宮永岳彦作『苑』の価値と高価買取のポイント｜福ちゃんの買取事例もご紹介
「宮永岳彦（みやながたけひこ）」といえば、誰もが知る「ぺんてる」のマスコットキャラクターや、小田急ロマンスカーの印象的なカラーリングを手掛けたことでも有名です。
しかし、彼の功績はそれだけにとどまりません。
明治以降、初めて皇室の正式な肖像画制作を任されたという輝かしい経歴を持つ、まさに日本を代表する巨匠なのです。
この記事では、宮永岳彦の作品『苑』について、以下のポイントを詳しく解説します。
・『苑』の買取価格と重要な査定ポイント
・宮永岳彦の輝かしい経歴と作品の特徴
・高額査定が期待できる宮永岳彦の注目作品
宮永岳彦の作品を所有されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。また、作品のご売却をご検討されている場合は、骨董品の買取実績が豊富な福ちゃんへお気軽にご相談ください。
専門スタッフが、お客様の作品を丁寧に査定し、高価買取を実現いたします。
目次
宮永岳彦作『苑』の買取価格と査定ポイント
福ちゃんでは、宮永岳彦が手掛けた美しい絵画『苑』を10万円で買取させていただきました。
ドレスアップした女性の横顔を、緻密な陰影で描き出すことで、宮永岳彦ならではの感性が光る作品です。
宮永岳彦というブランド
『苑』は、宮永岳彦が若い頃に制作された作品といわれています。
左下に直筆サイン、額裏にはタイトルと作者名に加え、落款がある共シールも付いており、真作であることが確実な作品です。
一般的に、宮永岳彦の作品は晩年作の方が高額査定されやすい傾向にあるものの、『苑』も宮永岳彦特有の画風が色濃く反映された作品であるため、高く評価させていただきました。
作品のサイズ
当作『苑』は、絵画の中では比較的小さめのサイズであるため、宮永岳彦の作品としては落ち着いた買取価格となりました。しかし、より大きなサイズの作品であれば、さらに高額査定の可能性を秘めています。
作品のコンディションと付属品
今回買取させていただいた『苑』は、保存状態が非常に良好で、鑑賞に堪えうる美しい状態です。
しかしながら、鑑定証が付属していなかったため、その点を考慮した評価額となりました。
真作であることは間違いありませんが、鑑定証があれば「作品の価値を客観的に証明」できるため、さらに高価買取が望めます。
お電話受付時間 9:00～20:00 (年中無休※年末年始は除く)
宮永岳彦の輝かしい経歴と作品の魅力
宮永岳彦は、油絵・ポスター・キャラクターデザイン・挿絵など、多岐にわたる分野で活躍した芸術家です。
「美人画の巨匠」として名を馳せると同時に、「ぺんてる」のマスコットキャラクターを生み出すなど、その才能は多岐にわたりました。
ここからは、宮永岳彦の輝かしい経歴と、独自の画風から生まれた作品の魅力をご紹介します。
宮永岳彦の輝かしい経歴
1936年：松坂屋百貨店名古屋本店入社
1942年：第29回二科展初入選
1947年：二紀会創立展出品
1972年：二紀会理事就任
1974年：『皇太子・同妃両殿下御肖像画』制作
ブラジル国公認最高勲章“グラン・クルース”受章
1979年：“日本芸術院賞”受賞
1986年：二紀会理事長就任
“紺綬褒章”受章
1987年：逝去
“勲三等瑞宝章”受章
宮永岳彦は、上述したように油絵をはじめ、ポスターやキャラクターデザイン・挿絵など、多彩な活動で数々の作品を残しました。
「ぺんてるくれよん」のパッケージでお馴染みのキャラクター、「ペペ＆ルル」を手掛けたことは、あまりにも有名です。 国内外で多くの賞を受賞し、『皇太子・同妃両殿下御肖像画』は、明治以降、正式な許可を得て皇室を描いた唯一無二の作品として歴史に名を刻んでいます。
晩年は、油絵制作に没頭し、自らの芸術を追求し続けました。
宮永岳彦作品の特徴
宮永岳彦といえば、「宮永美人」と称される美人画が有名です。
鹿鳴館時代のドレスをまとった女性を、独自のコントラストで描き出すことで、ほかの追随を許さない画風を確立しました。
彼の作品は、「光と影の華麗なる世界」と称されるほど、美しい陰影がはっきりと表現されているのが特徴です。
高額査定が期待できる！宮永岳彦の注目作品
宮永岳彦の作品の中でも、とくに高額査定が期待できるのは、以下の3つのポイントを押さえた作品です。
- ✔︎ 宮永美人を描いた作品
- ✔︎ 晩年に制作された作品
- ✔︎ 油絵で描かれた作品
これらのポイントを詳しく解説していきます。
宮永美人の魅力と高額査定のポイント
「宮永美人」とは、宮永岳彦独自の画風で描かれた、優美な横顔の女性画のことです。
巧みなコントラスト表現と、繊細な描写が特徴で、宮永岳彦の代表作として高い人気を誇ります。
とくに、耳飾りなどの宝飾品を身につけた女性・背景にステンドグラスが描かれた作品は、コレクターの間で人気が高く、高額査定が期待できます。
晩年の作品に込められた情熱と価値
「光と影の華麗なる世界」と称される、独自の画風を確立した晩年の作品は、市場での評価も高く、高額での取引が期待できます。
宮永岳彦は51歳のとき、自らの芸術を追求するため、油絵制作に専念することを決意しました。
晩年の作品には、画家としての人生で培った経験・スキル・感性が凝縮されており、その価値は計り知れません。
希少性の高い油絵
宮永岳彦は、水彩画や彫刻など、さまざまな作品を残しています。
その中でも油絵はとくに需要が高く、高額査定につながりやすい傾向です。
油絵は保存が難しく、良好な状態の作品は希少価値が高いため、高値での取引が期待できます。
宮永岳彦の作品なら「福ちゃん」が高価買取いたします
「宮永岳彦（みやながたけひこ）」は、商品パッケージや雑誌の表紙・挿絵など、幅広い分野で活躍した才能豊かな画家です。
とくに、「光と影の華麗なる世界」と称される緻密なコントラストで陰影を表現する独自の画風は、国内外で高い評価を受けています。
福ちゃんでは、このたび宮永岳彦の初期作品『苑』を買取させていただきました。
小ぶりな作品で鑑定書が付属していなかったため、彼の作品としては、査定額はやや控えめです。しかしながら、保存状態は良好で、宮永岳彦ならではの構図と画風が楽しめることから、10万円での買取となりました。
福ちゃんは、宮永岳彦をはじめ、有名作家の絵画や骨董品を積極的に買取中です。
経験豊富な専門査定士が、お客様の大切な品々を丁寧に査定し、価値に見合った適正な買取価格をご提示いたします。
宮永岳彦の作品はもちろん、そのほかの骨董品の売却をご検討中の方は、ぜひ福ちゃんにお任せください。お客様にご満足いただける買取体験をお約束いたします。
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