【竹鶴】ウイスキーについてご紹介します!【ニッカウヰスキー】
竹鶴といえば先日、ニッカ「竹鶴ピュアモルト」リニューアルをし、2020年3月31日より2万2000ケースを数量限定販売することを発表。さらに、竹鶴の年代ものを終売することも発表し、大きな話題を呼んだことも記憶に新しいですね。
今回の福ちゃんコラムでは、竹鶴ウイスキーの種類や創業者の「竹鶴政孝」氏についてなど、お酒の豆知識をご紹介いたします。ジャパニーズウイスキー好きなら知っておいて損はありませんので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
ジャパニーズウイスキー【竹鶴】とは
竹鶴(たけつる)とは、ニッカウヰスキーが製造し、アサヒビールが販売するウイスキーのことです。同じくニッカウヰスキーを代表するジャパニーズウイスキーの、「余市」や「宮城峡」と並び、世界中にその名を轟かせています。
2000年に「竹鶴12年ピュアモルト」として、ニッカウヰスキーから発売されたのが、その歴史の始まりです。
「竹鶴12年ピュアモルト」が発売した当時、ライバルのサントリーウイスキー「山崎」が6000円に設定していた定価に対抗して、竹鶴12年は660mlで2450円という破格の安さで販売。そのことが功を奏し営業は好調に進み、翌2001年には「竹鶴17年ピュアモルト」が発売。その後も、「竹鶴21年ピュアモルト」「竹鶴25年ピュアモルト」が発表されるなど、今では日本を代表する高級ピュアモルトウイスキーとして、国際的にも竹鶴は評価されています。
ちなみに、”ピュアモルトウイスキー“とは、異なるシングルモルトの原酒を混ぜて造られたウイスキーをのことを指します。”シングルモルト“とは、1つの蒸溜所で製造され、原料には大麦麦芽だけを使っているウイスキーのことをシングルモルトと呼びます。シングルは”1つの蒸留所”を、モルトは”大麦麦芽”を意味します。
竹鶴の場合、「余市蒸溜所」と「宮城峡蒸溜所」のモルトだけを混ぜて造られているのが特徴ですね。
竹鶴ウイスキーの種類
ここからは、「竹鶴ウイスキーの種類」についてご紹介します。
世界的なジャパニーズウイスキーのブームの影響を受け、深刻な原酒不足が続いています。その影響を受け、2020年3月末を持って「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」、3つの年代物が販売終了しました。
竹鶴の終売は大きな話題となったため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。竹鶴は今やどこのお店も品薄となっているため、ウイスキーとしての希少価値も高くなっています。
以下より、「竹鶴ウイスキーの種類」についてお伝えしますので、竹鶴のことをあまりよくご存知ではない方は、ぜひ参考にしてみてください。
リニューアルで限定発売!【竹鶴ピュアモルト】
「竹鶴ピュアモルト」は、2013年にノンエイジ(ラベルに熟成年数の表示なし)の竹鶴として誕生したピュアモルトウイスキーです。原酒の熟成期間がシリーズの中では最も短く最も安いため、竹鶴初心者の方が手始めに飲むのに適しているウイスキーといえますね。
ノンエイジとはいえ、「竹鶴ピュアモルト」は熟成を重ねた上質の原酒だけで仕上げられており、香りの良さと飲みやすさが定評です。実際に世界的な酒類品評会、「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」では、2014年と2016年に「金賞」を受賞するなど、高く評価されています。
ドラマ「マッサン」の影響でジャパニーズウイスキーが空前のブームとなり、「竹鶴12年」が爆発的に売れたために在庫が追いつかず、2014年に終売となりました。そんな「竹鶴12年」に変わる新商品として発売された「竹鶴ピュアモルト」ですが、今では竹鶴の定番シリーズとして定着しています。
竹鶴といえば、2020年3月31日から2万2000ケース限定で、リニューアルされた「竹鶴ピュアモルト」が発売されることでも話題になりました。新しい「竹鶴ピュアモルト」は、余市モルトの原酒使用比率を高めることで、香りやコクの余韻が付け足されました。また、ラベルがブラックからベージュ色に変更されると共に、デザインも新しいものに変更されるなど、ウイスキーファンから再注目されている銘柄です。
世界最高賞受賞!【竹鶴17年ピュアモルト】
「竹鶴17年」は名前どおり、17年以上樽で熟成させた原酒を使用したピュアモルトウイスキーです。17年以上熟成したピュアモルトの深みのある香りや、力強く余韻のある味わいが特徴です。
「竹鶴17年」はウイスキーの国際的コンテスト、「ワールド・ウイスキー・アワード2018」(WWA)において、「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー」を受賞。世界最高賞のブレンデッドモルトウイスキー(ピュアモルトウイスキー)として認定されました。「竹鶴17年」がこの世界最高賞を受賞するのは、2012年、2014年、2015年に続き、2018年で4回目の受賞です。
「竹鶴17年」は他に、「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」において、2007年、2009年、2011年、2012年、2013年の5回、銀賞を受賞。さらに、2008年には金賞を受賞し、国際的にも認められる素晴らしいウイスキーとして海外でも高い人気を得ています。
しかし、過激なウイスキーブブームで原酒が不足している影響により、2020年3月末を持って販売終了。ますます入手困難の状態となり、市場での価格も高騰していく傾向で、買取市場でも人気のプレミアウイスキーです。
世界的な賞を数多く受賞!【竹鶴21年ピュアモルト】
「竹鶴21年」は、21年以上熟成した原酒を使ったピュアモルトウイスキーです。21年以上熟成したピュアモルトならではの、芳醇な香りと味が特徴です。
竹鶴17年と同じく、ウイスキーの国際コンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード2011」(WWA)で、世界最優秀賞「ワールド・ベスト・ブレンデッド・ウイスキー」を受賞。「竹鶴21年」がこの世界最高賞を受賞するのは、2007年、2009年、2010年に続き、2011年で4回目の受賞となりました。
「竹鶴21年」は他に、ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)でも数々の賞を受賞しています。銀賞には2007年と2013年の2回、金賞には2006年、2008年、2009年、2010年、2012年、2014年、2015年の7回も受賞するなど、毎年のように世界的な賞を受賞しています。竹鶴21年も在庫不足が続き価格が高騰している傾向にありましたが、竹鶴17年と同じく2020年3月末を持って販売終了となりました。
市場の在庫も減り続けていますので、今後もプレミアウイスキーとしての価値は上がっていくものと考えられます。
シリーズ最高峰の存在!【竹鶴25年ピュアモルト】
「竹鶴25年」は、25年以上熟成した原酒が使われているピュアモルトウイスキーです。25年以上の長期熟成したピュアモルトならではの、樽の甘さやビター感が香り豊かに広がる芳醇な味わいは、まさに絶品です。
竹鶴25年は世界的な酒類品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2019」において、ジャパニーズウイスキー部門最高賞の「トロフィー」を受賞。さらに、「ワールド・ウイスキー・アワード2019」(WWA)でも、「ワールド・ベスト・ブレンデッド・モルトウイスキー」を受賞し、同一年に「最高賞をダブル受賞」するという快挙を達成したことでも有名です。
竹鶴25年は過去にも、ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)の「銀賞」を 2013年に受賞し、「金賞」も2015年と2017年に受賞しています。まさに、「竹鶴25年」はシリーズ最高峰の存在のいえます。残念ながら、「竹鶴17年」「竹鶴21年」と同じく、2020年3月末を持っての販売終了が発表され、ウイスキー業界で話題となりました。
「竹鶴25年」はシリーズの中で最長ビンデージかつ、終売ということもあり、ウイスキー通の方に絶大な人気と価値を誇るウイスキーです。竹鶴シリーズの中で最も高い価値がある「竹鶴25年」は、買取市場でも高い注目を集めています。
“竹鶴”の由来となった【竹鶴政孝】ってどんな人物?
竹鶴を語るうえで欠かせない存在なのが、「竹鶴ピュアモルト」を産んだニッカウヰスキーの創業者、「竹鶴政孝」氏です。
「竹鶴政孝(たけつるまさたか)」氏はNHKの朝の連続テレビ小説、「マッサン」の主人公のモデルとなった人物としても広く知られています。タイトルの「マッサン」は、「竹鶴政孝」氏の妻である「リタ」が、夫の政孝を”マッサン”と呼んでいたことに因んで名付けられました。
本場のウイスキー造りを目指しスコットランドへ留学するなど、人生のすべてをウイスキー造りに捧げた「竹鶴政孝」氏と、スコットランドで国際結婚した妻の「リタ」。そんな2人が奮闘した人生がドラマで再現され、大ヒットしたことは記憶に新しいですね。
摂津酒造への入社が人生の転機に
広島県竹原市の酒蔵に生まれた「竹鶴政孝」氏は、大阪高工醸造科を卒業。実家の酒の仕込みが忙しくなるまで時間の猶予があったため、大阪高工の1期生で先輩の「岩井喜一郎」氏を頼って、摂津酒造(現:宝ホールディングス)へ入社。
当時の摂津酒造社長であった「阿部喜兵衛」氏から、ウイスキー造りに対する熱い情熱を認められた「竹鶴政孝」氏は、ウイスキー誕生の地であるスコットランドへの留学を認められます。
広島にある竹鶴政孝氏の実家の酒蔵は、跡取りを失うことになり大騒ぎとなりますが、社長の「阿部喜兵衛」氏が広島まで足を運び、「日本のウイスキー業界の発展と本人の将来のため」と両親を説得。
晴れて「竹鶴政孝」氏は、日本人として初めて本格ウイスキーの製法技術を学ぶことに成功します。さらに、現地では後に妻となる「リタ」との運命的な出会いを果たし、当時では珍しい国際結婚を果たします。パートナーとなった「リタ」と共に日本に帰り、本格的なウイスキー造りを計画しますが、当時の日本は第1次世界大戦後の恐慌で苦しんでいた時代のため、この計画を受け入れてもらうことができませんでした。
当時の日本はアメリカの模造ウィスキーしか発売されておらず、純国産のウイスキー造りを何が何でもあきらめきれなかった「竹鶴政孝」氏は、お世話になった摂津酒造を辞める決意をします。
鳥井信治郎との出会い
そんな時、本格ウイスキーの到来を予見していた寿屋(現:サントリー)の創業者、「鳥井信治郎」氏は、当時のスコットランドで”ウイスキーの権威“とされていたムーア博士を日本に招こうとしますが、彼から「優秀な日本人がいる」と紹介されたのが「竹鶴政孝」氏でした。
ムーア博士からの推薦をきっかけに、竹鶴氏は寿屋へ入社。山崎蒸溜所の初代所長として指揮を取り、ついに国産第1号ウイスキーとなる「サントリー白札」を完成させます。
ニッカウヰスキーの設立
「サントリー白札」を完成させ、後継者への引き継ぎも終えた「竹鶴政孝」氏は、寿屋を退社。本場のウイスキー造りを学ぶために留学したスコットランドと似た風土である、北海道余市郡余市町(現在の余市蒸溜所)で、ウイスキー製造を開始します。
この時の社名は「大日本果汁株式会社」で、当初はリンゴジュースなどを製造しながら、ウイスキーの原酒を育てていました。
時に磨かれた原酒が目覚めを迎え、誕生した余市初のウイスキーは、大日本果汁株式会社の「日」と「果」をとり、「ニッカウヰスキー」と命名。のちに、社名にもなりました。
竹鶴買取なら【福ちゃん】へ
今回の福ちゃんコラムでは、価値の高いジャパニーズウイスキーとして海外でも人気の、「竹鶴」についてご紹介させていただきました。
「竹鶴」はニッカウヰスキーの創業者で、”日本ウイスキーの父“とも呼ばれる、「竹鶴政孝」氏の名前を冠するウイスキーです。竹鶴氏の「技」と「志」を受け継いだ竹鶴ブランドのウイスキーは世界からの評価も高く、その人気は日本だけでなく海外でも幅広く愛飲されています。
ドラマ「マッサン」によるジャパニーズウイスキーのブームの影響も大きく、あまりの人気ぶりに原酒不足に陥り、竹鶴は年代ものが終売することに決まりました。それほど人気が過熱しているにも関わらず、流通量も少なくなってきているウイスキーなので、今は定価で飲むことは難しい状況です。
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竹鶴ウイスキーの中でも、「竹鶴12年」「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」といった竹鶴の年代物は終売しているため、特に買取を歓迎いたします。
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