「深堀隆介の作品はどれくらいの値段?」
「深堀隆介が作る金魚の作品について知りたい」
など、深堀隆介氏や作品について調べている方のために、特徴や価格などをまとめました。
代表作「金魚酒」や福ちゃんでお買取したお品物、金魚アートに至った経緯もご紹介します。
深堀隆介とは?
深堀隆介(ふかほり りゅうすけ)氏は、彫刻、立体造形、絵画など多彩な表現方法で知られる現代アーティストです。
近年では、アクリル樹脂と絵具を用いた金魚のリアルな表現で注目を集め、独自のスタイルを確立しています。
当記事では、深堀氏の経歴、作品の特徴、代表作「金魚酒」についてご紹介します。
深堀隆介の略歴
深堀隆介氏は、1973年に愛知県で生まれました。
「愛知県立芸術大学美術学部メディアデザイン専攻学科」を1995年に卒業後、フリーランスを経てデザイン会社に就職。そこでアクリル樹脂と出会い、後の創作活動に大きな影響を受けます。
1999年、ディスプレイ会社を退社し、本格的な作家活動を開始。島根県での個展開催を皮切りに、精力的に創作活動を行いました。2000年頃から金魚をモチーフにした作品制作に取り組み、2003年には代表作「金魚酒」がターナー・アクリル・アウォード2003で入賞を果たします。
2007年、アトリエ「金魚養画場」を開設。メディアでの紹介も相まって人気が爆発し、個展には毎回数万人が訪れるなど、多くのファンを魅了する状況になりました。
「札幌芸術の森美術館」や「北海道立帯広美術館」をはじめ、国内外の美術館で展覧会を開催。金魚をリアルに表現する独自のスタイルで、高い評価を得ています。
深堀隆介作品の特徴
深堀隆介氏は、独自に編み出した、2.5Dペインティングと呼ばれる技法を用いて、金魚をリアルに表現する現代アーティストです。
この技法は、容器の中に水に見立てた透明な樹脂流し込み、固まった表面にアクリル絵具を何層にも重ねることで、まるで本物の金魚が水中を泳いでいるかのような立体感を生み出すのです。
2.5Dペインティングで描かれた金魚は、水面のきらめきや鱗の質感、そして金魚が泳ぐ際の優雅な動きまで、驚くほどリアルに表現されています。見る者は、まるで本物の金魚が目の前にいるかのような錯覚を覚えるでしょう。
深堀隆介氏の2.5Dペインティングは、金魚の美しさを最大限に表現するだけでなく、見る者の想像力をかきたてる革新的な技法です。
深堀隆介の代表作「金魚酒」
深堀隆介氏の代表作である「金魚酒」は、一合枡と五勺枡にアクリル樹脂とアクリル絵具を用いて金魚を描いたシリーズ作です。金魚が升の中で泳いでいるかのような、リアルな表現で高い評価を得ています。
繊細なヒレの動き、澄んだ鱗、そして水面のきらめきまで緻密に表現されており、見る者を一瞬で作品の世界に引き込みます。深堀氏自身も「最も思い入れのある作品シリーズ」と明言するほどの逸品です。
「金魚酒」は、深堀隆介氏の卓越した技法と深い芸術性が融合した、まさに金魚の美しさを昇華させた「芸術作品」といえるでしょう。
深堀隆介が手がけた木彫金魚置物「木金」の価格