ジャガー・ルクルトのアトモスは空気で動くの？注意点や仕組みを知っておこう
ジャガー・ルクルトのアトモスは、高級置時計として著名人やセレブリティに愛されています。
また、アトモスは空気で動く時計のため電池は必要ありません。
一体どのような仕組みになっているのでしょうか？
そこで今回は、空気で動くジャガー・ルクルトのアトモスについてお話ししていきます。
アトモスの注意点や仕組みについてもご紹介していくので、今後の参考にしてください。
目次
ジャガー・ルクルトについて
ジャガー・ルクルトは、設計から開発、製造などすべてを手作業で行うマニファクチュールです。スイスのジュウ渓谷にある工房で、最高級の腕時計と置時計を自社内で一貫して製造しています。
ジャガー・ルクルトは、1833年にアントワーヌ・ルクルトによって誕生した工房が始まりです。アントワーヌ・ルクルトは、ミクロン単位で計測するミリオノメーターを発明し、精密な時計部品の製造を可能にしました。
ジャガー・ルクルトの社名は、アントワーヌ・ルクルトの没後、フランス人時計技師のエドモンド・ジャガーとアントワーヌ・ルクルトの孫であるジャック・ダヴィド・ルクルトの出会いがきっかけです。
彼らは今までにないスリムなキャリバーを開発し、1937年にジャガー・ルクルトが誕生しました。
ジャガー・ルクルトは、今までに430以上の発明と1,300以上のキャリバーを生み出すなど、真のマニファクチュールとして愛され続けています。
ジャガー・ルクルトのアトモスとは
ジャガー・ルクルトのアトモスとは、空気を原動力にして動く置時計のことです。詳しくは、混合ガスの拡張と収縮を利用して、半永久的に動くように造られています。
アトモスは、エンジニアの「ジャン・レオン・ルター」が発明したムーブメントをもとに、ジャガー・ルクルトのアトリエで開発されました。1928年に発表され、電池も使わずに動く時計に多くの人が衝撃を受けます。
ケネディ大統領をはじめ、政治家や司教にも使われ、「大統領の時計」としても有名です。
ジャガー・ルクルト｜アトモスの仕組み
ジャガー・ルクルトのアトモスは、温度差によって生じる混合ガスの拡張と収縮により、ゼンマイを巻き上げる自動巻き機構です。
アトモス内部に設置されたカプセルに混合ガスが入っており、気温が1度変化するだけで「ゼンマイが2日分巻かれる仕組み」になっています。
油を差す必要もなく、水平な場所で置いておけば半永久的に稼働が可能。振り子の動きは1分間に2回（1往復）という最小限のエネルギー消費が特徴で、何百年も稼働が可能といわれています。
ジャガー・ルクルト｜アトモスの注意点
ジャガー・ルクルトのアトモスは非常に繊細なため、使用する際は注意すべき点がいくつかあります。
以下の3点に注意して、ジャガー・ルクルトのアトモスを楽しみましょう。
水平な場所に置く
ジャガー・ルクルトのアトモスは、振動のない平らな場所で水平に設置してください。水平を保つことで振り子が正常に作動し、精密性も保たれるからです。
また、故障の原因になるため、振り子や短針、機械仕掛け部分には決して手を触れないようにしましょう。
温度の高い場所に置かない
ジャガー・ルクルトのアトモスは、温度の高くなるような場所や窓辺に置くのは避けましょう。アトモスに内蔵されているガスは高温に弱く、30度を超えるとガス漏れのリスクがあるからです。
アトモスを楽しむには、夏の暑さ対策としてクーラーを利用するなど細心の注意が必要になるでしょう。
動かさない
ジャガー・ルクルトのアトモスは、一度設置したら動かさないのがオススメです。
どうしても移動せざるを得ない場合は、振り子をロックした状態で行ってください。なお、ほんの少しの移動においても、振り子のロックが必要です。
アトモスの振り子をロックする際は、振り子が左から右へ振り切られ、反対方向へ戻る直前に行います。このときに、振り子のロックレバーを右側へ止まるまで押してロックをかけましょう。
なお公式サイトでは、引っ越しで運搬する場合、購入したときのオリジナル梱包の使用を推奨しています。オリジナル梱包がない場合は、ジャガー・ルクルトのブティックやジャガー・ルクルト認定サービスセンターへ問い合わせましょう。
ジャガー・ルクルトのアトモスは買取できる？
ジャガー・ルクルトのアトモスは、最高級の置時計として人気があります。
大切に扱っているアトモスなら、高額で買い取ってもらえるケースも少なくありません。
使い続けるのが困難になったジャガー・ルクルトのアトモスは、買取実績のある福ちゃんへお任せください。アトモス以外のジャガー・ルクルトも、丁寧に査定させていただきます。
出張買取も無料でご利用いただけますので、アトモスを移動させる必要もございません。
アトモス買取をお考えの際は、お気軽に福ちゃんまでご相談いただけますと幸いです。
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