデルになったのは、当時の逓信省に勤めていた切手周知係の女性職員でしたが、彼女自身の小指は通常の長さだったようです。
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