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出張買取にて、日本切手のボストークを査定させていただきました。ボストークは切手コレクション専用のアルバムで、各ページには、それぞれ収納すべき切手が指定されています。指定された切手を集め、ボストークに納めていくという方法でコレクションできるわけです。
今回見させていただいたのは、1946～1959年(昭和21～34年)の切手を集める『日本切手アルバム 第2巻』でした。中には、1点で万単位の価格が付くこともある1952年(昭和27年)のお年玉切手シートをはじめ、1949年(昭和24年)から発行がスタートした第一次文化人切手などが見られました。
ボストークには抜けもあるのですが、収納されている切手はいずれも状態が良好であったため、高価買取となりました。またのご利用をお待ちしております。

出張買取のご依頼を受け、中国切手の査定をさせていただきました。依頼品は、1963年に「特45i」という編号で発行された『子どもシリーズ』です。中国切手ボストークのリーフ(台紙)に貼りつけられた状態で、全12種が完璧に揃っていました。
『子どもシリーズ』は、文字通り中国の子どもたちを図案化したもの。回る独楽をしゃがんで眺めていたり、卓球のラケットを構えていたり、刺繍をしていたり、凧揚げをしていたりと、12通りの過ごし方をしている子どもたちの姿を、可愛らしいイラストで表現しています。
リーフにはヒンジで貼りつけられており、目を凝らすとわかるレベルの汚れはあるものの、折れたり破れたりはしておらず、状態はおおむね良好です。そのため、高価買取となりました。

出張買取のご依頼を受け、切手の査定をさせていただきました。何点か拝見しましたが、特に高い値段を付けさせていただいたのは、かつて中国大陸に存在した満州国(1932-1945)が発行していた普通切手です。
満州国は、当時の大日本帝国が清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀をトップに据えて建国した傀儡国家ですが、建前上は独立国だったため独自の通貨システムがあり、切手も発行されていました。高価買取となったのは溥儀の肖像を図案化した普通切手で、上部には「満洲国郵政」の文字、下部には「壹角五分」「15FEN」という額面が刷られています。
表には使用されたことを示す印跡、さらに裏面には収集用のリーフ(台紙)に貼りつけたことを示す古いヒンジ跡が確認できますが、貴重な切手であることを考慮し、お値段を付けさせていただきました。

1949～1952年に発行された『第一次文化人切手』のシート全18種を拝見しました。文化人切手は、日本で活躍した文化人の肖像を図案化した特殊切手です。
1992～2004年に発行された「第二次」もありますが、「第二次」が江戸時代から昭和・平成まで幅広い時代の文化人を図案化しているのに対して、「第一次」は幕末から明治・大正期に活躍した文化人を図案化しているのが特徴です。
医学者の野口英世、教育者の福沢諭吉、文学者の夏目漱石、俳優の九代目市川團十郎、画家の狩野芳崖、哲学者の西周など計18人が取り上げられています。
シートは、経年による若干の変色が見られるものもありましたが、保護フィルムで包まれており、状態はおおむね良好でした。そのため、まとめて高価買取とさせていただきました。

査定させていただいたのは、1983年に発行された中国の小型切手シートです。元王朝の時代(1271-1368)に作られた歌劇の戯曲『西廂記』をテーマにしています。
『西廂記』は、中国では清朝末期まで長い人気を誇った恋愛物語です。そんな『西廂記』をテーマにした切手は何種類かありますが、拝見したのは「拷紅」という場面を図案化した切手を小型シートにしたもの。
ヒロイン鶯鶯の母が、鶯鶯の侍女に詰問するという緊迫感ある場面を優雅な筆致で図案化したもので、額面は2元です。
『西廂記』の小型シートはコレクターからの需要が高く、拝見したところ良好な状態が保たれていたこともあり、ご満足いただける買取額を提示できました。

出張買取にて、切手5枚を十字ブロック状に配置したもの8点と、3×3の9枚組の切手シート1点を拝見しました。1950年(昭和25年)に発行された日本初のお年玉切手シートで、寅年だったことから円山応挙の『龍虎の図』から虎の部分を抜き出して図案化したものです。
今でこそ、くじ付き年賀ハガキの景品であるお年玉切手シートは当たり前の存在ですが、当時は画期的な取り組みでした。
また、特に十字ブロックのほうは発行数が898,000枚と限られた数しかなく、現在ではプレミア級の価値を持ち、切手コレクターの間では高い需要を誇ります。
計9点を拝見しましたが、いずれも状態はおおむね良好であったため、希少性が高いことも考慮し、高価買取とさせていただきました。