天保一分判金(天保一分金)の買取相場。現在の価格や重さ、天保一分銀との違いも

「天保一分判金の価値はどのくらい?」
「天保一分判金の買取相場が知りたい」

など、天保一分判金について知りたい方のために、特徴や現在の価値などをまとめました。天保一分銀との違いやその他の一分判金なども紹介しています。

天保一分判金(天保一分金)とは?

天保一分判金(天保一分金)とは?

天保一分判金(天保一分金)とは、天保8年から約10年に渡って通用した古金銀です。

特徴や重さなど、天保一分判金の基本的な情報を見ていきましょう。

天保一分判金の特徴

天保一分判金を含め、一分判金には表面の中央に横書きで「分一」と彫られており、その上下に桐紋があります。

上部の桐紋は扇枠で囲まれているのが特徴です。

裏面は年代印の「保」と光次の署名と花押が刻印されています。

光次とは、金貨の製造を請け負っていた貨幣製造機関である金座の責任者、後藤庄三郎光次のことです。

また、天保一分判金を鋳造するようになる頃には製造技術が発達し、それ以前のものより仕上がりが美しいと言われています。

天保一分判金の重さや素材

  • ✔︎ 重量:約2.8g
  • ✔︎ 素材:金 約56.8/銀 約43.2(%)
  • ✔︎ 寸法:約16×10×1.6(mm)

天保一分判金は、金を約56.8%含んでいる金貨です。

当時の鋳造技術では全部の天保一分判金を統一して製造することができなかったため、同じ天保一分判金でも重量や寸法に誤差が生じていることがあります。

しかし、極端に違う場合は偽物だったり他の種類の一分判金だったりする可能性が高いので、見極めの参考になるでしょう。

天保一分判金(天保一分金)の買取相場や価値

天保一分判金(天保一分金)の買取相場や価値

当時、一分判金は1/4両小判として流通していました。

現在は、古銭としての価値や金の含有量、保存状態などで価値が異なりますが、数万円で取引されるケースが多く見られます。

未使用品や美品であれば相場よりも高い値がつくでしょう。

また、表面と裏面が逆向きに刻印されている場合など、希少性が高くなるポイントがあれば高額買取が期待できます。

⚠︎CAUTION!
紹介している買取相場はあくまでも 目安 です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は古銭買取業者にご確認ください。

天保一分判金(天保一分金)と天保一分銀

天保一分判金(天保一分金)と天保一分銀

天保一分判金が鋳造開始されてからしばらくして、天保一分銀が発行されています。

天保一分判金が金の含有量で貨幣価値が付けられていたのに対し、天保一分銀は刻印された額面が価値となる「表記貨幣」でした。

天保一分判金と同価値の1/4両とされていましたが、銀の含有量は1/4両に満たなかったと言われています。

表面には額面を表す「一分銀」とあり、裏面には「定 銀座 常是」と刻印されているのが特徴です。

天保一分銀について詳しくはこちら↓
天保一分銀の価値や買取価格を解説!安政一分銀などその他一分銀も紹介

天保一分判金(天保一分金)の買取業者選択方法

天保一分判金(天保一分金)の買取業者選択方法

  • ✔︎ 古金銀の買取実績が高いか
  • ✔︎ 専門知識・経験豊富な査定士が在籍しているか
  • ✔︎ 口コミが良いか

天保一分判金を少しでも高く買い取ってもらいたい場合、買取業者の選び方に気を付けなければなりません。

まずは、公式サイト等を見て古金銀の買取実績が高いかどうかを確認しましょう。

実績がない買取業者は、正確な査定が行われない可能性があります。

また、金としての価値や歴史的価値などさまざまな部分から総合的に査定額が決定するため、それを判断できるプロの査定士が在籍しているかどうかも重要です。

口コミ等もチェックし、接客スキルなどを確認すると買取時のことがイメージしやすいでしょう。

天保一分判金以外の主要な一分判金

天保一分判金以外の主要な一分金

一分判金は、天保一分判金以外にも時代によってさまざまなものが鋳造されました。

その中から主要なものをいくつか紹介します。

元禄一分判金(元禄一分金)

元禄一分判金は、町人文化が華やいだ元禄8年から鋳造開始された一分判金です。

表面には「元」の字が刻印されているのが特徴ですが、しっかり判別できるほどの美品は少ないと言われています。

希少価値が高いため、古銭としての価値が高く、高額買取が期待できるでしょう。

元禄一分判金について詳しくはこちら↓
元禄一分判金(元禄一分金)の買取|歴史や現在の価値・価格について

元文一分判金(元文一分金)

元文一分判金は、元文元年から文政元年にかけて鋳造されました。

裏面は、光次の署名と花押の他、時代印の「文」が刻印されているため、「真文一分判」「文字一分判」と呼ばれることもあります。

当時の幕府は財政難だったため、当時の大名だった大岡忠相が改鋳利益を得る目的で金の含有率を下げて作らせたと言われています。

元文一分判金について詳しくはこちら↓
元文一分判金(元文一分金)は買取可能?当時の価値や現在の価格相場を紹介

安政一分判金(安政一分金)

安政一分判金は、天保一分判金に次ぐ一分金で、安政6年に鋳造されました。

当時は黒船襲来や安政の大獄など、外交も国内も慌ただしい時代で、わずか6年しか通用しなかったと言われています。

裏面は安政時代を表す「正」と光次の署名、花押が刻印されています。

天保一分判金(天保一分金)の買取は福ちゃんへ

天保一分判金(天保一分金)の買取は福ちゃんへ

天保一分判金は古銭に精通し、そのなかでも古金銀や現在の金の価値などについて詳しくなければ適切な査定が不可能です。

少しでも高く買取してもらうには、古銭や古金銀などの買取実績が高い買取業者に依頼するのが良いでしょう。

福ちゃんには、古銭や古金銀の知識が豊富で数々の取引をまとめてきた査定士が在籍しています。

天保一分判金の価値を買取価格にしっかりと反映させ、損がない取引をしたい場合は、ぜひ福ちゃんにご依頼ください。

古金銀について詳しくはこちら↓
古金銀とは?意味や種類別の価値を紹介!買い取ってもらう方法も

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