スコッチウイスキーの特徴|原料や産地ごとの違いも解説
スコッチウイスキーは、イギリスの最北端に位置する地域、スコットランドで造られているウイスキーです。全体的にはスモーキーな香りを特徴としていますが、原料や産地によって違いがあります。
この記事では、
・スコッチウイスキーの定義
・味わいや香りの特徴
・原料や産地による違い
をご紹介します。
スコッチウイスキーの特徴をお調べの方は、ぜひご覧ください。
目次
スコッチウイスキーとは
スコッチウイスキーは、スコットランドにある蒸溜所で製造されるウイスキーです。
アイルランド・アメリカ・カナダ・日本で造られるウイスキーと並んで、「世界5大ウイスキー」の1つに数えられます。
スコッチウイスキーと認められるための主な条件は、以下のとおりです。
・穀物を原料として、酵母により発酵させる
・アルコール分94.8度未満で蒸溜する
・オーク樽で3年以上熟成させる
・瓶詰め時のアルコール度数が40度以上である
スコッチウイスキーは「ピート香」が最大の特徴
スコッチウイスキーの大きな特徴として「ピート香」が挙げられます。
スコッチウイスキーの製造過程では、原料の大麦麦芽(モルト)などを乾燥させる際、ピート(泥炭)を使用します。これにより、「ピート香」と呼ばれるスモーキーな香りが生まれるのです。
ピート香の程度や味わいは、スコッチウイスキーの種類によって変わってきます。そこでここからは、種類ごとの違いを詳しく解説していきます。
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原料によるスコッチウイスキーの種類
スコッチウイスキーは、原料によって以下3種類に大きく分けられます。
・モルトウイスキー
・グレーンウイスキー
・ブレンデッドウイスキー
モルトウイスキー
モルトウイスキーは、大麦麦芽のみを原料とするウイスキーです。
全体としては、穀物由来の豊かな風味を感じられる銘柄が多いものの、生産者ごとの個性が表れやすいのも特徴です。
蒸溜所を取り巻く風土や、熟成に使う樽などの違いによって、個性的な味わいが生み出されます。
グレーンウイスキー
グレーンウイスキーは、小麦やライ麦、オーツ麦、トウモロコシなど、大麦以外の穀物を主原料とするウイスキーです。
雑味が取り除かれやすい方法で蒸溜するため、モルトウイスキーと比べてクセが少なく、すっきりとした味わいになっています。グレーンウイスキーのみを使用した銘柄は少数派で、そのほとんどは「ブレンデッドウイスキー」の原酒として使われます。
ブレンデッドウイスキー
ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして造られるウイスキーです。スコッチウイスキーの全生産量のうち、8〜9割を占めるといわれています。
複数種類のウイスキーをブレンドすることで、それぞれが持つ長所を引き出され、バランスの良いまろやかな味わいとなっています。
スコッチウイスキーの主な産地
スコッチウイスキーは、原料だけでなく産地によっても違いがあり、主な産地は以下6つです。
・ハイランド
・スペイサイド
・キャンベルタウン
・ローランド
・アイランズ
・アイラ
ハイランド
ハイランドはスコットランド北部に広がる地域です。スコッチウイスキーを製造する蒸溜所のおよそ3分の1が、ハイランドに存在します。
スコットランドの中でもっとも大きな面積を占めるため、東西南北によって味わいに違いがあります。ただ、全体としてはピート香が比較的控えめで落ち着いた味わいのものが多いため、ピート香があまり得意ではない方にもオススメです。
スペイサイド
スペイサイドはスコットランド北東部に位置する地域で、有名な蒸溜所の多くがこの地域に集中しています。日本で広く知られている「ザ・マッカラン」が製造されている地域でもあります。
スペイサイドのウイスキーは、フローラルな香りを持つ親しみやすいものが多いため、スコッチウイスキーが初めての方でも比較的挑戦しやすいでしょう。
キャンベルタウン
キャンベルタウンは、スコットランド南部の海岸沿いにある港町です。蒸溜所の数は3つと少ないものの、根強いファンを持つ銘柄が製造されています。
港町のキャンベルタウンで造られるウイスキーは、わずかな塩気が感じられます。
ローランド
ローランドはスコットランド南部にある地域です。
ローランドのウイスキーは、ほかの産地と比べて雑味が少なく、ライトな口当たりが特徴です。通常2回の蒸溜を3回行うことで、このような味わいが生み出されています。
アイランズ
アイランズはスコットランド北部から南西部にかけて点在する島々で造られるウイスキーです。
「アイランズ」とひと括りにされていますが、それぞれの島の風土を活かしたウイスキー造りが行われているため、共通のスタイルはありません。
アイラ
アイラはスコットランド西南にある島で、先ほどご紹介したアイランズの仲間には入らず、独立した区分となっています。
「強いピート香」や、海沿いの蒸溜所ならではの「潮の香り」が特徴です。クセの強い味わいが好きな方は、試してみるのもよいかもしれません。アイラのウイスキーは人によって好き嫌いがはっきりと分かれますが、中には熱狂的なファンになる方もいらっしゃいます。
スコッチウイスキーは豊富な種類が魅力!
世界5大ウイスキーの1つであるスコッチウイスキーは、「ピート香」と呼ばれるスモーキーな香りが最大の特徴です。
原料や産地によっていくつもの種類に分類され、それぞれ異なる魅力を持っています。また、ストレートやロック、ハイボールなど複数の飲み方を楽しめます。
スコッチウイスキーに興味がある方は、気になる銘柄や飲み方を試してみてはいかがでしょうか。
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