リモージュの人気ブランドについて
フランス中部のリモージュを中心とした一帯では、18世紀以降、現在に至るまで数々のブランド・製陶所が食器を生み出してきた歴史があります。そんな中、特に高い知名度と人気を誇るブランドを紹介します。
リモージュの食器の中でも、特に高価買取が期待できるブランドです。
アビランド
19世紀が半ばを迎えようとしていた1842年、ニューヨークからやってきたひとりの貿易商が、リモージュの磁器に魅せられて製陶所を創設しました。
貿易商の名はダビッド・アビランド。その名を冠したブランド「アビランド」は優れたデザイン性の高さが評価され、1855年のパリ万国博覧会をはじめ、国際的な舞台で数々の栄誉ある賞を受け、現在に至ります。
アビランドならではの特徴としては、長いブランドの歴史の中で、その時々の美術の流行を大胆に取り入れていることが挙げられます。
日本の美術が流行したことから生まれた「ジャポニズム」や中国趣味を意味する「シノワズリ」をはじめ、「アールヌーヴォー」や「アールデコ」といった美術の潮流を取り入れてデザインに反映させ、多くの名品を生み出しています。
ベルナルド
1863年、リモージュに2つの企業が共同で運営する工場があり、質の高い食器の数々を生み出していました。
のちに「ベルナルド」の初代社長となるレオナール・ベルナルドはその工場で働いていた見習いのひとりで、やがて頭角を現し、工場経営に携わるまでになります。そして1900年、レオナールは彼の名を冠したブランド「ベルナルド」を設立。以後は凝った装飾をほどこした食器の数々を生み出して話題を呼びます。
現在も、時代を代表するアーティストとのコラボレーションを盛んに行い、リモージュ磁器の伝統を大事にしつつ、最先端のクリエイティブな食器を生み出しています。
ちなみに現在、ベルナルドは食器以外にもインテリア、ジュエリーなど多彩な分野に進出しています。
レイノー
1843年に誕生したレイノーは、リモージュ磁器の伝統を守りつつ、ハンドメイドによる繊細な絵付けにもこだわり、現在に至っています。高貴な美貌で世界中のファンを魅了する名女優のソフィア・ローレン、1980~1990年代に一世を風靡した故ダイアナ妃もレイノーの食器を愛用したといわれています。
そんなレイノーの特徴は、きわめて質の高い白磁と、繊細な絵付け。青みがかった美しい白磁は唯一無二の存在感で、さらにさりげなく描かれたハンドメイドの絵付けが花を添えます。
フランスではもちろんのこと国外でも高い地名を誇り、世界各国の有名レストランや王室でも使用されています。
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今回の福ちゃんコラムはリモージュの人気シリーズ、『アビランド』『ベルナルド』『レイノー』について紹介させていただきました。
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