毛皮の種類とブランドをご紹介
知らない方にとっては少しややこしい、毛皮製品の【種類】や【ブランド】についてわかりやすくご紹介します。「生産者団体(saga等)」や「加工方法(シェアード等)は毛皮について知らない人にとっては聞きなれないかと思いますので、その点も含めてご説明します。
福ちゃんではこちらでご紹介していない種類やブランドの毛皮でも査定・買取可能な毛皮がございますので、毛皮買取をご検討の際はお気軽にご相談ください。
毛皮の種類一覧
毛皮製品の中で【毛皮の種類】というと【動物名】を指します。例えば、毛皮で有名な「ミンク」はイタチ科ミンクの毛皮が利用され、「セーブル」はイタチ科セーブルの毛皮が利用されています。ここでは代表的な毛皮の種類をご紹介させていただきます。「サガ」「ブラックグラマ」や「シェアード」といった表記に関しては後述をご確認ください。
※一覧の毛皮でも在庫状況・市場相場などにより買取できない場合もございます
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ミンク
一番人気の毛皮といえばミンク。サガファーやアメリカンレジェンドのようなブランド品のミンクが有名です。
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セーブル
毛皮の中では最高品質。ロシアンセーブルが有名で、白や銀の刺し毛が入ったフルシルバリーは希少価値が高い毛皮の一つです。
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フォックス
長めの刺し毛が特徴。色目によってシルバーフォックス、ブルーフォックス、レッドフォックスなどと分けられています。
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チンチラ
シルクのような肌触りで、柔らかい綿毛だけを使用して作られます。現在流通しているチンチラは全て養殖のものです。
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ヌートリア
ヌートリアは、褐色と薄茶色で光沢のある毛が特徴で、ビロードのような手触りと防水性が高いのが人気の毛皮です。
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ラクーン
アライグマとして知られています。質感がタヌキと似ていて、アメリカンラクーンとカナディアンラクーンの2種類があります。
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ムートン
羊毛を使った毛皮。毛の密度が高く、保温性に優れているのが特徴で、最近ではムートンブーツの素材として知られています。
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ウィーゼル
ウィーゼルはイタチの毛皮で別名チャイナミンクと呼ばれ黄褐色で荒い刺し毛が特徴。その刺し毛を抜いて使用されるのが主流です。
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ラビット
ラビットは毛色や種類が多く、中でもレッキスやアンゴラは広く知られています。フランス名はラパン。
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アーミン
イタチ科の動物であるオコジョの皮を使用。イギリス王室の公式行事には、このアーミンのガウンが使用されています。
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フィッチ
イタチ科の動物。綿毛が密集しているため保温性が高く、主な種類にブラックフィッチとホワイトフィッチがあります。
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リス
リスの毛質は柔らかく緻密。色はグレーと白というのが一般的で、全体的にグレー色の方が上質といわれています。
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オポッサム
生産国により、アメリカンオポッサムとオーストラリアンオポッサムに大別されていて、耐水・弾力・保温性に優れています。
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ビーバー
ビーバーは主に北アメリカが原産。刺し毛は硬めで綿毛が柔らかいのが特徴。抜き毛などをして綿毛のみを使用するのが主流。
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マスクラット
北アメリカ原産で日本名はジャコウネズミ。綿毛が短くシルキーな手触り。刺し毛を抜いて綿毛のみを使用します。
毛皮のブランドについて
毛皮製品で【ブランド(表記)】というと「生産者団体」「メーカー」「加工処理方法」3つの意味を混合して使用されることが多いため、ここでは各種の意味をご説明します。
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1:毛皮の「生産者団体」について
「サガミンク」のように毛皮の品名で「サガ」「ブラックグラマ」「ナファ」という表記を見たことがあるかと思いますが、これらが生産者団体に関する表記になります。
毛皮の生産者団体とは主に野生種や養殖したミンクなどの毛皮を提供している団体であり、前述の「サガ」や「ブラックグラマ」は各団体ごとに格付けしている毛皮の品質です。
例えば生産者団体が「ブラックグラマ」と格付けしたミンクを利用して制作された毛皮製品であれば【ブラックグラマミンク」と呼ばれます。代表的な毛皮の生産者団体
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アメリカン・レジェンド
アメリカのミンクの毛皮養殖団体。ブラックミンクの最高級品であるブラックグラマが特に有名です。
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サガ・ファー
SAGA(サガ)という毛皮養殖団体のブランド。サガミンク・サガフォックス・サガロイヤルが代表的です。
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コペンハーゲン・ファー
デンマークのコペンハーゲンにある毛皮養殖団体で、品質を合わすラベルは4種類あります。
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ノースアメリカン・ファー
カナダのトロントにある生産者団体で、略してNAFA(ナファ)と呼ばれている北米最古の企業です。
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2:毛皮製品を生産する「メーカー」について
前述の生産者団体はあくまでも野生や養殖した動物の毛皮を素材として取り扱っているのであり、実際にコートやバックなどの毛皮製品を製造するのは、このメーカーとなります。
代表的なものメーカーとして「シャネル」「ファンディ」「フォクシー」「エンバ」などになります。基本的に生産者団体とメーカーは別物なので、例えばシャネルがサガミンクを使用して作った毛皮のコートは「シャネルのサガミンクコート」呼ばれます。代表的な毛皮メーカー
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シャネル
誰もが知ってる高級ブランドの1つで、毛皮のコートなどの毛皮製品も数多く取り扱っています。
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フェンディ
イタリアの世界的なファッションブランド。毛皮製品ではコートの他にショールやチャームなども展開。
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フォクシー
お嬢様ファッションの代表的な国内ブランドで、毛皮製品も数多く取り扱っています。
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エンバ
毛皮で有名な国内のブランド。マフラーなどの小物からコートまで、多くの毛皮製品を扱っています。
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イヴサンローラン
フランスの高級ブランド。香水や化粧品以外に毛皮のコートも人気商品の一つとして知られています。
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3:「加工処理方法」について
毛皮が製品になるまでには「鞣し(なめし)」をはじめとした様々な加工処理が行われます。加工される過程の中で「刈毛(シェアード)」や「染色(ダイ)」といった外観が大きく変更される加工も行われ、そういった加工方法が品名に組み込まれる事もあります。
よく見かけるのはシェアードと呼ばれる刈毛加工で「シェアードミンク」といった感じで表記されます。代表的な毛皮の加工処理
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染色(ダイ)
染料を使用して様々な色に毛皮を染める。毛先部分を根本と異なった色に染めることも可能です。
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刈毛(シェアード)
機械を使い一定の長さに刈り整える加工。シェアードミンクなど使用されることが多い加工処理です。
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抜毛(プラッキング)
毛皮の刺し毛のみを抜く処理。プラッキングによって本来とは違う新しい素材に生まれ変わります。
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