薩摩琵琶の買取なら福ちゃんへ！石田不識作『薩摩琵琶 銀製半月細工』の買取実績を公開
人間国宝「石田不識（いしだふしき）」氏が手がけた、美しい薩摩琵琶『銀製半月細工』。
その希少な作品を、福ちゃんが買取させていただきました。
石田不識氏は、代々受け継がれる琵琶製作の伝統を継承する、当代きっての琵琶職人です。その卓越した技術は、文化庁から選定保存技術保持者に認定されるほど。
この記事では、
・石田不識作『薩摩琵琶 銀製半月細工』の買取価格
・査定における評価ポイント
・石田不識氏の経歴と作品の魅力
について詳しく解説いたします。
石田不識氏の作品をはじめ、有名作家による貴重な骨董品を所有されている方は、ぜひこの記事を査定の参考にしてください。
目次
『薩摩琵琶 銀製半月細工』の買取価格と評価ポイントは？
福ちゃんでは、人間国宝「石田不識」氏の手による希少な『薩摩琵琶 銀製半月細工』を、8万円で買取させていただきました。
なぜ、買取価格が8万円となったのか。
その理由を詳しく解説いたします。
人間国宝「石田不識」氏の希少な作品
石田不識氏は、琵琶製作の名門「石田家」の四代目当主です。
国内で唯一、全工程を手作業で行う「石田琵琶店」を率い、その卓越した技術は琵琶演奏家から厚い信頼を得ています。2006年には、文化庁選定保存技術保持者に認定されるなど、その功績は高く評価されています。
今回、ご紹介させていただく薩摩琵琶は、文化財の修復も手がける石田不識氏の高い技術と芸術性が凝縮された逸品。その希少性と文化的価値から、今回の買取価格にいたりました。
薩摩琵琶ならではの「力強い音色」と「美しい装飾」
石田不識氏は、筑前琵琶・楽琵琶・平家琵琶など、さまざまな種類の琵琶を製作しています。その中でも、薩摩琵琶は氏の得意とするところです。
薩摩琵琶は、武士の精神性を高めるために、薩摩地方（現：鹿児島県）で生まれました。力強い音色と勇壮な演奏スタイルが特徴で、その歴史的背景と独特の美しさから、美術品としての価値も高く評価されているのです。
買取させていただいた薩摩琵琶は、石田不識氏の代名詞ともいえる「銀製半月細工」が施された、美しい装飾も魅力の1つ。
その精巧な細工と薩摩琵琶ならではの力強い音色が、今回の査定額につながりました。
一部破損があっても高価買取！その理由とは？
石田不識氏の琵琶は、すべて手作業で製作されるため、市場に出回る数が限られています。
そのため、状態の良いものはもちろん、一部破損があっても希少価値は高く、高額査定が期待できるのです。
今回の薩摩琵琶にも、一部に破損が見られました。
しかし、石田不識氏の作品であること、そして薩摩琵琶ならではの希少性と美しさを考慮し、8万円で買取させていただきました。
お電話受付時間 9:00～20:00 (年中無休※年末年始は除く)
人間国宝「石田不識」氏の経歴と功績
1953年：宮大工の修業開始
1964年：3代目石田不識に師事
1970年：4代目石田不識襲名
1978年：高崎芸術短期大学音楽科（楽器製作）教授就任
2003年：“文化庁長官表彰”受賞
2006年：“文化庁選定保存技術保持者”認定
2009年：“旭日双光章”受章
2014年：“青森県文化賞”受賞
2016年：港区“名誉区民”認定
2021年：オンラインショップ「石田琵琶店」開設
人間国宝「石田不識」氏は、日本の伝統楽器である琵琶製作の第一人者です。
その卓越した技術とたゆまぬ努力によって、数々の賞を受賞し、文化庁選定保存技術保持者として認定されるなど、輝かしい功績を残しています。
宮大工から琵琶職人へ
1937年、青森県八戸市に生まれた石田不識氏は、16歳の時に宮大工の修行のため上京。その後、琵琶製作の名門「石田家」の三代目当主の娘と結婚し、琵琶職人の道へと進むことになります。
しかし、義父である三代目から本格的な指導を受ける前に、三代目が急逝。
若くして四代目を襲名することになった石田不識氏は、試行錯誤を重ねながら琵琶製作の技術を習得していきました。
試行錯誤の末に開花した才能
そのたゆまぬ努力と類まれなる才能は、次第に世間に認められるようになり、2003年には文化庁長官表彰を受賞。2006年には、琵琶製作の技術が文化庁の選定保存技術に認定されました。
さらに、2009年には旭日双光章を受章、2014年には青森県文化賞を受賞するなど、その功績は国内外で高く評価されています。
伝統の継承と新たな挑戦
石田不識氏は、伝統的な琵琶製作の技術を継承するだけでなく、常に新しい挑戦を続けています。
2021年には、ご息子と共にオンラインショップ「石田琵琶店」を開設し、より多くの人に琵琶の魅力を伝える活動にも注力。新たな挑戦を行っています。
石田不識氏の琵琶は、その美しい音色と精巧な装飾で多くの人々を魅了し続けています。彼の作品は、日本の伝統文化の素晴らしさを世界に発信する貴重な存在といえるでしょう。
石田不識氏の作品買取なら「福ちゃん」へ
福ちゃんでは、人間国宝「石田不識（いしだふしき）」氏が手がけた、薩摩琵琶『銀製半月細工』を8万円で買取させていただきました。
今回の薩摩琵琶は、一部に破損が見られました。しかしながら、石田不識氏の作品であること、そして氏の得意とする薩摩琵琶であること。さらに、希少価値が高いことから、今回の買取価格にいたりました。
福ちゃんでは、美術品や骨董品の買取を専門としており、とくに石田不識氏のような著名な作家による作品や、文化的価値の高いお品物の買取に力を入れております。
専門の査定士が、作品の状態だけでなく、作者の経歴や作品の希少性などを総合的に評価。価値に見合った買取価格をご提示いたします。そのため、専門知識のないお客様でも、安心してご売却いただけます。
石田不識氏の作品をはじめ、ご自宅に眠っている美術品や骨董品がございましたら、ぜひお気軽に福ちゃんにご相談ください。
お電話受付時間 9:00～20:00 (年中無休※年末年始は除く)
