ウイスキー投資とは?魅力やデメリット・オススメの銘柄を紹介

当記事では、ウイスキー投資の魅力やデメリット基本のウイスキー投資方法をご紹介いたします。

ウイスキー投資は、ウイスキーを購入時の価格よりも高くなったときに売却し、利益を得る「現物投資」です。ウイスキー投資は入手・売却が簡単なことから、初心者でも始めやすい投資として注目されています。

ウイスキー投資に興味がある方で、ウイスキー投資のやり方や、投資に向いている銘柄が知りたい方もいらっしゃるでしょう。
オススメの銘柄も紹介しておりますので、ウイスキー投資を始めたい方や、ウイスキ―がお好きな方はぜひご覧ください。

ウイスキー投資とは?魅力やメリットを紹介

ウイスキー投資とは?魅力やメリットを紹介

ウイスキー投資は、ウイスキーを購入して行う現物投資です。そして、ウイスキーの価格が高くなったタイミングに売却することで、利益を得られる投資方法です。

近年は、ウイスキーが世界的に需要増加の傾向にあり、市場では品薄状態が続いています。そのため、ウイスキーが高値で取引されるようになりました。

ここでは、ウイスキー投資の魅力やメリットについて解説いたします。

ウイスキー投資のメリット

✔︎ 入手・売却しやすい
✔︎ 品質管理が容易
✔︎ ハイリターンが期待できる

入手・売却しやすい

ウイスキーは入手しやすく売却も簡単なことから、投資として成り立っています。日本でもウイスキーの入手は容易なため、仕入れの際に困ることは少ないでしょう。

個人で売却する場合は、買取業者に取引してもらうほか、インターネットオークション・ライブオークションなどに出品し、落札してもらうことが可能です。

本格的にお酒の販売を行う場合は、税務署に申請書を提出して審査を受け、免許を取得する必要があるため注意しましょう。

また、利益が一定金額以上出た場合には「雑所得」として、確定申告を行う必要があります。高い頻度でお酒を販売する場合には、税金についても知っておきましょう。

品質管理が容易

ウイスキー投資がオススメの理由は、品質管理が容易なことです。

ウイスキーは「蒸留酒」であり、アルコール度数は約40~43度と、12度前後のワインや15度前後の日本酒などと比較しても高い傾向にあります。

そのため、品質が安定しやすく保存方法も簡単です。一般家庭でも「高温多湿と直射日光」を避けていれば、長期間の保存が可能です。

ただし、樽で買い付ける場合には保存方法が異なります。ウイスキーの蒸留所が持つ環境を整備しなければ、正しい保存ができなくなるため注意しましょう。

ハイリターンが期待できる

ウイスキー投資は、銘柄次第でハイリターンが期待できると注目されている投資方法です。これまでにも高騰した事例は多く、国内銘柄のウイスキー「山崎25年」も10年かけて取引価格が10倍以上に。

ウイスキー投資では、数年間で利回りが30%を超えている銘柄もあります。

たとえば、ブルーチップ・カスクの「マッカラン1988」は、2016~2020年までに59.6%の利回りを記録しました。

保管方法も簡単なうえに、銘柄によっては定価の数十倍で取引されることもあるため、ウイスキー投資は初心者でも始めやすい投資といえます。

ウイスキー投資のデメリット

ウイスキー投資のデメリット

ウイスキー投資の大きなメリットは手軽に始められることですが、もちろんデメリットもあります。投資を行う前に、以下で解説するデメリットを知ってきましょう。

ウイスキー投資のデメリット

✔︎ 買い手がおらず売却できない可能性がある
✔︎ 保管の不備による劣化や盗難の恐れがある
✔︎ 値上がりの見極めが難しい

買い手がおらず売却できない可能性がある

ウイスキー投資に限らず、投資した酒類に買い手が付かなければ売却はできません。

個人でボトル投資を行った場合、売却するときに「より高く購入してくれる人」を探すのは難しいでしょう。設定金額が適正でなければ、出品しても買い手が付かないことも考えられるためです。

ウイスキーは消費される商品であるため、株のような配当、マンション投資のような家賃収入とは利益を得る方法が異なります。

保管の不備による劣化や盗難の恐れがある

ウイスキーは実物が存在する「実物資産」であるため、保管の不備による劣化や盗難リスクがあります。保管に不備があった場合、ウイスキーの質が落ちてしまい売却できなくなる恐れも。

ワインほど管理が難しくないことがウイスキー投資の良さです。しかし、きちんと管理をしていなければ品質が劣化し、ウイスキーの価値もなくなる可能性があるため注意しましょう。

また、ウイスキーは簡単に持ち運べるサイズのため、盗難にあう恐れがあります。自然災害などで、ボトルの保管場所に被害が出る可能性もあります。

長期的にウイスキーを保管するほど、物理的なリスクも増えるのです。

値上がりの見極めが難しい

ウイスキー投資で難しいのは、値上がりの見極めです。人気の銘柄を知っていても、なるべく低価格で購入をし、高値で売却する必要があります。

しかし、価格推移や需要の高さを見抜くことは至難の業です。定価や低価格で購入したウイスキーが必ず高騰するわけではありません。

場合によっては、資産価値も下がり利益が得られないケースも。そのため、銘柄の成長を見極め分析し、ウイスキーの情報収集をする必要があります。

ウイスキー投資のやり方

ウイスキー投資のやり方

ウイスキー投資といっても方法は複数あるため、自身の環境にあった方法を選ぶことが大切です。

主なウイスキー投資の方法は、「カスク(樽)投資」「ボトル売買」「ウイスキーファンドに投資」の3つです。

以下では、3つの投資方法を解説いたします。

カスク(樽)投資

カスク(樽)投資は、ウイスキーを購入して、熟成させてから売却する投資方法です。

蒸留所から専門業者を介して、「未熟性のウイスキー」を樽で購入します。ウイスキーカスクの管理は蒸留所に任せることが可能です。

ウイスキーの熟成期間は最低3年、平均9年、長いものは30年以上といわれています。ウイスキー投資を資産形成の手段として考える方には、カスク投資がオススメです。

ボトルの売買

ボトルの売買は購入金額が少ないため初心者にも向いており、手軽に始められるメリットがあります。

ウイスキーボトルを購入後、管理を行いながら相場を確認して売り時を見極めます。

今後価値の上がる銘柄を見付ける能力が必要であるため、安定性に乏しいところはデメリットといえるでしょう。

ウイスキーファンドへの投資

ウイスキーファンドへの投資は、投資信託と呼ばれる資産運用のプロに運用を代行する方法です。

投資対象は株式や不動産などをイメージする方が多いかもしれませんが、ウイスキー対象の投資信託もあります。

ウイスキー投資にオススメの銘柄3選

ウイスキー投資にオススメの銘柄3選

ウイスキー投資は、海外でも注目されている投資方法であり、国産のジャパニーズウイスキーも非常に人気があります。

ここでは、日本人も馴染みやすく売却しやすい、投資家にオススメの銘柄を3つ紹介いたします。

1.サントリー「山崎」
2.ニッカ「竹鶴」
3.秩父蒸留所「イチローズモルト」

1.サントリー「山崎」

サントリー「山崎」は、多くの方が一度は見聞きしたことがあるほど人気のウイスキーです。

大阪府にある山崎蒸留所にてサントリーが製造している銘柄で、さまざまな年代物があります。

たとえば、山崎12年は定価が約1万円に対し、ネットショップなどは2024年の6月時点で約2万円です。

ほかにも、山崎18年は定価が約3万2千円から、2024年の6月時点で平均価格が約13万円と上昇しています。

年間生産本数が約1,200本の限定品である山崎25年は、定価が約16万円に対し、価格高騰した2024年2月は約150万~200万円と定価の10倍以上です。

山崎の価格はあくまでも参考であり、現在価値を見ると銘柄によって商品価値の高さが伺えます。

2.ニッカ「竹鶴」

続いてのオススメ銘柄は、ニッカの竹鶴です。

ジャパニーズウイスキーの代表銘柄として知られており、ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝さんの名前が冠に付けられています。

北海道余市町と、宮城県仙台市の蒸留所で作られたモルト原酒をブレンドして作られるのが特徴です。

竹鶴には、12年・17年・25年などの年代物があります。竹鶴12年の定価は約2千円に対して、2024年6月時点における現在の価値は約1万~2万円です。

竹鶴17年は定価が約7千円に対し、現在の価値は約4万~6万円となっています。竹鶴25年は定価が約7万円に対し、現在の価値は約28万~35万円と定価の4.6倍以上です。

現在の価値を見ると、10倍もの値が付けられるオークションサイトもあり、今後に期待です。

3.秩父蒸留所「イチローズモルト」

イチローズモルトは、埼玉県秩父市にある秩父蒸留所から発売されているウイスキーです。

先述したサントリーやニッカなど大きなメーカーではありませんが、世界中のウイスキー愛好家の間で人気が爆発しました。

その理由は、世界のウイスキーを評価する「ワールド・ウイスキー・アワード」にて、輝かしい実績を残して注目されたことにあります。

2005~2014年にかけて発売された、イチローズモルトの「カードシリーズ」は54本で約81万円でした。そして、2019年には54本で約9,750万円の値が付いたのです。

イチローズモルトは、今後も投資として期待できるウイスキーといえるでしょう。

まとめ

ウイスキー投資は、初心者にもオススメの投資方法です。品質管理や入手・売却が容易であることや、ハイリターンの期待できることがメリットに挙げられます。

ただし、ウイスキー投資には「買い手がおらず売却できない」や、「値上がりの見極めが難しい」といったデメリットもあるため、ウイスキーや投資の知識を身に付けて情報収集することも大切です。

ウイスキー投資は海外で注目されている投資方法でもあるため、人気がある国産の銘柄や年代物も把握しておきましょう。

サントリー山崎や、ニッカの竹鶴、秩父蒸留所のイチローズモルトなどがオススメです。

また、ご売却をお考えのウイスキーをお持ちでしたら、「ウイスキー買取専門店 福ちゃん」にお任せください。

売り時の見極めが難しいウイスキーでも、専門知識が豊富な福ちゃんであれば、価値に見合った価格のご提示が可能になります。福ちゃんまで、お気軽にお問い合わせください。

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