靖国神社75年記念切手とは?
靖国神社75年記念切手は1944年に発行された記念切手です。
名称のとおり、靖国神社の完成75年を祝うもので、切手には本殿が一面に描かれています。額面は7銭となっています。
靖国神社75年記念切手の歴史
靖国神社は1869年、東京都千代田区に創建されました。
もともとは明治維新の際に日本全土を戦火の渦に巻き込んだ戊辰戦争や、明治初期の西南戦争をはじめとする内戦の戦死者を追悼する目的で建設されたもので、やがてその後の戦争における戦死者もまつられるようになりました。
この切手は終戦を迎える1945年の前年に発行されたものですが、現在では一般的となっている「グラビア印刷」が活用されているという点が特徴です。それまで多かった単色刷りの切手に比べて濃淡がはっきりし、奥行きを感じられるものとなっています。
しかしその一方、当時の日本は物資の不足が進んでいたこともあり、紙やインクの節約のため通常の記念切手よりも小さなサイズ(普通切手と同様のサイズ)で発行されたという点も特徴として挙げられます。
「靖国で会おう」を合言葉に戦う兵士たちをたたえつつ、経済的には困窮を極めていくことになる当時の世相を反映した切手であるといえるでしょう。
靖国神社75年記念切手の種類
靖国神社75周年記念切手は額面7銭の1種類のみです。青緑色のグラビア印刷となっています。デザインされているのは、靖国神社の本殿です。
なお、この切手の発行数は開示されていません。しかし、相当数が発行されていたといわれていること、現存するものが多いという点から希少価値はさほど高くないといわれています。
しかし、歴史的な意味を持つ貴重な1枚であることは間違いありません。
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