【中国古銭】中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」の特徴や買取価格等紹介
「中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨は現在も価値がある?」
「中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨について知りたい」
という方のために、中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」の特徴や買取価格を紹介します。
どのような銀貨か知識を得たり相場を知っておいたりすることは、売買の際にも役に立つでしょう。
偽物と本物の見分け方なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」とは?
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」の基本的な情報を紹介します。
特徴や発行された際の歴史を見てみましょう。
特徴
- ✔︎ 重さ:約26.2g
- ✔︎ 直径:約38.8mm
中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨は、表面の中央に中国貴州省の省都「貴陽」にある甲秀楼が描かれている他、発行年銘や発行場所などが刻印されています。
裏面には竹林を背景に額面である「壹圓」の文字が彫られているため、バンブーダラーとも呼ばれています。
発行時の歴史
中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨が発行されたのは1949年といわれています。
当時の中国は、中国国民党の軍隊である国民革命軍と、中国共産党の軍隊である中国工農紅軍による国共内戦の真っ只中でした。
後に、中国は中華人民共和国と中華民国に分断され、現在も統一を巡って対立しています。
中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨は、そういった激動のなかで発行された貴重な銀貨です。
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中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」は価値が高い?
中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨は、現存数が少ない銀貨のひとつとされています。
実際にはどれくらいの価値で取引されているのでしょうか。
現在の買取価格や現存数が少ない理由について紹介します。
買取価格
中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨は、本物であれば高額取引が期待できる銀貨です。
状態が良好だと、数十万円から100万円を超える額で売買される可能性もあります。
70年以上前につくられたため、状態が悪い場合や真贋不明の場合などは数千円で取引されているケースも見受けられます。
現存数が少ない理由
国共内戦の最中に発行された中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」は、中国共産党率いる中国工農紅軍にとっては受け入れ難い銀貨でした。
そのため、ほとんどが土の中に埋められたり、鋳潰されたりなどされたため、現存数が極めて少ないといわれています。
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」偽物の見分け方
- ✔︎ 重さ
- ✔︎ 色味
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」は高額買取が期待できる種類であることから、偽物が多く出回っています。
重さや色味で見分けられる場合があるため、まずは重さを確認してみましょう。
偽物の多くは白銅貨でできており、本物よりも軽いことが予想されます。
また、銀貨と白銅貨では光沢や色味に違いがあり、反射率のいい銀貨は白銅貨よりも白っぽいのが特徴です。
白銅貨はステンレスのような色味で銀貨ほどの光沢は見られないため、見た目でも判断できることがあります。
判断が難しい場合は、銀貨に精通した買取業者で査定してもらいましょう。
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」は復刻版がある
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」は、2019年にアメリカPCGS社が記念銀貨として発行した復刻版があります。
デザインはまったく同じですが、純銀で直径40mm、重さ31.1gと、本物より品位が高く大きいサイズでつくられています。
歴史的価値はないため、銀の相場や需要が価格に反映された取引となるでしょう。
非常に綺麗な状態で、サイズが大きい中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」は、復刻版の可能性があります。
本物ではありませんが、純銀の価値を持っているものなので、買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」の買取は福ちゃんへ
中華民国38年貴州省造の壹圓銀貨は、中国が国共内戦中の1949年に発行されました。
現存数が少なく、歴史的価値が高いことから、状態が良ければ高額買取が期待できます。
偽物が多く存在するため、銀貨の買取実績が高い買取業者で査定してもらいましょう。
また、2019年に同じデザインで純銀の復刻版が発行されており、市場に出回っていることも知っておきましょう。
福ちゃんは、中国の銀貨に関する実績が高く、独自の販売ルートも持っています。
復刻版にも適切な価格を提案することが可能です。
中華民国38年貴州省造「壹圓銀貨」の買取は、福ちゃんにお任せください。
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