- 骨董
- 2024.02.20
「星襄一」版画作品の買取価格|代表作「赤い木」や縁が深い星と森の詩美術館などご紹介

「星襄一の版画について買取価格が知りたい」
「星襄一の版画は価値が高いの?」
など、星襄一が手がけた版画の買取価格を調べている方のために情報をまとめました。
版画家としての略歴や代表作「赤い木」などもご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
星襄一の略歴や代表作「赤い木」について

星襄一(ほし じょういち)は、大正から昭和にかけて活躍した日本の版画家です。
風景や静物などを題材に、独特な色彩感覚と緻密な技術を用いた作品を数多く残しました。とくに、樹木をモチーフとした作品は「樹の木版画家」と呼ばれるほど高い評価を得ています。
以下より、星襄一の略歴と、代表作「赤い木」についてご紹介します。
星襄一の略歴
星襄一は1913年、現在の新潟県魚沼市に生まれました。幼い頃から自然に親しみ、とくに樹木に深い関心を抱いていました。
1932年に台南師範学校を卒業後、台湾で13年間教職に就きます。その後、1946年に故郷へ戻り、謄写版印刷業を営みながら孔版画を独学で習得しました。
1949年、星襄一は版画家として頭角を表し、日本版画協会展で根市賞を受賞します。受賞後も更なる高みを目指し、1956年に現在の武蔵野美術大学である、武蔵野美術学校西洋画科を42歳で卒業。
卒業後、星襄一は独自の視点で版画を学び、技術を磨き続けました。1959年には国画会展で国画賞を受賞し、その実力を認められます。
その後は国内外で精力的に展覧会を開催し、版画の魅力を世界に広めました。
1970年からは「樹シリーズ」に取り組み、樹木をモチーフとした作品で高い評価を得て、「樹の木版画家」と呼ばれるようになりました。
1979年6月17日に65歳で逝去しましたが、その作品は世界中の人々を魅了し続けています。星襄一は、日本を代表する版画家として、今なお高い評価を受けています。
星襄一の代表作「赤い木」
星襄一の代表作として知られる「赤い木」は、1973年頃に制作された木版画です。画面いっぱいに描かれた力強い樹木は、生命力に満ち溢れています。
深い奥行きを感じさせる枝の描写は、星襄一ならではの繊細な技法によって表現されています。緻密な色合いでさまざまな赤色が駆使され、見る者に強い印象を与えます。
「赤い木」は、自然の力強さを感じさせる作品として、多くの人々から注目されています。星襄一の深い自然への愛と、木版画に対する情熱が込められた作品といえるでしょう。
星襄一の版画買取価格

星襄一が手がけた版画作品について、買取相場を見てみましょう。
また、福ちゃんが実際に買い取った「冬木立」という作品の具体的な価格もご紹介します。
買取相場
星襄一の作品は、数万円から数十万円という価格で取引されることが多いです。
ただし、作品の評価は、状態や制作年代、人気などの要素によって左右されます。そのため、作品によっては買取相場以下の査定額になることもあります。
逆に、状態の良い作品は高値で取引される傾向です。とくに初期の作品や希少性の高い作品は、高額査定が期待できます。また、作品価値の観点だけでいえば、国際的な展覧会に出品された作品や、著名な美術館に収蔵されている作品も評価が高くなります。
星襄一の作品は、国内外で評価されており、高額査定されるケースも少なくありません。もし星襄一の作品をお持ちであれば、専門業者に実物を査定してもらうことをオススメします。
「冬木立」の価格

福ちゃんでは、星襄一の「冬木立」という作品をお買取した実績があります。
星襄一は樹木を主題とした作品で知られる版画家であり、「冬木立」は彼の魂が込められた作品のひとつです。さまざまな樹木を季節や時間の一場面と共に描く、星襄一らしい、どこか幻想的な雰囲気を持つ作品です。
今回お買取させていただいた作品は、小ぶりであったため、22,000円という買取価格になりました。もし、大判の作品であれば、数十万円を超える査定額がつくこともあります。
星襄一の作品で高額査定が期待できるもの

- ✔︎ 樹木の版画
- ✔︎ 木版画
- ✔︎ サイズが大きい作品
星襄一の作品の中でも、高額査定される傾向にあるものは、樹木の版画や木版画です。
また、サイズが大きい作品も高く評価される可能性があります。
樹木の版画
星襄一の樹木の版画は、高度な技術と豊かな感性によって描かれているのが特徴です。彼が手がけた作品の中でも、樹木の版画はとくに人気が高く、高額査定を期待できます。
星襄一は「樹の木版画家」と呼ばれるほど、樹木をモチーフにした版画を生涯にわたって制作しました。緻密な色彩と繊細な描写によって表現された樹木は、生命力と静謐さを同時に持ち合わせ、見る者に深い感銘を与えます。
星襄一の樹木作品は、単なる風景画ではありません。そこには、自然への深い洞察と、人生に対する哲学が込められています。見る者は、作品を通して自然の美しさだけでなく、生命の尊さや時間の大切さについても考えさせられます。
木版画
星襄一は、日本の木版画界を代表する巨匠です。独学で木版画技法を習得し、独自の作風を確立した彼は、国内外で高い評価を得ています。
星襄一独自の作風が現れる木版画作品は、国内外で人気が高く、高額買取の可能性があります。
星襄一の木版画作品は、緻密な色彩と繊細な描写によって、生命力あふれる樹木や静謐な風景を表現しているのが特徴です。見る者に深い感銘を与える彼の作品は、世界中のファンから愛されているのです。
そのような星襄一の木版画は、高く売れる可能性を秘めています。
サイズが大きい作品
星襄一の作品は、サイズが大きいほど高額査定される傾向があります。これは、大判の作品は迫力があり、存在感も大きいため、希少価値が高く評価されるからです。
大判であることに加え、状態が良好な「樹木」や「木版画」の作品であれば、数十万円台の査定額がつく可能性があります。
星襄一の版画展示「星と森の詩美術館」

星と森の詩美術館は、新潟県十日町市にある美術館です。1996年に開館し、新潟県出身の木版画家・星襄一の作品を中心に展示しています。
星と森の詩美術館では、星襄一の作品だけでなく、縁の深い作家の作品も展示しています。2023年には、星襄一の生誕110年を記念した『生誕110年 木版画家 星襄一展』が開催され、多くの来館者を迎えました。
館名の「星と森の詩」は、星襄一の木版画作品「星の森」などに由来しています。美しい自然に囲まれた美術館で、星襄一の作品世界を存分に堪能することが可能です。
美術館では、作品展示以外にも、さまざまなイベントやワークショップを開催していることもあります。星襄一の作品についてより深く知りたい方や、木版画体験をしてみたい方にオススメです。
星と森の詩美術館を訪れ、星襄一の木版画作品を通して、自然の美しさや生命の力強さを感じてみてはいかがでしょうか。時期によっては、休館中の場合もありますので、詳細は公式サイトにてご確認ください。
星と森の詩美術館について詳しくはこちら↓
星と森の詩美術館公式サイト
星襄一の版画は福ちゃんがお買取します

星襄一は、国内外に多くのファンを持つ木版画家です。独学で木版画技法を習得し、独自の作風を確立した彼は、生命力あふれる樹木や静謐な風景を描いた作品で高い評価を得ています。
作家としては遅咲きでしたが、積極的な学びの姿勢と独特の世界観によって、多くの人々に感動を与える作品を生み出しました。
とくに樹木をモチーフにした作品は高く評価されており、今でも多くの愛好家に求められています。
福ちゃんの骨董買取では、星襄一の歴史と功績を熟知したプロが査定を担当いたします。そのため、星襄一の作品価値を正確に評価したうえで、買取価格のご提示が可能です。
また、国内外に独自の流通経路を複数持っているため、作品の価値を最大限に引き出せます。
星襄一の版画の高価買取を目指すなら、ぜひ福ちゃんにお任せください。
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