キングセイコーはグランドセイコーとは別!違い・魅力・オススメをご紹介
「キングセイコーとグランドセイコーは何が違うの?詳しく知りたい!」
キングセイコーとグランドセイコー、どちらも国産の機械式時計における高級路線をけん引しています。
ところが、キングセイコーについてはよくわからないという声が多いようです。
そこで今回は、キングセイコーの歴史やグランドセイコーとの違いをメインに解説し、オススメモデルもご紹介していきます。
キングセイコーとグランドセイコーは何が違うのか、この記事で解決しましょう。
目次
キングセイコーとは
キングセイコーは、セイコーの腕時計におけるコレクションの1つです。
セイコーにはセイコールキアやプロスペックスなどのさまざまなコレクションがあり、それらの中にキングセイコーも含まれています。
ここからは、キングセイコーの歴史を振り返ってみましょう。
キングセイコーの歴史
キングセイコーの初代腕時計が誕生したのは、1961年。
グランドセイコーの誕生よりも1年後です。
当時、グランドセイコーはスイスの機械式時計を超える時計を目指しており、キングセイコーはそのグランドセイコーを目指していたといわれます。
1965年には、第2世代のキングセイコー(44KS)が発売されます。第3世代の手巻きハイビート(45KS)と同様に、現在も流通量が多いモデルのため、目にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
その後は、自動巻ハイビート(56KS)、スペシャルクロノメーター(52KS)を発表。バナックを最後に、1975年頃、キングセイコーは幕を閉じます。
そして2022年、キングセイコーが再びセイコーのコレクションとして復活。
かつてのスタイルを踏襲しつつ、現代の技術を駆使した新しいスタイルを提供しています。
グランドセイコーと何が違うのか?
キングセイコーとグランドセイコーの違いについて、解説していきます。
両者の違いは、主に以下の4つです。
- ・コンセプト・デザイン
- ・セイコーとの関係
- ・誕生した場所
- ・グレード
順に確認していきましょう。
コンセプト
キングセイコーとグランドセイコーは、コンセプトに違いがみられます。
その違いについては、それぞれの誕生を振り返ってみるとよくわかるでしょう。
そもそもグランドセイコーは、世界最高水準の時計を目指すブランドとして誕生し、サラリーマンの平均月給が18,458円(※)の時代に、25,000円で初代モデルを販売しています。
一方、キングセイコーは、国産の機械式腕時計を進化させることを目指し、グランドセイコーを意識した時計が特徴です。
高級でありながら一般庶民をも顧客に取り入れようとしており、初代キングセイコーの値段は12,000円でした。
(※厚生労働省の賃金構造基本統計調査)
セイコーとの関係
キングセイコーとグランドセイコーは、いずれもセイコーを代表する高級腕時計ブランドです。しかし、両者の間には明確な違いが存在します。
キングセイコーがセイコーの中で展開するコレクションなのに対し、グランドセイコーはセイコーから独立した1つのブランドです。つまり、独立ブランドか否かの違いがあるのです。
ただし、グランドセイコーが独立したのが2017年であるため、同じセイコーブランドの中で、それぞれのモデル展開がされていた時期もあります。
誕生した場所
キングセイコーとグランドセイコーは、それぞれ誕生した場所が違います。
キングセイコーは、東京の亀戸にある第二精工舎、グランドセイコーは長野県の諏訪精工舎です。
グレード
キングセイコーとグランドセイコーの違いは、それぞれのグレードです。
どちらも高級時計には変わりませんが、グランドセイコーの方がグレードは数ランク高いといえるでしょう。
グランドセイコーは世界最高峰を目指しており、素材からムーヴメント、技術までキングセイコーと異なります。
キングセイコーのオススメモデル
キングセイコーのオススメモデルを4つご紹介します。
現行モデルと同じくらい人気を集めているのが、アンティークです。
アンティークのオススメも交えてラインアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
45KS 45-7001
第3世代の手巻きハイビートモデルです。
ノンデイトのため、美しさが際立つシンプルなアンティークとして人気があります。
ケースは36ミリと小さめですので、男女兼用で利用するのもオススメです。
44999
放射状に輝く文字盤が美しい、セカンドモデルです。
44999モデルには、後期型にはない盾メダリオンまたは獅子メダリオンが刻印されており、マニアにはたまらない1本になるでしょう。
SDKA009
白い文字盤の全体に、菊の花をモチーフにした模様が施された高級感のあるモデルです。
ステンレスのブレスレットは、付属されたライトグレーのベルトに交換できます。
好みや使うシーンに応じて、楽しんでください。
SDKA007
2代目キングセイコーのデザインを引き継いだモデルです。
無駄な装飾を省いた文字盤やインデックスが、かえって美しく新鮮に映るでしょう。
ケースが2ミリ薄くなり、装着性にも優れています。
キングセイコーとグランドセイコー|まとめ
キングセイコーとグランドセイコーの違いについて、お話ししてきました。
何が違うのかわからなかった方は、お役に立てたでしょうか。
似ているようで違うキングセイコーとグランドセイコーですが、どちらも日本が誇る高級腕時計としてオススメです。
海外の腕時計もすばらしいですが、ぜひ機会があれば国内の腕時計にも目を向けてみてください。
改めて、日本の技術やデザイン性の高さに驚かされるでしょう。
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