オメガスピードマスターの機能をおさらい!歴代モデルからひもとく
オメガのスピードマスターは、ムーンウォッチとして知られています。
NASAに認められるほどの、機能性の高さが大きな魅力です。
しかし、具体的にどのような機能があるのかよく知らない方も多いはず。
そこで今回は、オメガスピードマスターの機能を代表するクロノグラフとタキメーターについて解説していきます。
第1世代~第8世代までの歴代モデルの変遷もご紹介するので、一緒にスピードマスターの歴史にも触れてみましょう。
目次
オメガ スピードマスターの歴史
オメガのスピードマスターが誕生したのは、1957年。
レーサーが使用するための時計として開発され、ストップウォッチ機能(クロノグラフ)や計測機能(タキメーター)を搭載しています。
ムーンウォッチと呼ばれるようになったのは、1969年に宇宙飛行士とともに月面着陸を果たしたからです。
宇宙開発を進めていたNASA(アメリカ航空宇宙局)が、大気圏外でも耐えうる時計として選んだのが、オメガのスピードマスターでした。
スピードマスターは、極度の温度差や気圧変化、40G負荷など、さまざまな過酷な実験を通り抜けた唯一の時計なのです。その後、6度にわたる月面着陸にも、オメガのスピードマスターは携行されています。
このようなスピードマスターのストーリーは、ユーザーからの評価が非常に高いです。
また、初期のデザインを継承しており、幅広い年代の方から愛されています。
クロノグラフとタキメーターについて
オメガのスピードマスターの大きな特徴は、クロノグラフとタキメーターを搭載していることです。
ここでは、スピードマスターを代表するクロノグラフとタキメーターの機能について解説していきます。
クロノグラフ
クロノグラフとは時間の経過を正確に計る、いわゆるストップウォッチ機能のことです。
スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ秒針が動いて計測を始め、再度、スタート/ストップボタンを押してクロノグラフを止めます。
計測が終了すれば、リセットボタンでリセットが可能です。
また、リセットボタンはクロノグラフ機能をストップさせてから押しましょう。
さもないと、故障の原因になりかねません。
タキメーター
タキメーターは、時速を計るメーターの役割をします。
なお、世界で初めてタキメーターをベゼルに搭載したのは、オメガです。タキメーターは、レーサーのために開発された機能でもあります。
使い方の例として、走行を始める際にスタートボタンでクロノグラフを始動。1キロ走った時点でストップボタンを押し、クロノグラフを終了させます。
このとき、クロノグラフ秒針の指し示す数字が、時速を表すという仕組みです。
オメガ スピードマスターの変遷
ここからは、オメガのスピードマスターにおけるデザインや機能の変遷をご紹介します。
第1世代~第8世代を2世代ずつに分けてお話ししていくので、ぜひ楽しんでください。
第1世代~第2世代
第1世代は、矢印型の短針「ブロードアロー針」が特徴です。タキメーターは、ステンレススチールに刻まれています。
続く第2世代のスピードマスターには「ブロードアロー針」は継承されず、代わりに細めのアルファ型を採用。
タキメーターは黒地にシルバーの数字が刻まれ、全体的なデザインも現在のスピードマスターの原型に近くなります。
第3世代~第4世代
第3世代のスピードマスターから、現存のバトン型夜行長短針が採用されます。
NASAの公式装備品として認められ、月面着陸を果たしたのは、第4世代のスピードマスターです。
また、第4世代は、現在のスピードマスターが継承するモデルでもあります。
文字盤に「PROFESSHIONAL」が記され、リューズガード付きのケースが誕生したのも第4世代です。
第5世代~第6世代
第5世代は、約20年間もの長期間にわたって製造されました。
その間、細かなパーツでマイナーチェンジが行われ、中でもマニアから注目を集めているのが文字盤の「r」の文字。
1980年代のスピードマスターでは、「Speedmaster」の最後尾の「r」が右下がりになっているのが特徴です。
第6世代では、裏面が透明で中のムーブメントが見えるシースルーバックバージョンが登場しました。
第7世代~第8世代
高級ブランド時計の市場価値が上がり、高値で取引されるような時代に第7世代が誕生します。
第8世代は現行モデルで、コーアクシャル機能を搭載しています。
コーアクシャル機能とは、ムーブメントに使用される部品同士の摩耗を削減する、オメガ独自の機構のこと。
メンテナンスの負担を少なくしてくれる、オメガが誇る技術です。
歴代のオメガ スピードマスターはどれも人気
第1世代から第8世代まで長い間愛され続ける、オメガのスピードマスター。
どの世代をとっても、魅力的で安定の人気を誇っています。
クロノグラフやタキメーターなどの実用的な面や、宇宙空間の過酷な環境にも耐えうる堅牢性も、スピードマスターの魅力として語り継がれていくでしょう。
このような機能性はもちろん、デザイン性にも優れたオメガのスピードマスターは、中古市場でも高い人気があります。スピードマスターの売却を考えている方は、ぜひ売り時を見逃さないようにしてください。
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