ロイヤルアルバートとは?ティーカップのシェイプや今も人気のコレクション

ロイヤルアルバートは、イギリスの陶磁器ブランドです。
手に取りやすい価格のボーンチャイナで知られ、世界中で親しまれています。

中でも、アンティークやヴィンテージのロイヤルアルバートは、今も人気が衰えません。

この記事では、ロイヤルアルバートについて広くご紹介するとともに、オススメのコレクションをご紹介していきます。

ロイヤルアルバートをより楽しめる、ティーカップのシェイプにも触れていますので、ぜひ、最後までお楽しみください。

ロイヤルアルバートの歴史

ロイヤルアルバートの歴史

ロイヤルアルバートの歴史は、1896年、陶器産業が盛んな、イギリスのストーク・オン・トレントで創業した工房から始まりました。

創業者は、トーマス・ワイルドとトーマス・クラーク・ワイルド親子です。

創業の翌年にあたる1897年、ヴィクトリア女王の即位60周年記念の記念品を製作。

1904年には、王室御用達を意味する「ロイヤル」の称号が与えられ、ロイヤルアルバートとして世界に知られるようになります。

2015年からは、ウォーターフォード・ウェッジウッド・ロイヤル ドルトン社(WWRD社)の一員になりました。

ロイヤルアルバートの特徴

ロイヤルアルバートの作品は、エレガントなフラワーモチーフや、優美な形が特徴です。バラの花を描いた作品も多く、イギリス王室を連想させる高貴な雰囲気を持ちあわせています。

また、ティーカップのふっくらしたフォルムも、ロイヤルアルバートによく見られる特徴の1つです。

金彩を取り入れたデザインがほとんどで、中でもスポンジでぼかすように入れる金彩の技法は独特といえるでしょう。

ティーカップのシェイプ

ティーカップのシェイプ

ロイヤルアルバートのティーカップは、紅茶をおいしく楽しむためのシェイプを採用しています。ここからは、ロイヤルアルバートのティーカップに見られる、主なシェイプを2つ見ていきましょう。

モントローズシェイプ

オールドカントリーローズ」や「フラワー・オブ・ザ・マンス」などに採用されているシェイプです。

モントローズシェイプは、「紅茶をおいしく飲むための究極のシェイプ」と呼ばれています。

以下に、モントローズシェイプの特徴を挙げてみました。

● 底部にふくらみがある
● 口縁が広がっている
● くびれを描いている
● 高台付き
● 高さがある

底部のふくらみは、熱を対流させる効果があり、紅茶の温度やうま味を保つように作られています。

口縁が広がっているのは、空気に触れる面積を広げ、紅茶を冷まして飲みやすくするためです。一般的なティーカップも、口縁が広く作られています。

また、紅茶の温度を下げないように、くびれを描いているのが特徴的です。高台も、カップがソーサーに直接触れて、冷たさが伝わらないようにする効果があります。

エイボンシェイプ

モントローズシェイプの高さを低くし、口縁をより広げたような形です。一般的なティーカップに近い形をしていますが、底部はモントローズシェイプのように、ふっくらとしています。

口縁が広いため、紅茶の香りがより豊かに感じられるでしょう。飲む際には、カップを傾ける角度がゆるく、紅茶が舌全体に広がるため、味わいを深く感じられます。

オススメのロイヤルアルバートコレクション

オススメのロイヤルアル バートコレクション

ここからは、ロイヤルアルバートを代表するコレクションの中から、今もなお人気のオススメをご紹介します。

ロイヤルアルバートを知るためにも、押さえておきたい4つのコレクションです。

オールドカントリーローズ

1962年に発売された、ロイヤルアルバートの代表作ともいえるコレクションです。

深いローズ色のバラを中心に、やわらかな色合いのバラが描かれ、金の縁取りが施されています。エレガントでノスタルジックな雰囲気が世界中で親しまれ、世界最大のベストセラーになりました。

ムーンライトローズ

オールドカントリーローズをブルー系で描いたコレクションです。

透明感のある美しさで、オールドカントリーローズとはまったく別の雰囲気を感じられます。縁は金彩で彩られ、優雅なティータイムが過ごせるでしょう。

レディーカーライル

ピンク色のボーダーと、ロココ調が特徴の、豪華なコレクションです。

ふくよかに咲くバラの周りには、ブルーベル・忘れな草などが描かれています。金彩のスクロール模様もあり、クラシカルで華やいだ雰囲気です。

エンチャントメント

明るいターコイズのストライプ模様の中に、モノトーンの花がライン状に描かれた、さわやかな印象のコレクションです。

金彩のスクロール模様や、見込みに描かれたクラシカルなバラや小花が、華やかさを演出してくれます。

まとめ

まとめ

ロイヤルアルバートのティーカップは、バラをはじめとする美しい花々が描かれたクラシックなデザインで、世界中のコレクターを魅了しています。

アンティークやヴィンテージ品の人気も高く、価値あるコレクションとして大切に受け継がれています。この機会に、優雅なティータイムを演出する、お気に入りのロイヤルアルバートのティーカップを見つけてみませんか?

ロイヤルアルバートは手放すときも安心

ロイヤルアルバートは需要が高いため、もしコレクションを手放すことになっても、ブランド食器の買取サービスを利用することで、価値に見合った価格で売れる可能性があります。

とくに、人気のコレクションや、セットで揃っている場合は、高額査定が期待できます。

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その確かな査定力を活かし、お客様の大切なロイヤルアルバートの価値を買取価格にしっかりと反映させていただきます。

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