天保一分銀の買取価格を解説!現在の価値や安政一分銀などその他一分銀も紹介

「天保一分銀って価値あるの?」
「天保一分銀を買い取って欲しい」


とお考えの方に向けて、天保一分銀について解説します。
特徴や買取相場、その他一分銀の種類や見分け方も紹介。ぜひご覧ください。

天保一分銀とは?

天保一分銀とは?

天保一分銀は江戸時代に鋳造された銀貨で、当時1/4両に相当していました。

天保一分銀の歴史や刻印などについて見ていきましょう。

天保一分銀の歴史について

天保一分銀は、天保8年から製造された銀貨です。

当時は重さで価値をはかる秤量貨幣が主流でしたが、記載された額面をその貨幣の価値とする計数貨幣として発行されました。

天保時代から明治にかけて、天保一分銀を含め3種類の一分銀が作られています。

天保一分銀はそのなかで一番古いため、「古一分銀」という異名も持っています。

金貨よりも大量に作られ、鎖国が終わる安政の頃には国内の標準貨幣となるまでに国民に浸透していました。

天保一分銀の刻印や銀の含有率

  • ✔︎ 重さ:約8.6g
  • ✔︎ 素材:金 約0.2/銀 約98.9/その他 約0.9(%)
  • ✔︎ 寸法:約24×約16.5×約0.3(mm)

天保一分銀は銀の含有率が高い銀貨です。

表面の中央には「一分銀」、裏面には「定 銀座 常是」と彫られています。

額縁模様として20個の小桜が両面に刻印されており、側面にも小桜の刻印が3つあります。

額縁模様の桜は、1個だけ逆さに彫られているもの「逆桜」があり、逆桜が下の方にある点も天保一分銀の特徴です。

「庄」の極印がある庄内一分銀

天保一分銀のなかには、表面に「庄」と彫られた種類があり、「庄内一分銀」と呼ばれています。

流通していた天保一分銀に、独自に「庄」と刻印したのは庄内藩です。

庄内一分銀は慶応4年に当たる1868年の5〜6月という限られた期間のみ作られたので、希少価値があります。

銀の含有量が天保一分銀よりも少ない安政一分銀が流通し始めた頃、粗悪な安政一分銀と見分けるために「庄」が刻印されました。

庄内一分銀について詳しくはこちら↓
庄内一分銀の現在の価値は?買取相場や種類・一朱銀との違いなど

天保一分銀の買取相場や価値

天保一分銀はいくら?買取相場や価値

天保一分銀は大量に出回っていたことから、あまり買取相場は高くありません。

状態などによりますが、美品であっても数千円で取引されることが多い古銭です。

庄内一分銀や表と裏で逆に刻印されている逆打ちなどのエラー銭だと、数万円まで査定額がアップする可能性もあります。

古銭に強い買取業者に持っていき、価値を見極めてもらいましょう。

⚠︎CAUTION!
紹介している買取相場はあくまでも 目安 です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は古銭買取業者にご確認ください。

天保一分銀以外の一分銀の種類や見分け方

天保一分銀以外の一分銀の種類や見分け方

一分銀は、天保一分銀、安政一分銀、貨幣司一分銀(明治一分銀)の3種類が順番に発行されました。

天保一分銀以外の2種類を紹介し、それぞれの見分け方を解説します。

安政一分銀

銀約87.3%

安政一分銀は安政6年に鋳造が開始された一分銀です。

鎖国が終わって外交が開始され、小判を手に入れたい外国人大使から洋銀から一分銀への両替要求が多くなったと言われています。

銀の含有量が約90%の洋銀に対し、天保一分銀はほとんど純銀と言えるほど銀の含有率が高かったため、洋銀との交換では割に合いませんでした。

そこで作られたのが、安政一分銀です。

そのため、天保一分銀よりも銀の含有量が少なく、銀貨としての質は悪くなっています。

天保一分銀と違い、逆桜が上部にあるのが特徴です。

貨幣司一分銀(明治一分銀)

銀約80%

慶応4年から明治にかけて鋳造された一分銀が貨幣司一分銀で、鋳造期間が明治時代に至ったことで「明治一分銀」とも呼ばれています。

安政一分銀と比較すると銀の比率は少なく、亜鉛が使われることもあったため「亜鉛差一分銀」と呼ばれることもあります。

しかし、発行量が少なかったので古銭としての希少価値が高く、天保一分銀や安政一分銀よりも高値で取引されることも少なくありません。

なお、逆桜は中央部にあると言われています。

明治一分銀について詳しくはこちら↓
明治一分銀の買取相場。当時の価値やその他一分銀の紹介・見分け方

天保一分銀の偽物を見分ける方法

天保一分銀の偽物を見分ける方法

  • ✔︎ 重さ
  • ✔︎ 色味
  • ✔︎ デザイン

天保一分銀は偽物やレプリカも多く出回っています。

本物かどうか見分けるためには専門家に査定してもらうのが一番ですが、見極めのポイントは上記が一般的です。

重さ

古金銀は金や銀の含有量で重さが変わるので、重さが違いすぎるのは偽物と判断できます。

少しでも基準からはみ出していれば全部偽物というわけではありませんが、本物は8.5〜8.7gが基準とされており、あまりにも重いものや軽いものは注意が必要です。

色味

天保一分銀は銀の含有率が99%と高いので、鮮明な銀色をしています。変色していたとしても、銀特有の黒ずみ方をします。

妙に白かったり、真っ黒だったりするものは、銀以外の素材が多い可能性が高いので偽物かもしれません。

比較物がなければ色味で判断するのは難しいですが、一つの情報として知っておくと良いでしょう。

デザイン

天保一分銀は表面の「一分銀」の文字周りに縦線の凹凸が入っており、側面にも小桜の刻印が3つあります。

また、側面はやすりがけされておらず、滑らかです。

刻印されている文字は本物と同じでも、表面の文字周りが縦線模様ではない、側面の小桜がないなど、細かい部分のデザインが本物と違う場合は偽物でしょう。

見極めるには本物に関して知識が必要なので、古銭買取業者に見てもらうのが一番です。

天保一分銀の買取は福ちゃんへ

天保一分銀の買取は福ちゃんへ

天保一分銀は江戸時代に流通した銀貨で、大量に発行されました。開港の頃には日本の標準貨幣となるほど浸透していたと言われています。

一分銀は、天保一分銀・安政一分銀・貨幣司一分銀と明治にかけて3種類鋳造され、似たようなデザインですが、額縁の逆桜が彫られた位置で見分けることも可能です。

また、重さなどが本物か偽物かの判断材料になりますが、真偽はプロの専門家に見てもらうのが一番良いでしょう。

福ちゃんは古銭に精通した査定士が隈なく調べます。

歴史的価値、古銭としての価値などを総合的に評価し、買取価格に反映できるのが福ちゃんです。

天保一分銀の買取は福ちゃんにご依頼ください。

古金銀について詳しくはこちら↓
古金銀とは?意味や種類別の価値を紹介!買い取ってもらう方法も

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