慶長一分判金(慶長一分金)の価値。重さなどの特徴や買取価格、その他一分金の紹介

「慶長一分判金の今の価値は?」
「慶長一分判金はどこで買取してもらえる?」

など、慶長一分判金について知りたい方に向けて、慶長一分判金の情報をまとめました。

他の種類の一分金も紹介しています。

慶長一分判金(慶長一分金)とは?特徴や発行の経緯

慶長一分判金とは?特徴や発行の経緯

慶長一分判金は江戸時代初期の慶長に製造された金貨です。

どのようなデザインで、どのような役割があったのでしょうか。

基本的な情報や発行経緯を紹介します。

慶長一分判金(慶長一分金)の基本情報

慶長一分判金
  • ✔︎ 重量:約4.5g
  • ✔︎ 素材:金 86/銀 14(%)
  • ✔︎ 寸法:約20×約15×約3(mm)

慶長一分判金は額面1/4両の金貨です。

表面は上下を桐紋に挟まれて「一分」と彫られています。

上部の桐紋は扇枠で、裏面は鋳造を任されていた後藤庄三郎光次の署名である「光次」の文字や花押があるのが特徴です。

金の含有率が高い古金銀なので、高い価値を持つとして注目されています。

慶長一分判金(慶長一分金)の発行経緯

慶長一分判金は、徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利した際、幕府開設を視野に入れて製造されました。

慶長大判や慶長小判と共に鋳造され、一分判金として最初に作られた通貨です。

全国通用を前提とし、貨幣制度の整備が発行の目的だったと言われています。

元禄10年に通用停止とされるまで、江戸時代の基軸通貨として90年以上に渡って流通しました。

慶長一分判金(慶長一分金)の買取相場

慶長一分判金の買取相場

慶長一分判金は長く通用した金貨なので、傷が入っていたり摩耗していたりするものがほとんどです。

しかし、金の含有率が高いことも評価され、並品でも数万円で取引されることが多いでしょう。

状態が良いものであれば数十万円になる可能性もあります。

表面と裏面で逆さまに彫られているなどエラーがあると希少価値が高くなり、買取価格が跳ね上がることも期待できます。

⚠︎CAUTION!
上記の買取相場はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態などによって変化するため、詳細は古銭買取業者にご確認ください。

慶長一分判金(慶長一分金)以外の一分金の種類

慶長一分判金以外の一分金の種類

一分判金は慶長一分判金以外にも、さまざまな種類があります。

そのなかから主要なものをいくつか紹介します。

宝永一分判金(宝永一分金)

金83.4/銀16.6(%)

宝永7年から正徳の時代にかけて発行された一分判金です。

裏面には時代印として「乾」と彫られているため、「乾字一分判」と呼ばれることもあります。

「乾」の文字はさまざまな書体で描かれ、サイズも大小さまざまあり、査定額にも影響する特徴です。

宝永一分判金について詳しくはこちら↓
宝永一分判金(宝永一分金)の買取について。価値や相場を紹介

元文一分判金(元文一分金)

金65.3/銀34.7(%)

元文元年から文政になるまで鋳造された一分判金です。

裏面には時代を表す「文」の文字が刻印されており、「真文一分判」「文字一分判」と呼ばれることもあります。

財政難を立て直すために改鋳利益獲得を目的として製造されたため、金の含有率が下げられ、品位も落ちています。

元文一分判金について詳しくはこちら↓
元文一分判金(元文一分金)は買取可能?当時の価値や現在の価格相場を紹介

文政一分判金(文政一分金)

金56.3/銀44.0(%)

文政2年から鋳造され始めた一分判金で、元文一分判金の劣化に伴って新しく作られたものです。

裏面に時代印の「文」が彫られましたが、元文一分判金と区別するため、文政一分判金は草書体の「文」が採用されています。

そのため、「新文字一分判」「草文一分判」と呼ぶ場合もあります。

文政一分判金について詳しくはこちら↓
文政一分判金(文政一分金)の買取相場。その他一分金の種類や文政時代の金貨等紹介

天保一分判金(天保一分金)

金56.8/銀43.2(%)

天保8年から約10年間流通した一分判金で、裏面に「保」の時代印があります。

天保一分判金が製造される頃になると、鋳造技術が向上したため、天保一分判金以前の一分判金より出来栄えが美しいのも特徴です。

天保一分判金について詳しくはこちら↓↓
天保一分判金(天保一分金)の買取相場。重さや天保一分銀との違いなど

慶長一分判金(慶長一分金)やその他一分金の見分け方

慶長一分判金やその他一分金の見分け方

一分判金は、表面に「一分」の文字と上下に桐紋があるのが特徴なので、一分判金かどうかは見極めやすくなっています。

裏面には天保の「保」や元禄の「元」というように、時代印が刻印されている種類が多いため、一分判金のなかのどの種類かもわかりやすいでしょう。

しかし、中には時代印が刻印されていないものもあります。

慶長一分判金もその一種で、種類は判断しにくいかもしれません。

種類や価値の見極めは、知識と経験が豊富な買取業者に見てもらうのが一番です。

慶長一分判金(慶長一分金)の買取は福ちゃんへ

慶長一分判金(慶長一分金)の買取は福ちゃんへ

慶長一分判金は慶長時代に鋳造された一分判金で、江戸時代の金貨のなかでは金の含有量が比較的多いのが特徴です。

買取価格は数万円が相場ですが、美品となると数十万円がつくこともあります。

慶長一分判金は裏面に時代印が刻印されていないタイプの一分判金なので、種類の見極めなどはプロの目が必要です。

買い取ってもらう場合は、古金銀に対して精通している買取業者を選択しなければいけません。

古金銀など古銭の買取実績が豊富な福ちゃんには、専門知識が豊富な査定士が在籍し、査定にあたっています。

お品物の状態など、さまざまな材料を見定めて買取価格を決めるため、お客様にとって損のない査定額をご提示させていただくことが可能です。

慶長一分判金の買取は、福ちゃんへどうぞ。

古金銀について詳しくはこちら↓
古金銀とは?意味や種類別の価値を紹介!買い取ってもらう方法も

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