アメリカ古銭の逸品!インディアンヘッド2.5ドル金貨(1913年銘)の価値と魅力を徹底解説

アメリカ古銭の歴史でも珍しい、陰刻仕上げに特徴のある「インディアンヘッド2.5ドル金貨」をご存知でしょうか。「セオドア・ルーズベルト」による貨幣デザイン改革によって誕生した、コレクターからも人気の高い金貨です。当記事では、インディアン金貨の種類やその価値について迫ります。
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インディアンヘッド2.5ドル金貨とは

アメリカ古銭の逸品!インディアンヘッド2.5ドル金貨(1913年銘)の価値と魅力を徹底解説

インディアンヘッド2.5ドル金貨は、1908年から1929年にかけてアメリカ合衆国で発行されていた金貨です。

一般通貨として流通し、そのユニークなデザインで人気を博しました。

金貨の歴史についてもご紹介いたします。

アメリカ合衆国の第26代大統領である「セオドア・ルーズベルト」(任期1901~1909年)は、アメリカ貨幣のデザインが古代コインに比べて、見劣りすると憂慮していました。

なぜなら、金貨のデザインは南北戦争以来更新されていなかったからです。

そこで、ルーズベルトは金貨の外見を変革する決断をしました。デザインを刷新することで、アメリカの威信を高めようと考えたのです。

ルーズベルトは著名な彫刻家、「ベラ・ライオン・プラット」に新しい金貨のデザインを依頼。しかし、造幣局主任彫刻家チャールズ・バーバーは、既存のデザインを使用する計画を主張し、プラットのデザインに強く反対しました。

また、バーバーは過去にセントゴーデンスが金貨デザインの準備に遅れを生じさせたことを理由に、外部の彫刻家を招聘すること自体にも反対の立場をとったのです。

それでも、バーバーの反対を押し切って採用されたプラットのデザインは、結果的にアメリカ貨幣史に新たな時代を築きました。表面には力強いインディアンの横顔、裏面には雄弁な鷲が描かれ、革新的なデザインとして高く評価されたのです。

インディアンヘッド金貨は1933年に回収され、多くが溶解されました。現在では、希少価値の高い金貨としてコレクターズアイテムになっており、歴史的価値も高く評価されています。

インディアンヘッド2.5ドル金貨のデザイン特徴や発行枚数

アメリカ古銭の逸品!インディアンヘッド2.5ドル金貨(1913年銘)の価値と魅力を徹底解説

インディアン金貨は、「10ドル・5ドル・2.5ドル」の3種類に分類されます。

✔ 2.5ドルと5ドル金貨=1908年から1929年まで発行
✔ 10ドル金貨=1907年から1933年まで発行

10ドル金貨は、「セントゴーデンス金貨(ダブルイーグル金貨)」を手がけたことでも知られる著名な彫刻家、「オーガスタス・セント=ゴーデンス」によるデザインです。

自由の女神が羽根帽子をかぶった、「ヤングインディアン」が描かれています。

5ドル金貨と2.5ドル金貨のデザインを行ったのは、ボストンの彫刻家「ベラ・ライオン・プラット」です。羽根帽子を被った老齢のインディアン「オールドインディアン」が描かれています。

5ドル金貨と2.5ドル金貨は、中央のインディアン像と裏面イーグルが周囲よりも凹んだ「陰刻レリーフ」で表現されています。このデザインコンセプトは、ボストンの美術研究家「ウィリアム・スタージス・ビゲロー」が提案したもので、古代エジプトのレリーフ彫刻から着想を得たものです。

2.5ドル金貨の表面には、上述したように、羽根帽子をかぶったインディアンの頭部が描かれています。さらに、周囲に星の図柄と発行年、「LIBERTY(自由)」の文字が刻まれています。

裏面に描かれているのは、イーグル(鷲)がオリーブの小枝の上に乗っている姿です。その周辺には、発行国と額面を示す「UNITED STATES OF AMERICA(アメリカ合衆国)」と「2 1/2 DOLLARS」の文字が刻まれています。

また、モットー「IN GOD WE TRUST(我々は神を信じる)」と「E PLURIBUS UNUM(多数から1つへ)」の文字が刻まれているのも確認できますね。

インディアン金貨には、額面によって異なる愛称があります。

✔ 10ドル金貨:イーグル
✔ 5ドル金貨:ハーフイーグル
✔ 2.5ドル金貨:クオーターイーグル

しかし、これらの金貨は、1986年から発行されている「地金型イーグル金貨(K22)」とは別物です。

地金型イーグル金貨は、投資目的で発行された金貨であり、インディアン金貨とはデザインも金含有量も異なります。

近年では、区別しやすいように、インディアン金貨と地金型イーグル金貨を以下のように呼び分けることが多くなっています。

インディアン金貨:1908年から1933年まで発行された金貨
イーグル金貨:1986年以降に発行された地金型金貨

購入や投資を検討する際は、これらの違いに注意しましょう。

▼インディアンヘッド金貨2.5ドルの概要
・品位:金90%、銅10%(K21.6)
・重量:約4.18g
・直径:約18mm
・厚さ:約1.1mm
・額面:2.5ドル(米ドル)
・発行年:1913年銘
・発行枚数:722,000枚
・発行国:アメリカ合衆国

インディアンヘッド2.5ドル金貨の買取価格アップのコツ

アメリカ古銭の逸品!インディアンヘッド2.5ドル金貨(1913年銘)の価値と魅力を徹底解説

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インディアンヘッド金貨は、地金価値以上の価格で取引されることが多い希少価値の高い古銭です。金貨の状態や発行年によって価格は異なりますが、全体的に高い評価を得ています。

お手元の金貨を高く売るために最も重要なのは、より良い状態で保っておくことです。摩耗や傷は価値を下げる要因となります。

付属のケースやコインカプセルなどを活用し、裸の状態で保管しないことが重要です。マット付きコインスナップホルダーもオススメです。

インディアンヘッド2.5ドル金貨は、100年を超える長い歴史をもつ金貨で、過去には通貨として流通していたこともあります。

1930年代の世界恐慌で大部分の金貨が回収されたため、良好な状態で残っている枚数が少ない状態です。そのため、美品は希少価値が高く、高額査定が期待できるアイテムといえますね。

インディアンヘッド金貨の価値を正しく評価するためには、専門知識をもった査定士による査定が必要です。

インディアンやイーグルの図案がある金貨は、インディアンヘッド金貨の可能性があります。高額査定を目指して、ぜひ買取福ちゃんへの査定依頼をご検討ください。

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まとめ

アメリカ古銭の逸品!インディアンヘッド2.5ドル金貨(1913年銘)の価値と魅力を徹底解説

ベラ・ライオン・プラットがデザインしたインディアンヘッド金貨は、従来の硬貨とは異なり、線や図形、文字が凹んだ陰刻という特徴があります。

このデザインは、硬貨を積み重ねやすくする実用的な目的だけでなく、光の反射を抑え、偽造防止にも役立つと考えられていました。しかし、当時の多くの人々にとっては、凹凸のあるデザインは好まれず、細菌が繁殖しやすいという誤解も生まれました。

現代では、インディアンヘッド金貨はコレクターズアイテムとして高い評価を得ています。時代によって価値観や受け入れ方が異なる点に、古銭ならではの魅力とロマンを感じますね。

アメリカには、イーグルを図案とした金貨が数多く存在します。そのため、「インディアン金貨?イーグル金貨?リバティ金貨?」などと、混乱してしまいそうになりますよね。

また、時代によって一般的な呼び方が変化していることも、複雑さを増す要因の1つです。

福ちゃんの古銭買取では、どのような呼ばれ方の金貨であったとしても、「いつのどんな金貨で、どのくらいの価値があるか」を査定時にしっかりと考慮したうえで、買取価格をご提示いたします。

お手元にある古銭が「インディアン金貨なのか、イーグル金貨なのかわからない」といった場合でも、お気軽にご相談ください。

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