石井康治のガラス工芸|買取相場や値段、いいちこのボトルデザインを手がけた作家歴を解説します
「石井康治が作ったガラス作品の値段は?」
「石井康治のガラス工芸は買取してもらえる?」
など、石井康治のガラス工芸について買取価格などを知りたい方のために、情報をまとめました。
ガラスアーティストとしてのプロフィールや作品の特徴なども紹介します。
目次
ガラス工芸家「石井康治」のプロフィール
石井康治(いしいこうじ)は、日本を代表するガラス工芸家です。逝去後も数々の作品が美術館に所蔵され、ファンを魅了し続けています。
ガラスアーティストとしての略歴や、作品の特徴を見てみましょう。
略歴
石井康治は1946年に千葉県で生まれました。
1971年に東京芸術大学美術学部工芸科鍛金を卒業し、東洋ガラス株式会社に入社します。
1977年に千葉県展で市原市長賞を受賞してガラス工芸家として独立した後、翌年に初の個展を開催しました。
その後も、各地で積極的に個展を開くなど、制作に打ち込みます。
三和酒類株式会社「いいちこ」のシルエットボトルデザインが、ジャパンパッケージデザインコンペティション特別賞を受賞したのは1985年のことです。
数々の多彩な賞を受賞するなかで、1989年に株式会社石井グラススタジオや石井康治ガラス記念室を設立し、ガラスアーティストとしての活動を広げていきます。
1996年に享年50歳という若さで急逝しましたが、これまでに手がけた数々の作品が今もなお多くの人に愛されています。
作品の特徴
石井康治の作品は、まるで手で描いたかのような繊細な模様が特徴です。
また、1991年に石井グラススタジオ青森工房を開設してからは、青森に広がる壮大な自然に魅了されたといわれています。
季節の移り変わりを繊細に表現し、まるで日本の四季の美しさが、ガラスに込められているかのような作風が多く見られます。
独特な彩りを持って独特な輝きを放つ石井康治の作品は、彼ならではの感性と、優美な自然の情景が織りなす逸品です。
石井康治のガラス工芸品における買取価格
石井康治が手がけた作品は、買取の際にどれくらいの価値がつくのでしょうか。
買取相場や福ちゃんで実際に買い取った作品である「手吹き硝子 双耳花瓶」の具体的な価格を紹介します。
買取相場
石井康治の作品は1点ものも多く、残念ながら買取相場を提示することができません。
大きさや形状などに価値が大きく左右されますが、買取市場における取引の状況を確認してみると、数万円で売買されているものが多く見られます。
高額なものであれば、数十万円の作品も確認できます。しかし、ガラス工芸は繊細で傷がつきやすいため、作品の状態によっては、数千円やそれ以下になる可能性もあるでしょう。
つまり、冒頭で述べたように、石井康治の作品は買取相場の提示ができない(むずかしい)、ということです。
もし、お手元にある石井康治の作品の買取価格をご確認されたい場合は、骨董品の専門知識が豊富な買取業者に一度ご相談されることをオススメします。