ロレックスのGMTマスターⅡはⅠと何が違う?魅力や人気モデルも知っておこう

ロレックスGMTマスターGMTマスターⅡはよく似ていて、違いがわからないという声が多くあります。

この記事では、GMTマスターとGMTマスターⅡの違いをはっきりさせるべく、わかりやすく解説してみました。

魅力や人気モデルもご紹介していますので、ぜひ楽しんで読んでみてください。

ロレックスのGMTマスターとは

ロレックスのGMTマスターとは

ロレックスのGMTマスターは、パンアメリカン航空に依頼されて製作を始め、1955年に完成した時計です。

出発地と目的地の時間を直感的に認識できる機能をもっており、1999年まで製造されていました。

なお、一般ユーザー向けに発表されたのは、1957年頃といわれています。

ロレックスのGMTマスターは、以下のような機能が特徴的です。

● 通常の時針と24時間針(GMT針)がある
● 24時間針は24時間で1周する
● ベゼルは両方向に回転する

以上に挙げた通常の時針・24時間針・ベゼルによって、もう1つの時間帯を設けられます。

ロレックスのGMTマスター・GMTマスターⅡが人気の理由

ロレックスのGMTマスター・GMTマスターⅡが人気の理由

ロレックスのGMTマスター・GMTマスターⅡには、以下のような魅力があり、人気を集めています。

● 100メートルの防水性
● ベゼルのカラーリング
● 海外旅行に重宝する

順に見ていきましょう。

100メートルの防水性

ほとんどのGMTマスター・GMTマスターⅡには、100メートルの防水性が備わっている点は、大きな魅力です。

そのため、日常生活における水仕事や急な雨なども心配ありません。

また、軽いマリンレジャーも安心して楽しめるでしょう。

ベゼルのカラーリング

ベゼルのカラーリングも、GMTマスター・GMTマスターⅡが人気の理由です。

単色でシンプルなデザインからツートーンカラーまで、表情の異なるデザインに仕上がっています。とくに、レッド×ブルーのツートンカラーは「ペプシ」と呼ばれ、世界中で支持されている定番カラーです。

海外旅行に重宝する

GMTマスター・GMTマスターⅡは、一目で2つの時間帯を認識できるため、海外旅行や海外出張の際に重宝します。

出発前や帰国時に、ローカルタイムとホームタイムを確認するなどして、無駄のないプランを立てるのにも役立つでしょう。

時間帯は、通常の時針でローカルタイム、24時間針でホームタイムを表示します。

ロレックスのGMTマスターとGMTマスターⅡの違い

ロレックスのGMTマスターとGMTマスターⅡの違い

ここからは、「ロレックスのGMTマスターとGMTマスターⅡの違い」について解説していきます。

GMTマスターとGMTマスターⅡの違いは、主に以下の4つです。

● タイムゾーンの数
● GMT機能の操作方法
● ベゼルの素材
● ベゼルの色

順に解説していきます。

タイムゾーンの数

GMTマスターとGMTマスターⅡは、確認できるタイムゾーンに違いがあります。

【GMTマスター】

2つのタイムゾーンを同時に確認可能。海外旅行や海外とのやり取りが多い方に最適です。

【GMTマスターⅡ】

GMT針の細かな調整により、最大 3つのタイムゾーンを確認可能。複数の国とのビジネスや、頻繁な海外渡航をされる方に最適です。

GMT機能の操作方法

GMTマスターとGMTマスターⅡは、GMT機能の操作方法が異なります。

それぞれの操作方法を、以下にまとめてみました。

【GMTマスター】

GMTマスターの24時間針・通常の時針・分針は連動しているため、単独で動かせません

タイムゾーンを表示するには、以下の順番で行います。

● ベゼルに記された三角印を12時の位置に設定する
● 行先の時間に合わせてリューズで時間を合わせる
● ベゼルを時差の分だけ回転させる(日本より早い場合は時計回り、遅い場合は反時計回り)

これにより、時針でローカルタイム、24時間針の指すベゼルの時間でホームタイムを確認できます。

【GMTマスターⅡ】

GMTマスターⅡは、時間を止めることなく通常の時針を動かせるのがGMTマスターとの大きな違いです。

さっそく、GMTマスターⅡにおける2つのタイムゾーンの表示方法をご紹介します。

● ベゼルに記された三角印を12時の位置に設定する
● 24時間針と時針が、現在の時間を表示していることを確認する
● 時針のみを動かして、ローカルタイムを設定する(リューズを1段引き出して操作)

さらに、もう1つのタイムゾーンを表示させるのも可能です。

もう1つのタイムゾーンとの時差分だけベゼルを回転させると、24時間針で確認できるようになります。

つまり、GMTマスターⅡでは3つのタイムゾーンを設定できますが、直感的に確認できるのは2つのタイムゾーンまでです。

ベゼルの回転によってもう1つのタイムゾーンを設定した場合は、回転させたベゼルを元の位置に戻す必要があります。

ベゼルの素材

GMTマスターとGMTマスターⅡは、ベゼルに使用する素材が異なります。

GMTマスターでは主にプラスチック製だったところ、GMTマスターⅡからは、硬く傷に強いハイテクセラミックのベゼルを採用

ハイテクセラミックは、腐食しにくく紫外線にも強いのも特徴です。

ベゼルの色

ベゼルの色も、GMTマスターとGMTマスターⅡでは大きな違いがあります。

カラーバリエーションの少なかったGMTマスターに比べ、GMTマスターⅡには単色以外に以下のようなツートンカラーも展開されています。

● ブルー×ブラック
● レッド×ブルー
● ブラウン×ブラック
● グレー×ブラック
● ブラック×グリーン

ロレックスのGMTマスター・GMTマスターⅡ|人気モデル

ロレックスのGMTマスター・GMTマスターⅡ|人気モデル

ロレックスのGMTマスターとGMTマスターⅡの人気モデルをご紹介していきます。

GMTマスターII 126710BLRO

2018年誕生の、「ペプシ」の相性で親しまれたモデルです。

ジュビリーブレスとオイスターブレスがあり、どちらも高値で取引されるほど人気があります。

GMTマスターII 126710BLNR

ブルー×ブラックのベゼルを採用した、通称「バットマン」と呼ばれるモデルです。

全モデルのGMTマスターII 116710を継承したデザインに、ジュビリーブレスレットが採用されました。

GMTマスター 16700

GMTマスターの最終モデルで、10年ほど製造されたロングセラーとして知られています。

1995年に、バックルがシングルからダブルロックへマイナーチェンジしました。

ロレックスのGMTマスター・GMTマスターⅡ|まとめ

ロレックスの「GMTマスターとGMTマスターIIの違い」を中心に、ここまでご紹介してきました。

両者は見た目がよく似ているものの、機能や操作法に違いがあります。

なお、GMTマスターIIは、正規店での購入が困難な状況です。どうしても手に入れたい方は、信用できる並行輸入店やリサイクルショップの利用も検討しましょう。

また、人気モデルのGMTマスターとGMTマスターIIは、状態が良ければ高価買取を期待できます。もし、使わないままお持ちなら、この機会に買取を検討してみてはいかがでしょうか。

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