ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣3種セットの種類や特徴、価値を徹底解説

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣は1989年に発行された記念硬貨です。プルーフ加工が施されたプルーフ貨幣となっていて、500周年セットはソブリン金貨の中でもコレクターからの人気も高く、高額買取価格に期待できる逸品です。今回は同金貨の種類や特徴などを紹介します。

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣とは

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣は最初のソブリン金貨から500年を記念して発行された金貨で、ソブリン金貨の中でも人気のあるプルーフ貨幣の一つです。

ジョージ3世ハーフソブリン金貨（1818年銘）もイギリスが金本位制を採用した後のソブリン金貨では初期のものになりますが、それらは新ソブリン金貨の部類に入ります。

最初のソブリン金貨はテューダー朝の初代国王であるヘンリー7世の治世下で1489年に鋳造されました。そこから500年の時を経てプルーフ硬貨として発行されたものが今回のソブリン500周年金貨となります。

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣セットの特徴や種類

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣のデザインは、1489年に発行された最初のゴールドソブリンと同様のデザインが選ばれています。

表面には「ELIZABETH.II.DEI.GRA.REG.FID.DEF」の文字、そしてエドワード王の椅子に座る女王の姿があります。裏面には「ANNIVERSARY OF THE GOLD SOVEREIGN 1489-1989」の文字、そして王家の紋章の盾と二重のバラ（テューダーローズ）が重ねられているのが特徴です。

なお、当記事で掲載しているのは「ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣3種セット」ですが、このソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣には単品で発行されたものを含み、全部で4種類の金貨があります。

・5ポンドソブリン金貨（Gold 5 Pound Coin Quintuple sovereign）
・ダブルソブリン金貨（Gold Double Sovereign 2 Pound Coin）
・フルソブリン金貨（Gold Sovereign）
・ハーフソブリン金貨（Gold Half Sovereign）

上記から5ポンドソブリン金貨を除いたものが3種セットとなっており、5ポンドソブリン金貨を含んだ全4種がセットになったものも存在します。

それぞれが「K22」の金貨のプルーフ仕上げで、非常に見た目も美しい逸品です。

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣セットの買取価格をアップさせるコツやポイント

ここからは、ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣の買取価格をアップさせるためのコツやポイントについて紹介します。

購入時の付属品があれば一緒に査定へ出す

ソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣を購入したときのオリジナルケースや保証書は一緒に査定に出すようにしましょう。購入時の付属品があれば、プラス査定の買取額アップにつながりやすくなります。

プルーフ貨幣は良い状態を保っておこう

プルーフ貨幣は見た目の良さが特徴的な記念硬貨です。大きな傷があれば査定額にも響いてしまいます。特に気をつけたいのは、無理に金貨をお手入れしようとして落としてしまったり、強く磨いてしまうことで細かな傷が入ってしまうことです。

買取実績のある業者に買取依頼しよう

ソブリン金貨は外国コインの中でも種類が豊富です。発行された時代やデザインによっても買取価格にばらつきがあり、きちんと評価してもらうためにも専門的な知識が豊富な査定士が在籍する買取業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

ソブリン金貨には非常に長い歴史があります。そのため、世界中にソブリン金貨のコレクターが存在し、希少性の高いものには価値が付いて高額で取引されることも多いです。発行年によっては残存数が極めて少ないものもあり、そのようなソブリン金貨はプレミアがつくこともあります。

こちらのソブリン金貨500周年記念プルーフ貨幣は当時のデザインが採用されている上に、ソブリン金貨の節目となるタイミングでの記念硬貨ですので人気のあるプルーフ貨幣セットとなり、高価買取の可能性が高いといえるでしょう。