査定士の買取レポート
正絹の【袋帯】を買取いたしました
- 埼玉県
- 50歳代
- 女性
正絹の袋帯
今回お買取したのは正絹の袋帯です。袋帯とは訪問着や留袖に合わせる「フォーマルな帯」で、表地と裏地、2枚の生地を袋のように縫い合わせていることからこのように呼ばれています。
今回の帯は全体がグレーと明るいグレーが縦縞状になるようデザインされており、ポイントとしてタヌキ、キツネ、ウサギがあしらわれています。どなたでも使いやすく、シンプルなお着物によく合う袋帯です。
今回依頼主から「使わない帯があるので買い取ってほしい」とご連絡をいただき、出張買取をさせていただくことになりました。当店への要望としては「なるべく早めに」ということであったため、スケジュールを調整し最短でのお日にちで伺うことに。
「スムーズな査定、満足いただけるお取引」を心がけ査定に臨みます。
城間栄順が手がけた【名古屋帯】を買取いたしました
- 東京都
- 60歳代
- 女性
【城間栄順】名古屋帯
今回のお品物は最高級『越後上布』を使用した名古屋帯です。越後上布とは新潟県の南魚沼市や小千谷市で作られている麻織物をさします。
特徴は芋麻を使用していること。撥水性、吸収性に優れ、さらっとした着心地を実現しています。重要無形文化財に指定されている越後上布ですが、現在原料である芋麻の生産者が減少しているため、今後は入手が難しくなるといわれています。
作品を手がけたのは本場琉球紅型(びんがた)作家である城間栄順氏。「紅型三大宗家」のひとつ「城間家」の15代目である城間栄順の作品は、沖縄の自然をモチーフにした作品が多いといわれています。
今回依頼主から「越後上布の名古屋帯を査定してほしい」とご連絡をいただき、出張買取をさせていただくことに。値段を聞いてから決めたい、ということでしたので、「他店より高い買取額」を意識して査定に臨みました。
【中国古銭】孫文 一圓銀貨を買取いたしました
- 静岡県
- 40歳代
- 女性
【中国古銭】孫文一圓銀貨 3枚組
今回お買い取りしたお品物は、中国の「孫文一圓銀貨」3枚です。世界中にコレクターが存在するといわれている「古銭」は、大きく分類すると「古紙幣」「金貨」「銀貨」に分けることができます。
銀貨の特徴は「銀」としての価値を持つこと。銀の相場は世界共通とされており、どんなに古いものであってもこの価値が下がることはありません。これは金貨(小判、大判を含む)にも同じことがいえるため、金貨、銀貨は「資産」としてお持ちになる方も多いようです。
今回の「孫文一圓銀貨」は、1932年に発行されました。
“革命の父”と呼ばれた孫文が描かれており、現在中国本土でもコレクターが増えているのだとか。こうした銀貨は、銀としての価値に加え、中国古銭としての希少性や歴史的価値を価格に反映させる必要があります。
このたび、依頼主より「専門の人に見てもらいたい」とご連絡があったため、出張査定をさせていただくことになりました。なお依頼主の方は「あまり中国の歴史には詳しくない」ということでしたので、今回は古銭の価値を知っていただくことに加え、わかりやすい説明も意識して査定に臨みました。
【マイセン】スワンサービス C&S を買取いたしました
- 神奈川県
- 60歳代
- 女性
【マイセン】スワンサービス カップ&ソーサー 計6客
今回は食器の査定依頼を受け、神奈川県横浜市の住宅街に出張させていただきました。
お品物は、世界的な人気を誇るドイツの食器ブランドであるマイセンの『スワンサービス』というシリーズのカップ&ソーサー、計6客です。
『スワンサービス』は、マイセンならではの白磁の美しさを繊細な白鳥のレリーフによって引き立たせているのが特徴的なシリーズで、オリジナルの食器は18世紀にハインリッヒ・フォン・ブリュール伯爵という貴族のために製造されました。白磁1色で色がまったく付いていないものもありますが、今回のお品物は金彩の縁取りや花柄模様などが描かれたカップ&ソーサーのセットでした。
ご依頼主は、60代の奥様。数年前にお礼の品としていただいたものを売却したいとのご希望でした。「箱がちょっと汚れているけれどカップやソーサーはとても綺麗」とのことだったので、それらの情報も加味してしっかり査定を行うことを心がけました。
【国際文通週間切手】蒲原 30円 20面シートを買取いたしました
- 宮城県
- 70歳代
- 男性
【特殊切手】国際文通週間 蒲原 30円 20面シート
今回は 昭和35年(1960年)に発行された『蒲原』の切手をお買い取りしました。こちらは「文通週間」「国際文通週間切手」などの名で呼ばれる種類の切手に属していますが、正式名称は「国際文通週間にちなむ郵便切手」といいます。
ちなみに「国際文通週間」とは、「文通で互いの文化の交流に努め、世界の平和に貢献しよう」という趣旨をもったキャンペーンのことで、1957年カナダで開催された万国郵便連合大会議で決議されました。
毎年10月9日を含む1週間が「国際文通週間」と定められており、日本ではこのキャンペーンにちなんだ特殊切手を毎年発行しています。最初の発行は1958年。記念すべき最初の「文通週間」には、歌川広重の『東海道五十三次 京師』が採用されました。実は単発で発行される予定だった「文通週間」ですが、『京師』が描かれた切手が大変好評であったことから、同じく「東海道五十三次」からモチーフが採用された『桑名』『蒲原』『箱根』『日本橋』の発行が決定。以降、毎年違う絵柄で「文通週間切手」が発行されています。今回は、依頼主から「蒲原の切手を査定してほしい」とご連絡をいただき、出張査定をさせていただくことになりました。
【ラグビーワールドカップ 2019 日本大会記念 一万円金貨幣】を買取いたしました
- 東京都
- 50歳代
- 女性
【ラグビーワールドカップ 2019 日本大会記念】 プルーフ貨幣セット
「ラグビーワールドカップ2019 日本大会記念一万円金貨幣」をお買取させていただきました。1987年から開催されている“ラグビーワールドカップ”。記念すべき第1回のホスト国(開催国)はニュージーランドとオーストラリアで、決戦会場は「ラグビーの聖地」といわれるイーデン・パークで行われました。当時の日本は今ほどラグビーの認知度、人気が高くない状況でしたが、メディアや報道で大きく取り上げられるようになると、次第に競技人口やファンが急増。2019年時点ではラグビー競技人口が約10万人に到達し、海外で活躍するラグビー選手が現れるまでになりました。そんな日本がラグビーワールドカップの主催国になったということは世界でも話題になりましたし、アジア初の開催という点でも注目を集めました。
これに合わせて、造幣局では「一万円金貨」と「千円銀貨」の2種類の記念硬貨を発行。コインコレクター、ラグビーファンの応募が殺到する事態になりました。今回は、「ラグビーワールドカップ一万円金貨を査定してほしい」とご連絡があり、依頼主のご自宅に出張させていただきました。
【大仏航空切手】145円 20面シートを買取いたしました
- 神奈川県
- 60歳代
- 女性
【大仏航空切手】145円 20面シート
今回お買取の商品は昭和28年(1953年)に発行された「大仏航空切手」です。額面は145円で、20面が1シートになっている状態でお買い取りいたしました。こちらの切手は日本の政治家、工学者、実業家などさまざまな顔を持つ渡辺三郎の絵画「鎌倉の大仏とダグラスDC-4型機・富士山」を図案化したもの。航空切手は昭和4年(1929年)から発行されており、当初は「陸便向け」「海外郵便向け」として発行されたといいます。戦時中は発行が中止となって戦後再び発行されることとなりましたが、こちらの「大仏切手」を最後に廃止され、現在に至ります。
そんな大仏航空切手ですが、今回の依頼主からは「値段を知っておきたい」ということでご連絡をいただきました。査定を受けられるのは初めてということでしたので、しっかり見たうえで正確な査定を行うことを心がけました。
第9回【世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨】を買取いたしました
- 愛知県
- 50歳代
- 女性
【外国コイン】 第9回 世界陸上パリ大会記念 100ユーロプルーフ金貨
今回お買取したのは「第9回世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨」です。1983年から開催されている世界陸上大会(世界陸上競技選手権大会)は、当初4年に1度の開催(夏季オリンピックの前年)とされていましたが、1991年の東京大会以降は2年に一度の開催となり、「第9回」は2003年、フランスのパリで開催されました。日本では男子200mで末續慎吾選手、ハンマー投げの室伏広治選手が銅メダルを獲得。また世界記録保持者であるウサイン・ボルト選手がフライング失格になるというアクシデントも話題になりました。
今回の記念金貨はフランスの国立造幣局が鋳造、発行したものが国内販売されたものです。20ユーロ金貨が3種類(ランナー、ジャンパー、スローワー)、これら3種類がセットになった「金貨3種セット」、同じデザインを用いた「銀貨3種セット」、100ユーロ金貨(デザインは「ランナー」のみ)が販売されました。今回依頼主の方から「見てもらいたいものがある」ということでご連絡をいただきました。なお、相見積もりも検討しているとおっしゃっていたため、「丁寧」「納得」を実感いただけるよう心がけました。
【富樫敬信】作 マンドリンを買取いたしました
- 兵庫県
- 50歳代
- 女性
【富樫敬信】作 マンドリン
今回は、有名作家の手によって製作されたマンドリンのお買取をさせていただきました。
作家は富樫敬信氏。ギター製作を学んだあと、マンドリンに魅せられて独学でその製作を学んだという異色の経歴の持ち主です。独学によるものとは思われない伝統的かつ上質なマンドリンを手がけているということで、多くのファンがいる作家です。現在も現役でマンドリン製作を行っています。今回のご依頼主は、お父様が遺されたマンドリンを売却したいという50代の女性です。お父様はマンドリン演奏が趣味で何本か所持しておられたようですが、その中の1本が今回のお品物でした。マンドリンの価値については詳しくないとのことだったので、丁寧な説明を行うことを心がけました。
【Leica M4】本体+交換レンズを買取いたしました
- 大阪府
- 30歳代
- 男性
【Leica M4】本体+交換レンズ(SUMMILUX 1:1.4/35)
今回は大阪府堺市へ出張し、ドイツのカメラメーカーLeica(ライカ)のフィルムカメラ『M4』と、交換レンズである『SUMMILUX(ズミルックス)1:1.4/35』の買取査定をさせていただきました。 Leicaの『M4』は名機と呼ぶに値するフィルムカメラであり、Leicaが世界トップクラスのカメラメーカーとして君臨し、まさにその絶頂期を迎えていた1960年代の後半に世に出た物です。 今回のご依頼主は30代の男性で、趣味で集めていたフィルムカメラの中から今回、こちらを手放したいというお話でした。当日は用事があってあまり長時間とれないということだったので、迅速に正確な査定を行うことを心がけました。