【古銭買取】旧5円金貨の種類や特徴を解説
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旧5円金貨とは
旧5円金貨とは、明治3年から明治30年にかけて発行された金貨のことです。
この旧5円金貨は、明治4年(1871年)の新貨条例制定によって正式発行されました。また、その後の明治5年11月に改定が行われ、直径サイズが小さくなっています。
江戸時代の代表的な貨幣には慶長小判、寛永通宝、元禄一分金などがあります。
明治になってすぐは通貨制度も整備されていなかったため、これら従来の小判などと併用して使われていました。しかし、明治4年の「新貨条例」により単位を両から円(圓)に変更して10進法を採用。
このように、旧5円金貨は現在の貨幣制度の大元となっている、初期に発行されていた貨幣の1つです。
旧5円金貨の種類や特徴
旧5円金貨は大きく「旧5円金貨」と「旧5円金貨(縮小)」にわけられます。
※今号の福ちゃんコラムで取り上げている画像は「旧5円金貨」です
この違いとしては、発行年とサイズで区別するのが最もわかりやすいでしょう。
✔ 明治3年~明治4年=旧5円金貨
✔ 明治5年~明治30年=旧5円金貨(縮小)
✔ 旧5円金貨=直径23.84mm
✔ 旧5円金貨(縮小)=直径21.82mm
発行枚数は、旧5円金貨が「27万3,536枚/年」です。旧5円金貨(縮小)はその年によってバラバラで決まっていません。
▼旧5円金貨(縮小)の発行年による発行枚数の幅
☑ 一番多い:明治6年銘の「314万8,925枚」
☑ 一番少ない:明治13年銘の「7万8,704枚」
※明治12年銘は不明なため除く
旧5円金貨の表面デザインは、中央に天皇陛下を象徴した「龍図」がデザインされており、周囲には発行年と「大日本」「五圓」の文字が描かれています。
なお、明治8年銘で前期に発行された金貨には、発行年部分である明治の「明」がハネた「ハネ明」と呼ばれる文字になっているのが特徴です。
また、明治3年銘の金貨には龍図のデザインが鮮明な「明瞭ウロコ」が存在し、通常の龍図よりも人気が高くなっています。
裏面には日章を囲むように「錦の御旗」「菊紋」「五三の桐」がデザインされています。
旧5円金貨は日本最高峰の金工師「加納夏雄」が手がけたこともあり、両面とも精巧な図案で非常に美しいデザインですね。
▼旧5円金貨(明治3年銘)の概要
・品位:金90%
・量目:8.33g(縮小も量目は同じ)
・直径:23.84mm(縮小は21.82mm)
・額面:5円
・発行年:明治3年銘
・発行国:日本
旧5円金貨の買取価格アップのコツ
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古銭買取市場において、旧5円金貨は高価買取の対象として高値での取引事例が多くある古銭です。
明治3年から明治30年に発売された中では、とくに「明治10年以降」の旧5円金貨は価値が高くなっています。
金貨で高価買取を狙う場合、良好な状態を保てるように保管しておきましょう。
金は比較的やわらかい鉱物のため、デザイン部分がすり減って価値が下がってしまうことがあります。変色や劣化などを防げるように保管しておき、良い状態で買取に出せるようにするのがポイントです。
明治12年銘の「幻の旧5円金貨」と明治3年銘の「明瞭ウロコ」
明治12年銘は「幻の旧5円金貨」と呼ばれており、貨幣カタログでは存在しているともされています。しかし、その真偽は不明です。
もし、お手元に明治12年銘の旧5円金貨をお持ちの場合や、第三者から売買を持ちかけられた場合には必ず専門家を通して慎重に扱うことをオススメします。
これら、旧5円金貨は「ニセ金貨」も出回っているため、査定には専門知識が必要です。
発行年による発行枚数の違いはもちろんのこと、明治8年銘の「ハネ明」や明治3年銘の「明瞭ウロコ」の判別など、高価買取のためには経験豊富な査定士による「正しい価値判断」をしてもらうのが重要になります。
旧5円金貨を少しでも高く売りたいとお考えなら、買取実績が豊富な福ちゃんを利用しましょう。
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まとめ
明治時代、日本が近代通貨制度を取り入れた時期に誕生した旧5円金貨は、その時代の文化的、経済的転換の象徴ともいえます。これらの古銭は、単に金銭的価値だけでなく、歴史的、美術的な価値を持つ貴重なものです。
古銭というと海外の古い金貨や記念硬貨に注目が集まりがちですが、過去に日本で流通していた貨幣も古銭買取市場で人気が高いものも数多くあります。
昔にコレクションとして古銭収集していたときの旧5円金貨が、今なら価値が上がって高く売れる場合もあるため、買取に出して現在の価値を確かめてみてくださいね。