3代目「角谷與斎」とは?|略歴・作品の特徴・買取事例をご紹介
「3代目角谷與斎の作品って、実際どのくらいの価値があるの?」
「3代目角谷與斎の高額査定のポイントは?」
このような疑問をお持ちの方へ。
3代目角谷與斎氏の作品の魅力、価値、そして高額査定のポイントを徹底解説します。福ちゃんで実際に買取した事例もご紹介。
お手持ちの茶釜の価値を知りたい、高く売りたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。
目次
3代目角谷與斎氏について
昭和から現代にかけて活躍する釜師、3代目角谷與斎(かくたによさい)氏。
茶の湯に欠かせない茶釜を制作する職人であり、由緒ある角谷家の3代目当主でもあります。
角谷家は、代々受け継がれてきた高度な鋳造技術で知られる名門。その伝統を受け継ぎ、3代目與斎氏は現代においても高い評価を得ています。
まずは、角谷與斎氏の略歴や作品の特徴をご紹介します。
3代目角谷與斎氏の略歴
3代目の角谷與斎氏は、1938年に大阪で2代目の長男として生まれました。
彼は叔父である人間国宝の釜師「角谷一圭」のもとで育ち、幼い頃から名だたる職人たちと触れ合う環境で育ちました。その結果、自然と釜師を目指すようになったのです。
1957年に大阪市工芸高等学校金属工芸科を卒業後、父の元で釜製作を学びました。過酷な鍛錬を積み、技術を向上させた彼は、1979年に3代與斎を襲名したのです。
襲名後はますます創作意欲が高まり、1989年に大阪工芸展で「知事賞」を受賞し、1990年には「大阪府知事表彰」、1995年には「大阪府工芸技術表彰」など、大阪を中心に活躍しました。
現代の茶道界でも多くの茶人から愛される作品を生み出しており、注目度の高い作家の1人です。
3代目角谷與斎氏が手がける作品の特徴
角谷家は代々裏千家に出入りする職人の家系であり、「與斎」の名前は裏千家14代淡々斎から初代與斎に引き継がれました。
3代目の與斎氏も裏千家と深い縁を持ち、裏千家15代鵬雲斎の御好品を多く手がけています。彼の作品は味わい深い艶を放ち、素朴で美しいフォルムを持ち、與斎氏独自の芸術性を表しているのです。
裏千家はその壮麗な世界観を認めています。ノスタルジックな魅力と風情ある趣を感じさせる與斎氏の作品は、鋳物でありながら呼吸を感じる茶釜として多くの茶人に愛されています。
3代目角谷與斎氏「釜」の価格
福ちゃんで過去に買取させていただいた、3代目角谷與斎氏の「釜」をご紹介いたします。
この作品は、優美なフォルムと柔らかな質感が特徴で、與斎氏らしさがよく表れたお品物です。胴部分には與斎氏の「與」の字を簡略化した「与」のサインが鋳込まれており、共箱も付属しています。
また、共箱には「釜師 與斎」の箱書きがあります。これらの特徴を踏まえ、最終的に1万円で買取させていただきました。
福ちゃんは、茶道具など骨董品の「買取」を専門としており、豊富な知識と経験を持つスタッフが、お客様の大切な品々を丁寧に査定いたします。
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3代目角谷與斎氏の作品で「高額査定」が期待できるもの
- ✔︎ 状態が良好
- ✔︎ 14代裏千家鵬雲斎の花押
- ✔︎ 14代裏千家鵬雲斎の箱書き
3代目角谷與斎氏が手がけた作品の中でも、上記の特徴を持つものはとくに高額査定が期待できます。
状態が良好であること
茶釜は鉄製のため、使用による酸化や傷みが避けられません。
茶釜は茶道具の中では傷みやすい部類であるため、状態が良好なお品物は希少価値が高く高額査定につながります。
14代裏千家鵬雲斎の花押があること
14代裏千家鵬雲斎は、茶道界において多大な影響力を持つ人物です。鵬雲斎の花押が鋳込まれた作品は、茶人や骨董コレクターから高い評価を受け、高額査定が期待できます。
3代目角谷與斎氏が手がけた作品の中で、14代裏千家鵬雲斎の御好品には「鵬雲斎の花押」が鋳込まれているのが特徴です。
14代裏千家鵬雲斎の花押が鋳込まれている作品は、上述したように、茶人や骨董コレクターからの需要があるため、高額査定が期待できます。
14代裏千家鵬雲斎の箱書きがあること
箱書きは、作品の歴史や価値を証明する重要な要素です。鵬雲斎の箱書きがある作品は、鵬雲斎とのつながりが深く、その希少性から高額査定が期待できます。
つまり、「14代裏千家鵬雲斎の箱書き」があるものは、中に入っている作品が鵬雲斎の御好品など、鵬雲斎に縁がある作品を意味するのです。
査定時には、共箱と合わせて箱書きも確認してもらいましょう。
◯ まとめ
これら3つの特徴は、3代目角谷與斎氏の作品の中でも、さらに価値を高める要素です。ご自宅に眠っている茶釜が上記の特徴に当てはまる場合は、専門家による査定をオススメいたします。
3代目角谷與斎氏の作品は「福ちゃん」が買取いたします
人間国宝である釜師「角谷一圭」を叔父に持ち、代々裏千家に出入りする角谷家の当主、3代目角谷與斎氏。
1979年に14代淡々斎から「與斎」の名を継承し、大阪を中心に茶釜界で名を馳せ、現在も多くの茶人に愛される作品を残しています。
福ちゃんでは、過去に3代目與斎氏の釜を1万円で買取させていただきました。
高額査定につながる、14代裏千家鵬雲斎の花押や箱書きはありませんでした。しかし、無駄のない美しいフォルムと質感が、與斎氏の作品の特徴をよく表している点を評価させていただきました。
福ちゃんは、骨董品などの「買取」を専門的に行っております。
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3代目角谷與斎氏の作品をはじめ、ご自宅に眠る骨董品がございましたら、ぜひ福ちゃんにお任せください。
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