【郡上紬】を買取いたしました
- 愛知県
- 60歳代
- 女性
郡上紬着物
今回のお品物は、岐阜県郡上市で生産されている着物『郡上紬』です。縦縞と横縞が格子状になっているものが代表的なデザインとされており、染色に使われるのはすべて地元の天然植物という特徴を持っています。
そして何よりあたたかくて、柔らかいのがポイント。着心地がよく、「ずっと着ていたい」と思わせてくれるのが郡上紬の最大の特徴です。
そんな郡上紬ですが、近年は伝統継承者が減少していること、すでに廃業してしまった作り手が多いことから生産数が減少しているといいます。今回、依頼主から「紬の査定をお願いしたい」とご依頼をいただき、出張査定をさせていただくことになりました。買取業者を利用するのは初めてということでしたので、わかりやすい説明、納得のいく買取を意識して査定に臨みました。
今回お買取の着物について
愛知県名古屋市にお住まいのお客様からご依頼をいただき、出張買取を実施させていただきました。
依頼品は『郡上紬』の着物です。
岐阜県郡上市の特産品のひとつである郡上紬は、その昔、農業を営む方たちによって作られていました。初期の郡上紬はくず繭を使って作られていたため、あくまで「作業用の着物」としての位置づけだったのですが、宗広力三氏という人物が改良し、「伝統工芸品」に生まれ変わりました。戦後復興にも役立てられた郡上紬は、「暖かくて柔らかい」「縞、格子模様が美しい」という特徴があります。
査定の際は、伝統工芸品であるという価値や希少性、また未使用品であるという状態の良さに注目し、お値段のほうも頑張らせていただきました。
着物の入手経緯・買取に出されたきっかけについて
普段からよく着物、とくに紬を着られるというお客様には「馴染みのお店」がいくつかあるそうで、依頼品もそのお店で購入されたとのことでした。
お話によると、事前に「いい紬が入った」と連絡が入ったため取り置きをお願いしていたそうですが、残念ながらお客様の理想のデザインではなかったのだとか。
「でも、なかなか入らないものだし、取り置きをお願いしていた手前、買わずに帰るのは失礼かと思って」と、キャンセルせずそのまま購入されたのだといいます。
しかし結局は、「でもやっぱり着ることがなくて……もう諦めて売ってしまおうと思ったの」とのことで、買取に出すことにされたそうです。
「福ちゃん」を選んでいただいた理由について
これまで不要な着物は無償で周囲の方々に譲っていたというお客様ですが、ご友人の「買取業者さんにお願いすると案外高く売れるわよ」という言葉を聞き、業者探しを始められたのだとか。
数ある買取業者の中から「福ちゃん」を選んでいただいた理由については、
「ホームページを見て着物の買取に力を入れている業者だと感じた」
「丁寧に査定してもらえそうと思った」
という点が決め手だったとおっしゃっていました。
「福ちゃん」の着物買取をご利用になられてのご意見とご感想
実際に当社の着物買取サービスをご利用いただいたうえでのご意見、ご感想をお伺いしたところ、「すごく丁寧に扱ってくれたし、査定士さんも着物のことをよくわかっている方で安心感がありました」というご回答をいただきました。
なお、金額については「全体のデザイン、八掛の色味が違えばもっと値段がついたようですが、想定以上の十分な額でした」というコメントをいただいております。
このたびは「福ちゃん」の買取サービスをご利用いただき、ありがとうございました。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。