古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨の特徴や価値(買取)を解説
今回は紀元前の古代ギリシアの金貨「古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨」の特徴や価値について紹介します。古銭買取の分野でも高値で取引されやすい外国コインの一つです。
目次
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨とは
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨は紀元前4世紀に古代ギリシアのマケドニア王国で発行された金貨です。
フィリッポス2世は紀元前359年から紀元前336年までアルゲアス朝マケドニア王国の君主として在位した国王です。マケドニアはギリシアの北方にあった国で、ギリシアの弱小国でもありました。
そんなマケドニアにフィリッポス2世は改革を施し、バルカン半島の金鉱を手に入れ金貨を発行し財政を豊かにした上でギリシア本土を侵攻して圧倒的勝利をおさめた君主でもあります。
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨の特徴
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨は、世界的に見ても良い状態で現存している枚数が非常に少なく希少価値のある金貨です。
表面はアポロン神(アポロ、アポローン)が月桂冠を被った横顔のデザインで、裏面は二頭の馬戦車であるビガに乗っている姿が描かれたデザインです。
アポロンはギリシア神話に登場する12神の一柱で、ゼウス神の息子です。ゼウス神の正妻であるヘーラーではなくレートーとの間にできた息子で、月の女神アルテミスとは双子の関係にあたります。
このデザインには、マケドニアがアポロン神による庇護を受けている国だと権威を示す意味もあったとされています。
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨の買取価格アップのコツ
ここからは、古銭買取に出す際に古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨を少しでも高く売るためのコツやポイントについて紹介します。
古銭買取の高価買取は購入時の付属品と一緒に査定に出そう
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨は発行されてから長い月日が経過している金貨です。
このような金貨は手に入れた際にグレードが記載された証明書や本物であると証明された鑑定書などが付属している場合がほとんどのため、それらの鑑定書などをお持ちの場合には査定時にそのまま出すようにしましょう。
スラブケースから出さない
たまたま自宅の倉庫を整理していたら未鑑定品の金貨単品の状態で古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨が出てきたなんてこともあるでしょうが、多くの場合で古い金貨は鑑定された状態でスラブケースや保管ケースに入っています。
このスラブケースは、コインの劣化や損傷を防ぐ目的もあります。
買取に出す際にはこのスラブケースに入った状態で持っていくのがベストです。当然ながら、金貨単体に価値があるものですが、劣化を防ぐためにも必要がない限りはケースに入れたままにしておきましょう。
古銭買取の高値は保存状態がポイント
何百年も前の海外コインや古銭では、傷一つ無い新品同様の状態で残っていることはほとんどありません。古代の金貨は流通貨幣として利用されていたため、変形や傷が入っているものが多いです。
それでも、刻印やデザインもきれいに刻まれた状態で現存している金貨のほうが高値が付きやすく、良い状態で残っているかどうかは高価買取で大切なポイントになります。
今もしお手元にフィリッポス2世スターテル金貨がある場合は、今の状態より悪くならないように保管して、少しでも良い状態で買取に出すと良いでしょう。
古代の価値ある金貨は買取実績の多い専門業者を利用しよう
発行されてから月日が経過している古代のコインの売却する際は、古銭買取の実績の多い買取業者を選ぶようにしましょう。金の地金価格だけの買取業者では、その金貨の希少性やデザイン性を加味してくれることはありません。
福ちゃんでは古銭買取に強い専門知識も豊富な査定士が多く在籍しているため、古い外国の金貨でもしっかりと価値を見極めた上で査定することが可能です。
少しでも高く売るために、これまでの買取実績や古銭に強い査定士がいるかどうかもチェックするようにしましょう。
まとめ
古代マケドニア国王フィリッポス2世スターテル金貨は、市場でも良い状態で流通している枚数が少ない貴重な金貨の一つです。地金としての価値もありますが、それ以上に希少性の側面からも高価買取が期待できる逸品です。
また、このような海外の古い金貨は目に見えることのない歴史やロマンのある商品としても人気があります。
状態によっては想像以上の買取金額が付くこともありますので、フィリッポス2世スターテル金貨をお持ちの場合には、一度査定してもらうのもおすすめです。