【中国十二支金貨】寅金貨150元1986年の特徴や市場価値を解説
今回は1986年に中華人民共和国で発行された「中国十二支金貨」より「寅金貨150元」の特徴や詳細について紹介します。中国金貨はコレクターの中でも人気が高く、古銭買取でも高価買取されやすい金貨となっています。
目次
【中国十二支金貨】寅金貨150元1986年とは
1986年に中華人民共和国の「中国造幣公司」で鋳造された「中国十二支金貨」は、その年の干支にちなんで「寅」金貨となっています。
この中国十二支金貨(中国の十二支の金貨)は、中国の伝統的な十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)を題材にした金貨シリーズです。
十二支は、古代中国の干支(干支は十干と十二支の組み合わせからなる60の組み合わせで構成)のうちの動物の部分で、暦法や方位、時間などに使用されています。
十二支金貨は、中国の伝統文化と金貨収集の人気を組み合わせた商品で、中国では1981年から毎年発行が始まりました。それ以来、毎年一つの支を題材にして新しい金貨が発行されています。
これらの金貨は、中国の伝統文化と美術を象徴するものであり、中国や海外の金貨収集家にとって非常に価値があるとされています。また、金貨の価値は金価格に加えて、希少性やデザインによる価値もありますので、収集家にとって魅力的な金貨シリーズです。
【中国十二支金貨】寅金貨150元1986年の特徴
中国十二支金貨は干支デザインが採用されていますが、金貨の形も丸形だったり長方形・扇形など様々です。
1986年の十二支金貨では、表面に「中华人民共和国」の文字と「故宮」が描かれ、発行年である「1986」の文字も見られます。裏面は額面の「150元」の文字と力強い「寅」が描かれたデザインです。
・品位:金91.7%(K22)
・重量:約8g
・直径:約22mm
・額面:150元
・発行年:1986年銘
・発行枚数:約5000枚
・発行国:中華人民共和国
【中国十二支金貨】寅金貨150元1986年の買取価格アップのコツ
ここからは、中国十二支金貨を高く買い売るためのポイントをいくつかご紹介します。
鑑定書・証明書などの付属品は揃えておく
金貨の鑑定書や証明書がある場合、その価値が確認できるため買取価格が上がることがあります。付属品がある場合は、査定時には一緒に提示しましょう。
また、専用ケースがある場合も同様です。専用ケースとセットになっている金貨を望むコレクターも多いため、可能な限り付属品は捨てずにとっておき買取依頼時にまとめて出すと良いでしょう。
金貨の状態を良好に保っておく
中国十二支金貨の状態が良ければ良いほど、買取価格が高くなる傾向にあります。保管時には湿気や汚れから守るために適切なケースに入れるなどの対策をしましょう。
なお、金貨の汚れを取り除きたい場合でも、無理な清掃は避けましょう。磨きすぎるとキズが付いてしまうことがあります。専門家に相談したり、適切な方法で清掃することが大切です。
地金価値が高騰しているタイミング
金貨の価格は、国際市場の金相場や中国十二支の人気によって変動します。高い価格で売れるタイミングを見極めることも重要です。
経済状況や政治情勢が不安定な時期には、金などの貴金属が安全資産としての価値が高まることがあります。そのようなタイミングで金貨を売ることで、高い価格がつく可能性があります。
また、福ちゃんでは定期的にキャンペーンやイベントを開催しています。このような期間に金貨を売ることで、通常よりも高い価格で売れる可能性があります。公式サイトや福ちゃんコラムをチェックしてキャンペーン情報を把握しましょう。
古銭買取に強い福ちゃんに売る
古銭買取業者はたくさんありますので、複数の業者の買取価格を比較するのも一つの手です。ネットでの口コミや評判も参考にして、信頼できる業者を選びましょう。
なお、福ちゃんでは古銭買取に力を入れているため、日本の金貨はもちろんのこと外国の古い金貨でも知識豊富な査定士が在籍しており、価値に見合う金額での買取が可能です。
まとめ
今回の中国十二支の金貨は「寅」がモチーフとなった古銭でした。
「寅」は、中国の十二支のうち、3番目の支を示しています。十二支は古代中国の暦法や時間の単位として使用されており、寅は一日の時間帯や一年の期間を表すことがあります。
寅は、木の五行(五行説は中国の古代哲学で、木、火、土、金、水の5つの要素が万物を構成しているとする考え方)と関連しており、成長と変化を象徴しています。
また、寅は虎(とら)と関連付けられていて、虎は強い力と勇気を持つ動物とされています。中国の伝統的な文化や風習において「寅」は重要な意味を持っており、寅年には特別な行事や祝いが行われることがあります。
当然ながら、金貨の場合は素材の「金」に主な価値があるものですが、古銭買取市場では地金価値だけでなくデザイン性や希少性、需給バランスも重要になってきます。また、十二支の金貨でも特定の絵柄に人気が集中することも珍しくありません。
十二支を扱った金貨は中国以外にオーストラリアでもルナーシリーズとして発行されており、どちらも世界的に人気があります。ただし、それぞれの金貨は異なる特徴を持っています。
→オーストラリアで発行されている十二支金貨はこちら
中国の十二支金貨は、中国の伝統文化を象徴するものとして評価されています。一方、オーストラリアのルナーシリーズは、美しいデザインと品質で高い評価を受けています。
どちらの金貨が世界的に人気があるかは、コインコレクターの好みや価値観によって異なりますが、どちらも重要で魅力的な金貨シリーズであることは間違いないでしょう。
このようなことから、中国十二支金貨「寅金貨」は地金価値に加えて枚数限定の希少性、デザイン性などを考えると金貨の状態が良ければ高価買取の可能性が非常に高い金貨といえます。