【熊猫貨幣】中国パンダ銀貨(1985年銘)シルバーパンダの特徴と市場価値を解説
今回は1985年に中国で発行された「パンダ銀貨(通称:シルバーパンダ)」の詳細や特徴について紹介します。パンダのコインといえば「パンダ金貨」が有名ですが、「パンダ銀貨」も金貨に劣らないくらい人気のある中国古銭です。
目次
【熊猫貨幣】中国パンダ銀貨(1985年銘)シルバーパンダとは
中国パンダ銀貨は中華人民共和国で発行された銀貨です。パンダ銀貨は「熊猫銀幣」「シルバーパンダ」と表記されることもあります。
パンダをモチーフにした中国古銭では「パンダ金貨」が有名です。しかし、金貨と同じように「パンダ銀貨」も発行されており、可愛らしいパンダのデザインが特徴的な銀貨でコレクターから高い人気を得ています。
なお、パンダ銀貨の多くは純銀製(Ag999)の銀貨が一般的ですが、今回のパンダ銀貨は品位90%の銀貨です。このように、デザインも発行年によって異なるなど種類も豊富なので世界中のコインコレクターからも人気があります。
※パンダ銀貨については下記でも取り上げていますので、合わせてご覧ください。
→パンダ銀貨の買取価格や価値を紹介!偽物の見分け方やその他のコインも
【熊猫貨幣】中国パンダ銀貨(1985年銘)シルバーパンダの特徴
1985年に発行された中国パンダ銀貨は硬貨の表面が鏡面仕上げとなる「プルーフ貨幣」となっており、見た目も非常に美しい銀貨です。
銀貨の表面は額面である「10元」の表記と子供パンダを背中に乗せた「親子パンダ」が描かれたデザインです。裏面は「中華人民共和国(※実際は簡体字中国語の表記)」と「1985」の表記、中央部分に中国北京の「天壇(てんだん)」がデザインされています。
天壇は中国北京市南部にある広大な公園地域で、その中心には壮麗な宗教的建造物が立っています。天壇は、「天空の神々への祭りの場」を意味し、元々は中国の皇帝たちが収穫の祈りや冬至の祭りを行うための場所でした。ユネスコの世界遺産にも登録されています。
・品位:銀90%(Silver900)
・重量:約27g
・直径:約38.6mm
・額面:10元
・発行年:1985年銘
・発行国:中華人民共和国
・状態:プルーフ貨幣
【熊猫貨幣】中国パンダ銀貨(1985年銘)シルバーパンダの買取価格アップのコツ
中国パンダ銀貨は、その純度、デザイン、希少性から世界中のコイン蒐集家や投資家に人気があります。これらの銀貨をより高く売るためには、以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。
品質を保持する
銀貨の価値はその状態に大きく依存します。細部まで傷がなく、元の輝きを保っている銀貨は、損傷が見られるものよりも高価で取引されます。
銀貨を保管する際は湿度や温度を一定に保ち、直接手で触れないようにすることが重要です。また、専用のコインケースや保護袋で保管すると良いでしょう。
今回福ちゃんコラムで取り上げた1985年銘のパンダ銀貨はプルーフ加工が施された「プルーフ貨幣」です。見た目の美しさが特徴的な銀貨のため、うっかり落として傷などを付けないように注意しましょう。
希少性や市場状況
銀や金などの貴金属価格は市場の状況により変動します。そのため、貴金属価格が高い時期に銀貨を売ると、より高い価格で取引できる可能性があります。
また、中国パンダ銀貨はそのデザインが毎年変わるため、特定の年の銀貨が希少性からより高い価格で取引されることもあるのが特徴です。
中でも、1985年銘のパンダ銀貨は比較的高い人気がありますので、お手元に同銀貨をお持ちの場合には一度査定に出してみるのもオススメです。
古銭買取業者選び
高価な銀貨を売る際は、信頼性のある買取業者を選んで査定依頼しましょう。買取業者は古銭買取の実績が多い業者や専門査定士がいる業者の方が、高値が付きやすい傾向にあります。
専門査定士は古銭の品質を正確に評価し、適切な市場価値を提供できます。弊社では古銭買取の知識豊富な査定士が多数在籍していますので、少しでも高く売りたいとお考えの際は福ちゃんを利用しましょう。
まとめ
パンダは中国の国のシンボルとして世界中に知られています。その独特の黒と白の見た目はすぐに認識できる特徴であり、愛らしい外見と仕草は人々から愛されています。
また、中国はパンダを外交政策の一部として使用してきました。これは「パンダ外交」として知られ、中国が他国にパンダを貸し出すことで友好的な関係を築くまたは強化するというものです。
このように、パンダは中国の自然、文化、そして国際的な関係の中で重要な役割を果たしています。
今ではパンダをモチーフにした「パンダ金貨」「パンダ銀貨」といえば「中国古銭」とイメージできるくらい世界中から認知されており、可愛らしいデザインに加えて貴金属コインであることから高い人気を集めています。
また、発行枚数が限られていることや発行年によってデザインが異なるなど、希少性の側面から古銭買取市場でも高値で取引されやすい傾向にあるため、状態が良ければ高価買取されやすい古銭といえるでしょう。