アラビアの人気商品「ムーミンマグ」は偽物に注意?本物との見分け方を解説!
今回は、北欧フィンランドの食器ブランド「アラビア」の人気商品「ムーミンマグ」を取り上げます。
ムーミンマグは、名前通り世界的な人気を誇るキャラクター「ムーミン」をフィーチャーしたデザインのマグカップ。アラビアではマグカップ以外にもさまざまな商品を展開しています。
ムーミンの人気が高いということもあり、ムーミンマグは世界的な人気を誇りますが、実は本物とまじって偽物も市場に出回っているといわれています。せっかく人気のムーミンマグを手に入れたと思ったのに、実は偽物だった……。 そんなことになったらガッカリしてしまうでしょう。
また、アラビアのムーミンマグを含むムーミンシリーズは食器買取の分野でも人気が高く、高価買取が期待できますが、偽物となれば高く売ることもできません。
というわけで今回は、
・ムーミンマグとは何か?
・ムーミンマグの本物と偽物を見分ける方法は?
・ムーミンマグを高く売るには?
といったポイントについてまとめてみました!
目次
アラビアの「ムーミンシリーズ」とは?
北欧の食器メーカーの中でも特に高い知名度を誇る「イッタラ」のブランドのひとつである「アラビア」は、上品でありながらも遊び心が感じられる大胆なデザインが特徴です。
そんなアラビアを代表するシリーズとして知られているのが「ムーミンシリーズ」であり、マグカップの他にもプレートやボウルなどが製造されています。
特に人気が高いのは、食事時だけでなく朝のコーヒータイムや昼下がりのティータイムにも活躍するマグカップです。
主人公のムーミンやムーミンパパ、スニフといった作品に登場するキャラクターを描いた製品があります。
中でも、デザイナーのトーベ・スロッテがデザインを手がけた1985~1990年のマグカップは人気が高く、さらに2002~2008年に販売されていた(現在は廃盤)スニフを描いたマグカップはプレミア級の価値を持つとされています。
ムーミンマグの新ロゴ・旧ロゴについて
ブランド食器が本物であるか偽物であるかを見分けるポイントのひとつに、食器の底に見られる刻印(バックスタンプ)が挙げられます。
・バックスタンプがない
・バックスタンプのロゴが本物と異なる
そんな食器があった場合、偽物である可能性があります。
ただし、ムーミンマグの場合は注意する必要があります。
というのも、ムーミンマグのバックスタンプのロゴには2種類のものがあるからです。
「これは偽物かも!」と性急に判断してしまう前に、まずは新旧のロゴがどのようなものであるかチェックしていただきたいと思います。
従来のアラビアの食器のバックスタンプは「ARABIA FINLAND」という文字の上に工場の煙突をモチーフにしたマークがついているというロゴでした。
また、ムーミンシリーズの場合はそこにムーミンの絵が添えられています。
しかしこのロゴ、2014年に変更されています。
新しいロゴは煙突マークがなくなり、文字の「FINLAND」も消されています。
長寿商品であるムーミンマグはロゴの変更前から製造販売され、ロゴが変更されてからも製造されているので、現在世界には2種類のバックスタンプが押されたムーミンマグが存在しているわけです。
というわけで、「いつも見ているロゴと違う!偽物か?」と慌てず、まずはチェックしてみましょう。
本物と偽物を見分けるコツとは?
さて、冒頭でも紹介したように、人気の食器であるムーミンマグ(またムーミンマグを含むムーミンシリーズ)は、本物が流通している一方で偽物も少なからず存在しているといわれています。
人気の品であるからには偽物が横行するのもある程度しかたないだろう……と思われるかもしれませんが、実際に偽物をつかまされてしまったら大変です。
というわけで、ここでは本物と偽物を見分けるポイントを紹介します。
絵の光沢・輪郭線に注目!
本物のムーミンマグは、一流ブランドならではの丁寧な工程で作られており、デザインがユーモラスでありながらも美しい食器へと仕上げています。
たとえば、繊細な筆致で絵付けをしたあとで素焼きを行い、釉薬を丁寧にかけてコーティングして光沢を出し、美しい完成品を世に送り出しています。
しかし、偽物の製造工程は多くの場合、一流ブランドに比べればいい加減なものです。
偽物を製造している業者は低コストで大きな儲けを得ようと考えているため、しばしば製造に失敗し、本物に比べるとクオリティが落ちる製品を生み出します。
その点に関する代表的な見分け方のポイントとしては、「絵の光沢の有無」が挙げられます。
すでに紹介したように、本物のムーミンマグは絵付けをしたうえで釉薬をかけて独特の光沢を生み出しているわけですが、偽物の場合はこの過程が上手くいかず、光沢が出ずに色がつぶれている場合があります。
パッと見で分かりやすい違いなので、すぐに目につくのではないかと思います。
そのほか、特に絵の輪郭線が太すぎる場合は要注意です。
絵付けのクオリティが低いがゆえに、輪郭線が太すぎる粗雑な仕上がりになっていることがあるのです。
カップ底のスタンプ(バックスタンプ)に注目!
ムーミンマグのバックスタンプについては「新旧のロゴがあるので要注意」ということを紹介しましたが、バックスタンプを見て偽物を見分けることもできます。
本物は、ロゴの細部に至るまで綺麗に刻印されていますが、偽物の場合は腺がゆがんでいたりぼやけていたり、ずれていたりする場合があるのです。
パッと見では分かりづらいかも知れませんが、ルーペなどで詳しく見ると分かります。
「ちょっと違和感があるな」という場合は、一応チェックしてみることをおすすめします。
「ムーミンシリーズ」を高く売るには?
さて、ここまで人気の食器として知られるアラビアの「ムーミンマグ」についてまとめてきたわけですが、いかがでしょうか。
誕生から数十年が経過した今でも、幅広い世代からの人気を得ているムーミン。
そのデザインをほどこしたムーミンマグは食器買取業界では特に知名度が高いですが、それゆえに偽物も少なからず見られます。
お手もとにムーミンマグがあるという場合は、今回紹介した「見分け方」を参考に、ぜひチェックしてみてください。
では、「確かめたところムーミンマグは本物だった」という方向けに、最後にムーミンマグを高く売るためのコツを紹介したいと思います。
まずは、「食器買取業者に査定を依頼する」というのが重要なポイントです。
食器の買取は町のリサイクルショップなどで受け付けていることもありますが、リサイクルショップの中には査定の経験や知識に乏しいスタッフが見た目の良し悪しだけで価格を決めてしまうというところも少なくありません。
しかし、食器買取業者ならその食器の価値を正しく判断したうえで最適な価格をつけてくれるでしょう。
また、「なるべくシリーズでまとめて買取を依頼する」というのも重要なポイントです。
ムーミンマグは確かに人気が高いですが、ムーミンマグ1個で売りに出すよりは、同じ絵柄のプレートやボウルなどとまとめて買取に出したほうが高い価値が付けられる傾向にあります。
手もとのムーミンマグを売ろうとお考えの際、もし同じ絵柄のプレートなどがある場合は、一緒に査定を依頼してみることをおすすめします。
ちなみに、福ちゃんでは食器買取を積極的に行っており、「ムーミンシリーズ」をはじめとするアラビアの食器の査定・買取依頼も承っております。
これまでにアラビアの食器を多数査定してきた豊富な経験と、食器に関する豊富な知識を持つ査定士が見させていただき、最適な査定価格を提示いたします。
査定は無料で承っておりますので、ぜひ気軽にお声がけください!