まだ使える?稲穂デザインの旧100円玉「稲100円銀貨」紹介!価値ある年号等
「稲穂の100円玉を持っているけど使える?」
「稲100円銀貨は売れる?」
など、稲100円銀貨について知りたい方のために、現在の価値などをまとめました。
銀の含有量などの情報から、稲100円銀貨以外の価値ある100円硬貨についても紹介しています。
目次
稲100円銀貨って何?
- ✔︎ 重さ:約4.8g
- ✔︎ 品位:銀 約60/銅 約30/亜鉛 約10(%)
- ✔︎ 直径:約22.6mm
稲100円銀貨は銀の含有量が60%で、大きさや重さは現在日本で流通している100円玉と同じです。
表面は稲穂の図と「日本国」や「百円」の文字が彫られており、裏面は分銅型を模した図に「100」の文字が重なっている他、発行年数があります。
側面には103本のギザギザが刻まれました。
国内2代目の100円硬貨で、1959年の昭和34年から1966年の昭和41年まで発行されています。
稲100円銀貨は今も価値ある?
稲100円銀貨は現在も価値があるのかどうか解説します。
買取に出した際の相場や注目されている年号、貨幣としての価値について見ていきましょう。
買取価値は?
稲100円銀貨は、1枚あたり数百円での買取となるでしょう。
額面より少し高めの値で取引されることがほとんどです。
一圓銀貨など、日本の名だたる銀貨は額面の何倍もする価値がつく可能性もありますが、稲100円銀貨は発行期間が長く、発行枚数も多いため、高い価値は期待できません。
しかし、銀が含まれているので銀の価値が評価され、額面以上の価値は期待できるでしょう。
一圓銀貨について詳しくはこちら↓
一圓銀貨の価値や種類は?本物と偽物の見分け方や特年の紹介
注目度が高い年号
- ✔︎ 昭和35年〜39年
昭和35年から39年までの年銘になっている稲100円銀貨は、発行枚数が少ないと言われているため、他の年号よりも査定額が高くなる傾向にあります。
状態など条件が揃えば、数千円やそれ以上で取引される可能性もあるでしょう。
特に昭和39年銘は発行枚数が著しく少なかったため、高額査定が期待できます。
今も貨幣としての価値を保有
現在、稲100円銀貨は発行されていませんが、100円としての価値は失っていません。
今も流通している貨幣と同じように現金として使用が可能です。
銀行に持っていけば現行の100円玉と交換してもらえるでしょう。
参考:昔のお金は使えますか : 財務省稲100円銀貨以外の100円銀貨
- ✔︎ 鳳凰100円銀貨
- ✔︎ 東京オリンピック記念100円銀貨幣
日本で製造された100円銀貨は稲100円銀貨を含め、全部で3種類です。
あとの2種類である日本の貨幣史上初の100円硬貨「鳳凰100円銀貨」、東京オリンピック開催記念に発行された「東京オリンピック記念100円銀貨幣」について紹介します。
どちらも、大きさや品位などは稲100円銀貨と同じで、デザインのみが変更となっています。
鳳凰100円銀貨
鳳凰100円銀貨は、国内で初めて発行された100円硬貨で、戦後初の銀貨でもあります。
1975年の昭和32年に発行され、翌年が最後の発行年銘となっています。
表面は鳳凰、裏面は旭日と桜などが刻印されており、デザイン性が高いことでも注目されている銀貨です。
発行期間は短いですが、大量に流通したことから古銭としての価値はあまり評価されず、稲100円銀貨と買取価値はあまり変わらないと言われています。
東京オリンピック記念100円銀貨幣
東京オリンピック記念100円銀貨幣は、1964年10月10日に東京オリンピックが開催されたことを記念して鋳造された銀貨です。
表面はオリンピックを象徴する聖火を背景に五輪マークが彫られています。
裏面は額面の「100」や年号の他、「TOKYO1964」と国際化を意識した文字が見られます。
稲100円銀貨の取り扱い注意点
- ✔︎ 鋳潰すのは犯罪!
- ✔︎ 自動販売機などの機械は使えないかも
- ✔︎ 使用するより買取!
稲100円銀貨は、昔のお金ながら現在も貨幣として使用でき、銀としての価値も保有している硬貨です。
そのため、取り扱いには上記の3つに注意しましょう。
鋳潰すのは犯罪!
「鋳潰す」とは、金属を溶かして地金に戻す行為です。
貨幣として金や銀が盛んに使用されていた江戸時代や明治時代などは、銀の相場が上がると銀貨を鋳潰して利益を得ようとすることが横行していました。
しかし、現在は貨幣を故意に損傷したり鋳潰したりすると法律によって罰せられることがあります。
稲100円銀貨は古銭に分類されますが、貨幣としての役割を未だ持っている銀貨です。
銀が含有されているからといって鋳潰すなどは法律違反になります。
参考:硬貨に穴を開けても良いですか : 財務省自動販売機などの機械は使えないかも
現在も貨幣として使用できる稲100円銀貨ですが、自動販売機や自動精算機といった機械には対応していない可能性があります。
そういった機械は、現在流通している一般的な貨幣を対象としているため、すでに発行されていない稲100円銀貨は使用できないでしょう。
現金として使用する場合は、銀行で現在の100円に両替してもらうと安心です。
使用するより買取!
稲100円銀貨は、古銭としての価値は評価されませんが、銀の価値が評価されます。
額面以上の査定額が期待できるため、お金として使うよりも買取に出す方がお得です。
買取業者に持っていくこともぜひ検討してください。
買取に出す際は、銀貨を含む古銭買取の実績がある業者を選びましょう。
福ちゃんの稲100円銀貨買取実績はこちら↓
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稲100円銀貨は、表面に稲穂の図が刻印された100円硬貨です。
大量に流通したため、古銭としての希少価値はあまりありませんが、銀としては価値があります。
現在も使うことができ、銀行に持っていくと現行の100円と交換してもらえるでしょう。
しかし、買取に出すと額面以上の価値がつく可能性が高いため、買取に出す方が利益を得られるかもしれません。
銀貨などの古銭に関して買取実績が高い業者に持っていくと良いでしょう。
福ちゃんは、稲100円銀貨はもちろんのこと、古銭に関する数多くの取引を成立させてきた実績があります。
稲100円銀貨の買取は福ちゃんにお任せください。
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