- お酒
- 2025.03.06
ウイスキーのアルコール度数はどれくらい?ほかのお酒と比較しながら解説

ウイスキーと聞くと、アルコール度数が高いイメージがありますよね。
この記事では、ほかのお酒と比較しながら、ウイスキーのアルコール度数が具体的にどれくらいあるのかご紹介します。
「お酒にあまり強くないから、ウイスキーを楽しめないかも」
このようにお悩みの方もいるかもしれませんが、ウイスキーを飲みなれていなくても楽しみやすい飲み方もあります。
記事の後半では、飲み方のバリエーションをご紹介しますので、ぜひご自身の好みに合う飲み方を見つけてみてくださいね。
目次
ウイスキーのアルコール度数はどれくらい?

ウイスキーのアルコール度数は銘柄によって異なりますが、ジャパニーズウイスキーは、40度もしくは43度のものが主流です。
ジャパニーズウイスキーのアルコール度数は、スコッチウイスキーと強いつながりがあります。というのも、日本では、スコッチウイスキーを手本にしてウイスキーの製造が開始されました。
スコッチウイスキーは40度もしくは43度が多いため、ジャパニーズウイスキーも同様の度数となっているのです。
ただし、日本にはウイスキーの度数に関する法律上の定義がないため、37~39度の銘柄も販売されています。なかには、ウイスキーの標準的なアルコール度数が法律で定められている国もあります。
たとえば、イギリスでは75ブリティッシュプルーフ(日本の43度)、アメリカでは80アメリカンプルーフ(日本の40度)が標準値です。
プルーフとは、アルコール度数を示す単位です。
ほかのお酒と比べてアルコール度数は高い?

ウイスキーのアルコール度数が40度や43度だと聞いても、いまいちイメージしにくいかもしれません。
そこでここでは、ほかのお酒と比較していきましょう。
主要なお酒の平均的なアルコール度数は、以下のとおりです。
・ビール:5~6度
・ワイン:12度
・日本酒:15〜16度
・焼酎:20度、25度
上記の数値はあくまでも平均なので、これを上回る、もしくは下回る銘柄も存在します。
とはいえ、平均値を踏まえると、ウイスキーのアルコール度数はほかのお酒よりも高いといえるでしょう。
ウイスキーの飲み方のバリエーション

ウイスキーは、飲み方によってはアルコール度数が抑えられて飲みやすくなります。
ここでは、以下の飲み方ごとに特徴を見ていきましょう。
・ストレート
・オン・ザ・ロック
・水割り
・ハイボール
ストレート
ストレートは、ウイスキーを常温でそのまま飲む方法です。
ウイスキー本来の芳醇な香りと味わいをダイレクトに楽しむなら、ストレートがオススメです。常温のウイスキーをグラスに注ぎ、そのまま味わうこの飲み方は、ウイスキーの個性を最も深く感じられる方法といえるでしょう。
ただし、アルコール度数が高いため、ゆっくりと時間をかけて楽しむのがポイントです。
ストレートで飲む際は、チェイサーを用意するのが一般的です。チェイサーとは、強いお酒の合間や後に飲む飲み物のこと。水や炭酸水などが定番で、口内をリフレッシュし、アルコールによる刺激を和らげる効果があります。
チェイサーには、実はさまざまなバリエーションがあります。
以下の記事では、水以外のチェイサーもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ウイスキーに合わせるチェイサーとは?水以外のバリエーションもご紹介
ストレートは、ウイスキー通向けの飲み方と思われがちですが、少量から試せば初心者の方でも十分に楽しめます。
ぜひ、お気に入りのウイスキーで、その豊かな風味を堪能してみてください。
オン・ザ・ロック
オン・ザ・ロックは、ウイスキーと氷で作るシンプルな飲み方です。
氷が徐々に溶けていくことで、ウイスキーの香りが開き、味わいがまろやかに変化していく過程を楽しめるのが最大の魅力です。
【美味しいオン・ザ・ロックの作り方】
1.グラスと氷の準備:ロックグラスに、透明度の高い大きめの氷(できれば市販のロックアイス)を入れます。
2.ウイスキーを注ぐ:グラスの氷に当てるように、お好みの量のウイスキーをゆっくりと注ぎます。
3.軽くステア:マドラー(またはバースプーン)で軽く数回混ぜ、ウイスキーと氷をなじませます。
オン・ザ・ロックは、ストレートに比べてアルコール度数が徐々に下がるため、比較的飲みやすいのが特徴です。
しかし、飲みすぎを防ぐためにも、チェイサーを用意しておくとよいでしょう。
水や炭酸水で口の中をリフレッシュすることで、より長くウイスキーの風味を楽しめます。
【ポイント】
・溶けにくい氷を使うと、ウイスキーが薄まりにくく、より長く本来の風味を楽しめます。
・ウイスキーの銘柄によって、ロックにしたときの味わいの変化も異なります。いろいろと試し、お好みの組み合わせを見つけるのも楽しみの1つです。
水割り
水割りは、ウイスキーを水で割って楽しむ、定番の飲み方です。
アルコール度数が抑えられ、口当たりがまろやかになるため、ウイスキー初心者の方や、食事と一緒に楽しみたい方にもオススメです。
【美味しい水割りの作り方】
1.グラスと氷の準備:グラスに、お好みの量の氷を入れます(大きめの氷がオススメです)。
2.ウイスキーを注ぐ:ウイスキーを適量注ぎます(分量の目安は後述)。
3.ステア:マドラー(またはバースプーン)で軽く混ぜ、ウイスキーと氷をなじませます。
4.水を注ぐ:ウイスキーの香りを引き立てる、ミネラルウォーター(軟水)を注ぎます。
5.軽くステア:再び軽く混ぜて、完成です。
【ウイスキーと水の黄金比】
基本の割合は、ウイスキー1:水2~2.5です。
しかし、これはあくまで目安です。
ウイスキーの個性や、その日の気分に合わせて、自由に割合を変えてみましょう。
たとえば、
・濃いめが好きなら → ウイスキー1:水2
・すっきり飲みたいなら → ウイスキー1:水3
というように調整してみてください。
【ポイント】
・使用する水は、ウイスキーの風味を邪魔しない、軟水のミネラルウォーターがオススメです。
・氷は、溶けにくい大きめのものを使うと、水っぽくなりにくく、最後まで美味しく楽しめます。
・先にウイスキーと氷だけで軽く混ぜることで、ウイスキーが適度に冷え、香りが開きます。
水割りはシンプルな飲み方だからこそ、水や氷、割合にこだわることで、味わいが大きく変わります。
ぜひ、いろいろな組み合わせを試して、自分にとって最高の水割りを見つけてみてください。
ハイボール
ウイスキーの飲み方と聞いて、真っ先にハイボールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ウイスキーの飲み方として、今や定番となったハイボール。
ウイスキーを炭酸水で割った、爽快なのど越しが魅力のドリンクです。炭酸で割ることでアルコール度数が抑えられ、すっきりとした飲み口になるため、ウイスキー初心者の方や、普段あまりお酒を飲まない方にもオススメです。
ハイボールの魅力は、ウイスキー本来の華やかな香りはそのままに、炭酸の爽やかさが加わること。
とくに、揚げ物や肉料理など、味の濃い料理との相性は抜群です。
【美味しいハイボールの作り方】
1.グラスと氷の準備:グラスを冷やしておき、口元までたっぷりと氷を入れます(大きめの氷がオススメ)。
2.ウイスキーを注ぐ:お好みのウイスキーを適量注ぎます(分量の目安は後述)。
3.冷えた炭酸水を注ぐ:氷に当てないように、静かに炭酸水を注ぎます。
4.軽くステア:炭酸が抜けないよう、マドラーで縦に1回、そっと混ぜます。
【ウイスキーと炭酸水の黄金比】
基本の割合は、ウイスキー1:炭酸水3~4です。
しかし、ウイスキーの種類や炭酸の強さによって、最適な割合は異なります。
いろいろと試してみて、ご自身のお好みに合うバランスを見つけてみましょう。
【ポイント】
・ウイスキー:ブレンデッドウイスキーや、バーボンウイスキーなどがハイボールによく合います。
・炭酸水:強炭酸水を使うと、より爽快感が増します。
・レモンピール:好みでレモンの皮を軽く絞って加えると、さらに風味豊かになります。
・混ぜすぎない:炭酸が抜けてしまうので注意が必要です。
自宅でも手軽に楽しめるハイボール。
ぜひ、こだわりの一杯を作って、その爽快な味わいを堪能してください。
飲み方によってはチェイサーを挟むのがオススメ

ウイスキーのアルコール度数は、一般的に40度以上のものが多く、日本のウイスキーでも40度や43度のものが主流です。
この度数は、ワイン(平均12度前後)や焼酎(平均25度前後)など、他のお酒と比べても高い数値です。
そのため、とくにストレートやロックで飲む場合は、チェイサーを挟みながら、ゆっくりと楽しむのがオススメです。体に負担をかけず、悪酔いを防ぐことにもつながります。
ところで、ご自宅に「いつか飲もう」と考え、そのままになっているウイスキーはございませんか?
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