ホラー漫画界の巨匠、楳図かずお氏の銅版画『ウメゾチント「猫目小僧」』を、福ちゃんが買取いたしました!
楳図(うめず)かずお氏といえば、『漂流教室』や『まことちゃん』など、数々の名作で読者を恐怖の底に突き落としてきたカリスマ的存在です。しかし、その才能は漫画だけにとどまらず、音楽活動や映画監督などでも多彩な才能を発揮し、常に世間を驚かせてきた奇才でもあります。
当記事では、『ウメゾチント「猫目小僧」』の買取価格をはじめ、楳図かずお氏の多彩な経歴や作品の魅力をご紹介します。さらに、同氏の新作『ZOKUSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
楳図かずお氏の『ウメゾチント「猫目小僧」』買取価格を公開
福ちゃんは、楳図かずお氏の代表作「猫目小僧」をモチーフにした、希少な銅版画『ウメゾチント「猫目小僧」』を2万円で買取いたしました。
本作は、楳図かずお氏ならではの独特なタッチで描かれた猫目小僧が、メゾチント技法によって銅版画として蘇った作品です。迫りくる猫目小僧の表情、そしてトレードマークである黄色い目が、見る者を圧倒する迫力ある構図となっています。
とくに、右下に記された楳図かずお氏の直筆サインは、作品の価値をさらに高める重要な要素となりました。
今回の買取価格は、人気の猫目小僧であること、作品の保存状態が良好であること、そして楳図かずお氏の卓越した芸術性などを総合的に評価させていただいた結果です。
不朽の名作「猫目小僧」の魅力とは?
「猫目小僧」は、1967年から連載が開始された楳図かずお氏の代表作の1つです。
妖怪「猫又」の子どもでありながら、人間に近い姿を持つ猫目小僧が、行方不明の母親を探す旅に出る物語は、多くの人々の心を掴みました。
旅の途中で出会う人々の妖怪トラブルを解決していく猫目小僧の姿は、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。個性豊かな登場人物たちのリアルな人間性、猫目小僧の愛らしさと対照的な禍々しい妖怪たちの描写など、読者の感情を揺さぶる深いストーリーが、長年にわたる人気の秘密です。
1976年にはアニメ化、2006年には映画化もされ、現在も電子書籍などで多くのファンに楽しまれています。
楳図かずお氏の独創的な技法「ウメゾチント」とは?
本作で採用されているメゾチント技法は、銅版画の技法の1つです。
ロッカーなどの道具を使って銅版に微細な穴を刻み、スクレーパーなどで削ることで、繊細な明暗や濃淡を表現します。
『ウメゾチント「猫目小僧」』では、このメゾチント技法によって黒の濃淡が巧みに表現されることで、猫目小僧の世界観が独特の雰囲気で描き出されているのが特徴です。
楳図かずお氏は、自身のメゾチント技法を「ウメゾチント」と名付け、数々の作品を制作してきました。
楳図かずお氏の銅版画は、彼の卓越した技術力だけでなく、ユーモアあふれる独特の感性に触れられる貴重な作品といえるでしょう。
⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。
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ホラー漫画の枠を超えた奇才「楳図かずお氏」の軌跡