入江光人司(いりえみとし)の陶芸品買取相場や「備前 龍摘宝瓶」の価格などについて
「入江光人司の陶芸品を買い取って欲しい」
「入江光人司の備前焼は価値がある?」
など、入江光人司の備前焼や買取相場などを知りたい方のために、情報をまとめました。
福ちゃんで実際に買い取った作品の価値なども紹介します。
同氏の陶芸家としての略歴や、作品の特徴にも触れています。ぜひ参考にしてください。
目次
細工物専門陶芸家「入江光人司」とは
入江光人司は、備前焼の中でも数少ない「細工物専門」の陶芸家です。
同氏の略歴や作品の特徴を紹介します。
略歴
入江光人司は1939年、備前焼の陶芸家「入江兼次」の長男として備前市伊部に生まれました。
細工師であった父に師事し、陶芸家としての道を歩みます。
1971年、備前市伊部池の内にて築窯し、独立しました。
1983年、江戸時代中期に焼かれていた「白備前」と呼ばれる、白い見た目をした備前焼の再現に成功。1996年には、独自の焼成技術でピンク色に仕上げる「真珠備前」を完成させました。
作品の特徴
入江光人司の作品は、ろくろを使わず手で土をひねって作られています。そのため、細かい装飾も精巧に仕上げることができます。
道具としての使い勝手もいいことから、デザイン性にも実用性にも優れている点が特徴です。
計算された美しい作品は多くの細工物愛好家に愛されており、知る人ぞ知る陶芸家として、高い評価を得ています。
入江光人司の陶芸品買取相場
入江光人司の陶芸品は、買取の際にどれくらいの価値がつくのでしょうか。
福ちゃんで実際にお買取りした作品の価格と、買取相場を紹介します。
買取相場
人気作家の陶芸品は一点物であることが多く、買取相場がつきにくいのが一般的です。
しかし、入江光人司は注目されている陶芸家であり、数少ない備前焼の細工師でもあるため、高額査定される可能性は十分にあります。
作品の需要、状態、大きさなど、さまざまな要因で買取価格は変動するものの、数万円から数十万円で取引されるのが一般的です。
「備前 龍摘宝瓶」の買取価格
福ちゃんでは、入江光人司の陶芸品をお買取りした実績があります。
画像の「備前 龍摘宝瓶」は、15万円でお買取りしました。
入江光人司の得意とする宝瓶には、摘みに「獅子」「瓢箪」「蟹」「龍」などの細工がされます。
同氏作の「備前 龍摘宝瓶」は、龍摘の中でも人気が高く、状態が非常に良好なため、高額査定となりました。
高額買取が期待できる入江光人司の作品
- ✔︎ 宝瓶
- ✔︎ 付属品付き(共箱など)
- ✔︎ 共直しなどなし
入江光人司の作品は数多く世に出ており、その中でも高額買取が期待できる作品は、どのようなものでしょうか。
さっそくお伝えします。
宝瓶
入江光人司が手がけた作品は、多岐にわたります。その中で人気が高いのは、入江光人司の十八番である「宝瓶」です。
宝瓶とは、持ち手のない急須のことです。煎茶や玉露などのお茶を入れる際に、うま味を十分に引き出せます。
入江光人司が作る宝瓶の中でも、摘みに「龍」や「竹筒模様」などの細工が施されたものは需要が高く、高額になる可能性がありますね。
付属品付き(共箱など)
共箱や共布などの付属品がある作品は、付属品がないものよりも高額査定になる可能性があります。そのため、鑑定書などがあれば、一緒に買取査定に出しましょう。
付属品は査定の対象となり、査定額アップにつながるケースは少なくありません。
共直しなし
共直しとは、陶芸品のひびやかけなどの破損部分を、修復箇所が目立たないように、元の器の表面の色と合わせて修復する技法のことです。
入江光人司の宝瓶は、精巧で美しい細工が特徴であるため、保存状態が悪ければ細工部分が壊れることがあります。
共直しなど修理の痕跡がある作品は、当然ながら査定額が低くなるでしょう。
入江光人司の陶芸品買取は福ちゃんへ
入江光人司は備前焼の数少ない細工師として、細工物愛好家にファンが多い陶芸家です。
同氏の作品は、精巧で美しい細工が特徴です。とくに、宝瓶は定評があり、条件が揃えば高額査定が期待できます。
福ちゃんでは、入江光人司の作品をはじめ、骨董品の買取実績が豊富です。また、プロの査定士が適正な買取価格をお付けいたします。
入江光人司が手がけた作品の買取は、ぜひ福ちゃんにお任せください。
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