京焼の名門「三浦竹泉」の歴史と作品の魅力|5代作『色絵扇面散文水指』の買取実例もご紹介

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このような疑問をお持ちの方へ。

当記事では、三浦竹泉作品の歴史的背景から、福ちゃんが実際に買い取った5代目作品の実例価格まで、徹底的に解説します。
三浦竹泉の作品を所有されている方、購入を検討されている方、純粋に興味がある方……どのような方にも役立つ情報が満載です。

ぜひ最後までお読みください。

三浦竹泉について

三浦竹泉について

三浦竹泉は、明治時代から代々続く京焼の窯元です。

その歴史は深く、5代にわたる当主たちは、それぞれ独自の感性と技術で、京焼の世界に新たな風を吹き込んできました。

ここからは、三浦竹泉の歴史を紐解きながら、各時代の作品の特徴や魅力、5代の略歴をご紹介します。

三浦竹泉の歴史

三浦竹泉の物語は、1883年、初代が京都五条坂に窯を築いたことから始まります。

初代は、豪華絢爛な金彩を施す「金襴手」や、藍青色の絵付けが美しい「染付」を得意とし、欧州の色彩文化を取り入れるなど、常に新しい挑戦を続けました。

その進取の精神は、今日の京焼の礎となっています。

2代目は、初代の長男です。父の急逝を受け、1915年に家督を継ぎます。しかし、煎茶器の名手として知られた2代目目も、惜しくも若くしてこの世を去りました。襲名後、わずか5年の出来事でした。

その後、初代の末子が3代目を継承。侘び寂びの世界観を表現した作品は、多くの人々を魅了しました。3代目は、1931年に2代目の長男に4代目を譲った後も、「竹軒(ちくけん)」と号し、創作活動を続けたことで知られています。

4代目は、主に煎抹茶器を制作。初代の進取の精神を受け継ぎながらも、風情ある緻密な美しさを追求し、京焼の発展に大きく貢献しました。

そして、その歴史は5代目に引き継がれます。

5代目「三浦竹泉」の略歴

5代目の三浦竹泉は、1934年、4代目の長男「徹(とおる)」として誕生。

同志社大学文学部卒業後、父に師事し、京焼の基礎から応用までを徹底的に学びました。1972年には5代目を襲名し、創作活動に励む傍ら、京焼の歴史研究にも情熱を注ぎ、その分野の第一人者として名を馳せました。

京都伝統陶芸家協会会長や日本煎茶工芸展審査員を務めるなど、後進の育成にも尽力し、数々の展覧会や個展を開催。2020年には、五条坂の窯場に「三浦竹泉アートギャラリー」を新設し、三浦竹泉の新たな魅力を発信する場を設けました。

京焼と共に歩んだ5代三浦竹泉は、2021年5月、その生涯を閉じました。しかし、その情熱と功績は、今もなお京焼の世界に生き続けています。

5代目「三浦竹泉」が手がけた作品の特徴

京焼の歴史研究に精通していた5代目の三浦竹泉は、伝統的な技法を継承しつつも、初代の進取の精神を受け継ぎ、独自の感性を融合させた作品を生み出しました。

代々受け継がれる三浦竹泉のスタイルに、斬新なアイデアと使いやすさを追求した作品の数々は、京焼の新たな可能性を示しました。

「金襴手」「染付」「赤絵」など、多岐にわたる技法を駆使。「竹」「山水図」「童子」「花鳥」「能の高砂」など、多彩なモチーフを表現しているのが特徴です。

その作品からは、伝統と革新が融合する京焼の奥深さが感じられます。

研究と挑戦を惜しまなかった5代目の姿勢は、京焼の技術継承と発展に大きく貢献し、その精神は今もなお、次世代の京焼作家たちに受け継がれています。

三浦竹泉『色絵扇面散文水指』の買取価格(一例)

三浦竹泉『色絵扇面散文水指』の買取価格

福ちゃんで過去に買取した、5代目三浦竹泉の「色絵扇面散文水指」をご紹介いたします。

白磁に鮮やかな色彩で描かれた竹や花々が美しいこの作品は、大胆な金彩と「竹泉」の落款が目を引く、まさに三浦竹泉様式を堪能できる逸品です。

裏千家の家元「鵬雲斎」による箱書きが添えられた共箱も評価し、12万円で買取させていただきました。

福ちゃんでは、三浦竹泉の作品をはじめ、さまざまな骨董品を高価買取しております。

ご自宅に眠っている骨董品がございましたら、ぜひお気軽に福ちゃんにご相談ください。専門の査定士が、お客様の大切な品々を丁寧に査定し、適正な価格をご提示いたします。

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当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は、保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

5代三浦竹泉の後継「三浦みどり氏」

5代三浦竹泉の後継「三浦みどり氏」

5代三浦竹泉の伝統と革新の精神は、義理の娘である「三浦みどり」氏へと受け継がれています。

三浦みどり氏は、日本を代表する漆芸家、「3代目三木表悦(みきひょうえつ)」氏の娘であり、1996年に5代目の長男である「三浦直人」氏と結婚しました。

しかし、2002年に三浦直人氏が急逝。

その後、三浦みどり氏は作陶の道へと進み、義父である5代目の三浦竹泉に師事し、その技術と精神を学びました。

2021年には初個展を開催するなど、精力的に活動を続けており、三浦竹泉の後継者として、今後の活躍が期待されています。

三浦竹泉の作品は「福ちゃん」が買取いたします

三浦竹泉の作品は「福ちゃん」が買取いたします

1883年、京都五条坂に窯を築いて以来、三浦竹泉は常に京焼の最前線を走り続けてきました。

初代から受け継がれる進取の精神は、5代目へと受け継がれ、伝統的な技法と独自の感性が融合した美しい作品を生み出してきました。

「染付」「金襴手」「赤絵」など、さまざまな技法を駆使し、竹や花などの自然をモチーフにした作品は、多くの人々を魅了しています。

現在、5代目の意思は、義理の娘である三浦みどり氏へと受け継がれ、新たな京焼の世界を切り拓いています。

福ちゃんでは、過去に5代目三浦竹泉の傑作「色絵扇面散文水指」を12万円で買取させていただきました。縁や取っ手の金彩、鮮やかな模様が美しい作品であり、裏千家の家元「鵬雲斎」の箱書きや落款など、その価値を裏付ける要素が数多く存在するお品物です。

福ちゃんは、三浦竹泉の作品をはじめ、多種多様な骨董品を専門的な視点から買取しております。

長年の経験と豊富な知識、そして国内外に広がる販売ネットワークを活かし、お客様の大切な骨董品を適正価格で買取いたします。

三浦竹泉の作品価値をお知りになりたい方、ご売却をお考えの方は、ぜひ福ちゃんにご相談ください。

確かな査定力で、お客様にご満足いただけるお取引をお約束いたします。

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