- お酒
- 2025.03.13
カクテルの女王「マンハッタン」のレシピ|アレンジ方法もご紹介

“カクテルの女王”と称される「マンハッタン」。
そのカクテル言葉は「切ない恋心」。
夕焼けのように美しい深紅の色合いと、甘くほろ苦い、大人の味わいが魅力的なカクテルです。
この記事では、マンハッタンがどのようなカクテルか解説したうえで、「マンハッタンのレシピ」をご紹介します。
アレンジ方法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カクテル「マンハッタン」とは

ここでは、マンハッタンの定義や、誕生のきっかけを見ていきましょう。
定義
マンハッタンとは、ウイスキーやベルモットを用いたショートカクテルを指します。
ベルモットは、もしかすると聞きなれない方もいるかもしれません。
ベルモットとは、白ワインをベースとして、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合してつくられるフレーバードワインです。
マンハッタン誕生のきっかけ
マンハッタンが誕生したきっかけは、実は明確になっていません。
ただし、1876年に、第19代アメリカ大統領選の候補者支援パーティーで誕生したとする説が有力です。
当時、候補者支援パーティーがニューヨークのマンハッタン・クラブで開催された際に、カクテルが提供されました。
そのカクテルに「マンハッタン」の名前がついたと考えられています。
マリリン・モンロー主演の映画で有名に
マンハッタンは、1959年に公開されたマリリン・モンロー主演の映画『お熱いのがお好き』をきっかけに、一躍有名になりました。
この映画は、禁酒法時代のシカゴが舞台になっています。
モンロー演じる楽団歌手が、汽車の中でマンハッタンをつくろうとするものの、うまくつくれずに苦戦するシーンは印象的です。
カクテル「マンハッタン」のレシピ

続いて、マンハッタンの材料と、基本的なレシピを見ていきましょう。
材料
用意する材料は、以下のとおりです。
・ウイスキー:45mL
・スイートベルモット:15mL
・アンゴスチュラ アロマティック ビターズ:1滴
・チェリー:1個
マンハッタンでは、ライ麦を主原料としたアメリカンウイスキー「ライウイスキー」を使うのが一般的です。そのほかに、バーボンウイスキーやカナディアンウイスキーを使うこともあります。
ベルモットには、主にイタリアでつくられる甘口の「スイートベルモット」と、主にフランスでつくられる辛口の「ドライベルモット」の2種類があります。マンハッタンでは、スイートベルモットを使うのが基本です。
ビターズとは、ハーブやスパイス、樹皮などを蒸留酒に漬け込んでつくられたリキュールの1種です。苦味や香りが強く、カクテルの風味づけに使われます。ビターズの代表的な銘柄が、上記の「アンゴスチュラ アロマティック ビターズ」です。
つくり方
以下の手順でつくっていきます。
1.氷を入れたミキシンググラスに、チェリー以外の材料を注ぎ、軽くステアする
2.ステアした材料をカクテルグラスに注ぐ
3.チェリーを飾る
手順1で材料を混ぜすぎてしまうと、味が薄まってしまうので注意が必要です。
ミキシンググラスの外側が冷たく感じたら、混ぜるのをやめて、氷以外の材料をカクテルグラスに注ぎましょう。
マンハッタンのアレンジレシピ

マンハッタンは、アレンジをして楽しむことも可能です。
ここでは、以下3つのアレンジ方法をご紹介します。
・ドライ・マンハッタン
・ロブ・ロイ
・セントラルパーク
ドライ・マンハッタン
スイートベルモットをドライベルモットに変え、さらにチェリーをオリーブに変えたものは、「ドライ・マンハッタン」と呼ばれます。
通常のマンハッタンは甘みを感じられますが、ドライ・マンハッタンはかなり辛口のカクテルです。
キリッとした味わいのカクテルを飲みたいときに、試してみてはいかがでしょうか。
ロブ・ロイ
ライウイスキーの代わりにスコッチウイスキーを使うと、「ロブ・ロイ」と呼ばれるカクテルになります。
ロブ・ロイのカクテル言葉は、「あなたの心を奪いたい」です。
スコッチウイスキーがお好きな方はもちろん、ロマンチックな大人の雰囲気を楽しみたい方にもオススメのカクテルといえます。
セントラルパーク
カクテルのレシピはそのままで、トッピングのチェリーをパセリに変えると「セントラルパーク」になります。
名前の由来は、マンハッタンにある緑豊かな公園「セントラルパーク」です。
マンハッタン自体の味は好きだけれど、いつもとは少し違った雰囲気を楽しみたいときには、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
マンハッタンは「バーテンダー泣かせのカクテル」?

マンハッタンは、ウイスキーやベルモットを使ったシンプルなカクテルです。
レシピがシンプルな分、少しのさじ加減で味わいが大きく変わるため、「バーテンダー泣かせのカクテル」ともいわれています。
このように聞くとつくるのが難しそうに感じるかもしれませんが、ご自宅で楽しむことも可能です。
アレンジ方法がいくつもあって、楽しみ方の幅が広いカクテルなので、ご興味のある方はぜひつくってみてくださいね。
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