人間国宝「島岡達三」作「象嵌角皿」の値段は?特徴や買取相場・高額査定のポイント等解説
「島岡達三の象嵌角皿は価値が高い?」
「島岡達三の象嵌角皿の値段が知りたい」
など、島岡達三が手がけた象嵌角皿について値段や価値を調べている方のために情報をまとめました。
特徴から買取相場・高額査定のポイントまで、詳しく解説します。
目次
人間国宝「島岡達三」について
島岡達三は1996年に重要無形文化財保持者として「人間国宝」に認定された陶芸家です。
栃木県芳賀郡益子町の益子焼を扱い、益子焼を極めるだけでなく全国に広めることにも貢献しました。
島岡達三は、益子焼を代表する陶芸家として、国内外で高い評価を受けています。そのような島岡達三の代表作は、皿や湯呑み、茶碗、花瓶など、多岐にわたります。
日常生活で使用される器から、茶道具や花器などの美術品まで。実に多種多様なのが特徴です。
島岡達三が手がけた象嵌角皿
島岡達三が製造した代表作のひとつとして「象嵌角皿(ぞうがんかくざら)」があります。
象嵌角皿の特徴などを見てみましょう。
特徴
象嵌は、1つの素材の表面に模様を彫り、そこに異質の素材をはめ込む工芸技法です。
象は「かたどる」、嵌は「はめる」という意味があり、象嵌角皿はこの工芸技法を使用した角皿です。
画像の象嵌角皿は、「縄文象嵌」という島岡達三の代表的な技法が用いられ、力強い文様と温かみのある赤茶の内に描かれた緑の円が見事に調和している作品です。
存在感のあるシンプルな柄は、島岡達三が手がけた角皿の特徴で、民藝品らしい作風となっています。
「縄文象嵌」について
島岡達三は同じく人間国宝である「濱田庄司」を師に持ち、伝統技法を学んだ末に「縄文象嵌」という技法を生み出しました。
縄文象嵌は作品に縄目の模様をかたどり、色の違う土を嵌め込む技法です。
素地の色と縄目を嵌め込んだ部分の色が見られ、美しい縄文が作品を彩ります。
島岡達三は組紐師の父から幼少期に学んだ組紐の転がし方を陶芸に応用して、縄文象嵌を生み出したといわれています。
島岡達三作「象嵌角皿」の買取相場
島岡達三が作成した象嵌角皿はどれくらいの値段で買い取ってもらえるのでしょうか。
買取相場と福ちゃんでの買取実績を紹介します。
買取相場
島岡達三の陶芸品は、高いもので数十万円で取引されているものがあります。
象嵌角皿に関しては、数千円から数万円が買取相場です。
陶芸品は、一般的に大きければ大きいほど価値が高い傾向にあります。なぜなら、製作にかかる労力や材料費が増えるためです。
しかし、島岡達三など有名作家の作品は話が別です。湯呑みのような小さなものでも、作家の技術や芸術性、希少性などが評価され、高値で取引されることがあります。
福ちゃん買取実績
福ちゃんには、島岡達三が手がけた象嵌角皿の買取実績があります。
角皿は一般的には評価されにくいとされていますが、民藝品らしい作風を評価し、1〜5万円でお買取りいたしました。
ほかにも、島岡達三が手掛けた『塩釉徳利』の買取実績を公開中です。
下記の関連記事も、ぜひご覧ください。
▶ 島岡達三『塩釉徳利』の買取実績を公開|福ちゃんの買取価格と査定ポイントを解説します
島岡達三作「象嵌角皿」の高額査定ポイント
- ✔︎ 大きい
- ✔︎ 状態がいい
- ✔︎ 鑑定書・付属品がある
陶芸品は大きさと価値がある程度比例するため、サイズが大きいものは高額査定のポイントとなり得ます。
また、傷や欠損等がなく、状態が良いものは高く評価されるでしょう。
鑑定書をはじめ、作者の直筆サインとタイトルが書かれた共箱などの付属品は、本物であることを証明する重要な資料です。そのため、これらの付属品を一緒に査定に出すことで、買取額アップにつなげられる可能性があります。
一方、共箱がないと、本物かどうかの判断が難しくなるため、著しく価値が下がる可能性もあります。そのため、陶芸品を査定に出す際には、共箱の有無を必ず確認するようにしましょう。
島岡達三作「象嵌角皿」の買取は福ちゃんへ
人間国宝に認定された島岡達三が手がけた象嵌角皿は、縄文象嵌といわれる島岡達三が生み出した技法が使われています。
サイズが大きく状態が良好で、鑑定書や共箱等の付属品があるものは高額査定が期待できるでしょう。
福ちゃんでも1〜5万円でお買取した実績があり、買取に力を入れている陶芸品のひとつです。
島岡達三が作成した象嵌角皿の買取は、福ちゃんへお任せください。
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